オリーブベージュは「赤みが出にくい」「透明感がある」と言われるカラーです。なぜそう見えるのかというと、緑みを含む色が、髪の赤みを打ち消す方向に働くからです。ただし、これは色が入っている間の話で、色が抜けていくと見え方は変わります。この記事では、赤みが消える仕組みと、色落ちの途中でどう変わっていくか、そして頼み方の注意点を、美容師の立場で整理します。
この記事の要点
- オリーブは黄みと緑みを含む色で、赤みの反対側(補色)にあたる
- 赤みが強い髪ほど「打ち消す緑」が必要になり、入れ方の加減が難しくなる
- 色が入った直後はくすんで見えやすいが、数日から1週間ほどでなじむことも多い(個人差あり)
- 色落ちは3〜4週間程度で感じ始める人が多く、段階によって印象が変わる
- 緑みが強く残ると「くすみすぎ」「老けて見える」と感じる人もいるため、濃さの調整が大事
- 事前に「過去のカラー履歴」と「赤みが出やすいか」を伝えると提案が具体的になる
赤みが消えて見える仕組みは「補色」
色には、混ぜると互いを打ち消し合う組み合わせがあります。絵の具でいう「赤と緑」がその代表です。髪の赤みが気になるときに、赤の反対側にある緑や青緑を含む色を重ねると、赤みが穏やかに見えやすくなります。
オリーブは、黄色と緑が混じった色です。ベージュに少量のオリーブを加えると、髪全体のトーンが落ち着き、赤みやオレンジ味が目立ちにくくなります。これが「オリーブベージュは透明感が出る」と言われる理由です。
ここで誤解されやすいのは、「オリーブ=赤みがなくなる」ではない点です。あくまで赤みを目立ちにくくするだけで、髪の下地が持っている赤みの量が変わるわけではありません。下地の赤みが強いほど、打ち消すために緑みを足す必要があり、足しすぎると今度は「緑っぽい」「くすんだ」見え方になります。
赤みの量でオリーブの入れ方は変わる
髪の下地にある赤みは、人によって、また過去のカラー履歴によっても違います。目安として整理すると次のようになります。
| 下地の赤みの強さ | 見え方の傾向 | 方向性 |
|---|---|---|
| 弱い(黄みが先に出る髪) | オリーブだけで十分きれいになじみやすい | 軽めのオリーブ+ベージュ |
| 中くらい | オリーブを足すと落ち着くが、足しすぎると暗く見える | ベージュとオリーブのバランス調整 |
| 強い(オレンジ〜赤が出やすい) | 打ち消すために濃いめの緑みが必要になる | 先に赤みを整えてから色を重ねる |
「赤みが強い髪だとオリーブが似合わない」わけではなく、打ち消すための工程が増えるというイメージです。工程が増えるぶん、明るさが少し落ちたり、色の調整に時間がかかったりすることがあります。
色落ちで変わる3つの段階
オリーブ系は、時間とともに印象が変わりやすい色です。ここでは、一般的な見え方の流れを3つの段階で説明します。実際の速さや見え方は、髪質や洗い方、過去の履歴で変わります。
第1段階:入れた直後〜数日
緑みと黄みが濃く残っているため、少し「くすんでいる」「暗い」と感じることがあります。写真で見たよりも落ち着いた色に見えるのは、この段階です。数回洗ううちに、表面の余分な色が落ちて、なじんでくることも多いです。
第2段階:1〜2週間ほど
オリーブの緑みがほどよく抜けて、「赤みが少なく、やわらかいベージュ」に見えやすい時期です。ここが、多くの人が「イメージ通りになった」と感じやすい段階です。
第3段階:3〜4週間以降
緑みが先に薄くなると、下地の黄みやベージュが前に出てきます。さらに時間がたつと、下地に赤みがある髪では、抑えられていた赤みやオレンジ味が再び見え始めることがあります。オリーブがすっかり消えるというよりも、緑みが薄まった分だけ、赤みが相対的に目立つようになるイメージです。
| 経過 | 見え方の例 | 対処の考え方 |
|---|---|---|
| 直後〜数日 | 少し暗く、くすんで見える | 数回洗ってなじみを見る |
| 1〜2週間 | 赤みが抑えられたベージュ | 色持ちを意識して過ごす |
| 3〜4週間以降 | 緑みが薄れ、赤みやオレンジ味が戻ることも | 再来店や色の追加を検討する |
この変化を知っていると、「最初と違う」と慌てずに済みます。また、再来店のタイミングも決めやすくなります。
オリーブベージュでよくある失敗
暗くなりすぎる
赤みを抑えようと緑みを足すと、全体が暗く沈んで見えることがあります。明るさを保ちたい場合は、ベースの明るさを少し上げる必要が出てくるため、ブリーチを含めた選択肢を検討する場面もあります。ブリーチについてはブリーチ・ハイトーンのページで詳しく説明しています。
肌の血色が悪く見える
緑みを含む色は、肌の赤みを抑えて見せる反面、血色が少ない肌では顔色が沈んで見えることがあります。その場合は、オリーブを控えめにしてベージュを多くするか、ほんの少し暖かみを残すと印象が和らぎます。
想像した色と違う
