髪が傷んでいると感じることってありませんか?実は、その原因は髪の乾かし方にあることが多いんです。
お風呂上りに髪を乾かす際、正しいヘアドライヤーの使い方を知っていますか? 間違った方法でドライヤーを使うと、髪の毛が傷むことがあるんです。今回は、美しい髪を保つための正しいヘアドライの方法をご紹介します。
・タオルドライのやり方
・ドライヤーの使い方
・洗い流さないトリートメント
タオルドライのやり方
髪を洗った後、タオルで髪の水分を取る際に
- 髪の根元から首筋に向かって、手のひらで軽く押さえて水分をしぼります。力を入れすぎずにやさしく行いましょう。
- 髪が長い場合、髪の中間から毛先まで手のひらで挟んで水分をしぼります。これにより、水分が均等に取り除かれます。
- 清潔なタオルで頭全体を包み込み、水分を吸収します。
- 頭皮と髪の根元を手で押さえつつ、タオルで水分を吸収します。
- 髪の中間から毛先は、タオルで挟んで水分を吸収します。水滴が落ちなくなったら完了です。
タオルで髪を包み込み、髪全体の水分を取り除きます。次に髪の内側から根元を持ち上げるようにして、指を上下に細かく動かし、根元と地肌の水分をしっかり取り除きましょう。
ドライヤーの使い方
ヘアスタイルをキープするために、ドライヤーの使い方と髪の乾かし方をマスターしましょう。
美容師がドライヤーをかけるとき、小刻みに振っているのを見たことがありますか?これには大きな理由があります。
髪の毛はタンパク質でできており、熱を加えすぎるとタンパク質が変性してしまいます。変性したタンパク質は髪を傷つけ、キューティクルが剥がれてしまいます。
髪の根元からドライヤーの温風を当てます。このとき、吸込口から約10cm、吹出口から約3cm離して使用します。この方法は、髪のボリュームアップに役立ちます。
トップの部分は分け目ができないよう、異なる方向から風を当てます。これにより、髪のトップがフラットに仕上がります。
髪の内側に手ぐしを入れ、下に引っ張りながら温風を当てることで、クセやうねりを伸ばして整えます。
ドライヤーは温風と冷風を使い分けることが大切です。温風は髪を70~80%ほど乾かすのに使い、熱が出るので、左右に振りながら使いましょう。温風×強い風でしっかり乾かします。
温風×弱い風は、80%~100%まで乾かす際の仕上げに使います。熱はありますが風量が弱いため、髪が散りにくくスタイリングがしやすくなります。
地肌にも注意を払いましょう。約60℃の温風を使用して、地肌をやさしく乾かします。
ドライヤーの使用時に、髪に対して適切な距離を保つことが大切です。ドライヤーの吹き出し口を髪から20cm程度離すようにしましょう。これにより、高温の風が髪や頭皮に直接当たらないようになります。
洗い流さないトリートメント
洗い流さないトリートメントを使う際の注意点
- 適量の洗い流さないトリートメントを取り、手のひらで広げます。
- 髪の中間から毛先を中心に、やさしく揉み込むようになじませます。
- 特に髪の傷みが気になる部分には、少量を追加しても構いません。
まとめ
髪を洗ったら、なるべく速く乾かすことが大切です。濡れた髪はキューティクル(髪の外層)が傷みやすくなります。また、トリートメントなどの成分も早く流れてしまうので、早めに乾かすことがおすすめです。長時間濡れたままにすると頭皮のトラブルも起こりやすく、気をつけなければなりません。
濡れた髪を放置することが髪に及ぼすデメリットについても説明しましょう。濡れた髪はキューティクルがダメージを受けやすく、髪の内部から水分が失われるため、髪の傷みの原因となります。また、濡れたまま寝ると髪がよれた状態で乾くため、朝起きたときに寝ぐせやくせ毛が目立つことがあります。
正しいドライヤーの使い方を覚えることで、美容院みたいな髪型を自分で作れるようになります。毎日のヘアドライを上手にすると、素敵な髪型を手に入れらます。