「オリーブ」という言葉の幅が広く、人によって思い浮かべる色が違います。灰色寄りのオリーブ、黄み寄りのオリーブ、深い緑のオリーブでは見え方がまったく違います。どの方向のオリーブかを、写真と言葉で伝えることが大切です。
事前に確かめたいチェックリスト
カウンセリングの前に、次の点を整理しておくと、スムーズです。
- 前回のカラーはいつ、何で染めたか(市販のカラー剤を含む)
- ブリーチをしたことがあるか
- 色落ちするとオレンジや赤っぽくなるか
- 根元と毛先で、色の濃さが違うか
- 希望は「赤みを消したい」のか「透明感を出したい」のか
- どのくらいの期間、その色を楽しみたいか
特に3は重要です。色落ちで赤みが戻りやすい髪には、赤みを抑える工程を丁寧に入れる必要があります。
頼み方の例
- 「赤みが出やすい髪なので、オリーブで落ち着かせたいです。暗くなりすぎない範囲でお願いします」
- 「写真のオリーブより、少し灰色がかった方が好みです」
- 「色落ちしたときに、赤っぽくならないか心配です」
- 「前回は市販のカラー剤で染めました。色が抜けると黄ばむタイプの髪です」
- 「根元のリタッチだけの場合と、全体を染め直す場合で、色の差が出るか知りたいです」
arm’s hairでのご相談について
arm’s hair(アームスヘアー)では、オリーブ系のようにくすみや赤みの調整が絡む色ほど、施術前の確認を丁寧に行っています。髪の太さ、くせの強さ、カラーやブリーチの履歴を伺ったうえで、赤みを抑える工程が必要かどうかを判断し、薬剤と進め方を決めます。スタッフは全員美容歴10年以上です。
「今の髪にオリーブが合うか分からない」「色落ちで赤みが戻らないか不安」という段階でも、LINEで髪の写真を送っていただければ、あなたの場合の料金や進め方をご返信します。目安として、全体カラーは¥6,900〜(約90分)、根元のリタッチカラー(白髪染めも対応)は¥4,900(約90分)です(2026年10月時点・税込)。カラーのみの場合は、シャンプー・ブロー代として別途¥1,300がかかります。
色全般の流れはカラーのページに、費用の目安はカラー料金ガイドにまとめています。また、色の見え方の参考としてビフォーアフターもご覧ください。
よくある質問
Q. オリーブベージュは、赤みが強い髪でも似合いますか? A. 似合うかどうかは色の好みと見え方の両方で決まります。赤みが強い髪は、打ち消すための緑みを多く必要とするため、工程が増えることがあります。髪の写真を見て、進め方を相談するのが確実です。
Q. 色が入った直後に暗く見えるのは失敗ですか? A. 直後はくすみや暗さが出やすく、数回洗うとなじむことが多いです。それでも強く気になる場合は、早めに相談してください。
Q. 色落ちすると緑っぽくなりませんか? A. 緑みが残って見えることは多くありませんが、過去のカラー履歴によっては、一部が緑がかって見えることがあります。気になった時点で再相談するのが安心です。
Q. 色落ち後に赤みが出てきたらどうすればいいですか? A. 赤みが戻る場合は、色を重ねて抑える方法があります。放置せずに、早めに相談する方が調整しやすいです。
Q. 黒染めの履歴があっても、オリーブベージュにできますか? A. 黒染めの色素が残っていると、明るくしにくい場合があります。履歴は忘れずに伝えてください。状態によっては、ブリーチを含めた選択肢を提案することもあります。
Q. オリーブ系は白髪にも合いますか? A. 白髪の量や位置によって見え方が変わります。白髪を目立たなくしたい場合は、白髪ぼかしのページの考え方も参考になります。
Q. 自分で染めた髪にも上から入れられますか? A. 市販のカラー剤は色素が強く残ることがあり、思った色にならないことがあります。使った製品や時期が分かれば伝えてください。
Q. LINEで相談したあと、すぐ予約しなくても大丈夫ですか? A. はい、相談だけでも大丈夫です。電話(04-2947-5025)やホットペッパーからのご予約も受け付けています。
まとめ
オリーブベージュが赤みを消して見せるのは、緑みが赤の補色として働くからです。ただし、赤みそのものが消えるわけではなく、色落ちとともに赤みが戻る可能性があります。入れた直後、1〜2週間、3〜4週間以降という流れを知っておくだけで、色との付き合い方はずいぶん楽になります。
頼むときは、過去の履歴と、色落ちで赤みが戻りやすいかどうかを伝えること。それが、オリーブベージュをきれいに楽しむいちばんの近道です。
この内容について、狭山ヶ丘の arm’s hair に相談したい方は、カラーのメニューと料金と、メニュー・料金表もあわせてご覧ください。髪の写真をLINEで送っていただければ、あなたの場合の進め方と料金をお返事します。
西武池袋線沿線から通える美容室 arm’s hair
狭山ヶ丘駅 西口 徒歩5分/各駅からの乗車時間・運賃をまとめています


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