リタッチカラーとは、すでに染めた部分には触れず、新しく伸びてきた根元だけを染める方法です。根元の地毛や白髪が伸びて境目が目立ってきたときに、色をそろえる目的で行います。全体を染めるより塗る範囲が狭いぶん、毛先に薬剤を重ねずに済むのが大きな特徴です。ただし、リタッチだけを何度も続けると、色の差が出てくることがあり、数回に1回は全体染めに替えるのが一般的な考え方です。
この記事の要点です。
- リタッチは、根元の新しく伸びた髪だけを染めて色をそろえる方法
- 髪は一般に1ヶ月で1cm前後伸びるため、根元の境目は4〜6週間ごろから気になる方が多い
- 全体染めとの違いは「塗る範囲」と「毛先への負担のかかり方」
- 続けていると、根元だけ明るい、毛先だけ暗いといった色の差が出ることがある
- 全体染めに切り替える目安は、毛先の色が重い・中間がぼやけてきたとき
- 白髪染めでも、ブリーチした髪でも、リタッチの考え方は共通だが注意点が違う
リタッチカラーの仕組み:何をどこに塗るのか
髪は頭皮から1本ずつ伸びてくるので、前回染めたときから新しく伸びた部分だけが、地毛の色(または白髪)で出てきます。リタッチは、その新しい部分だけを狙って塗ります。
美容室によって進め方に違いはありますが、おおむね次の流れが多いです。
- 髪を見て、根元の伸びた長さと、すでに染めた部分の色を確認する
- 根元に、前回の色に合わせた薬剤を塗る
- 時間を置いたあと、薬剤の様子を見ながら、必要なら境目の付近にもなじませる
- 洗い流して仕上げる
境目に重ならないようにするのは、既に染めた部分へ濃い薬剤を重ねると、そこだけ暗くなったり、ムラになったりするからです。逆に、少しだけ重ねる「なじませ」を入れると、境目の線が出にくくなります。この加減が、リタッチの技術差が出やすいところです。
周期の考え方:何週間ごとに行くのか
髪の伸びる速さは人によって違いますが、一般に1ヶ月で1cm前後と言われています。この数字を目安にすると、境目がどれくらい見えてくるか、イメージしやすくなります。
| 根元の伸び | 目立ち方の目安 | こんな方向き |
|---|---|---|
| 約1cm(約4週間) | 白髪が多い方は、分け目で境目が見え始める | 白髪が多い、分け目をはっきり出す方 |
| 約1.5cm(約6週間) | 地毛と染めた部分の色の差が、普段使いでも気になりやすい | 明るめの色に染めている方 |
| 約2〜3cm(約2〜3ヶ月) | 境目がはっきり見える。髪全体が二色に見える | 暗めの色で、境目が目立たないことが多い方 |
「何週間でないとダメ」という決まりはなく、自分が境目を気にしない範囲まで延ばしていいというのが現実的な考え方です。ただ、白髪が多い方は4〜6週間ごと、白髪が少なく暗めの色の方は少し間隔が広くても大丈夫、というのが多いパターンです。
色の目立ち方に影響する3つの条件
- 染めた色の明るさ:地毛との明るさの差が大きいほど、根元は目立ちやすい(明るい色ほど周期が短くなりやすい)
- 白髪の量と場所:生え際や分け目に多いと、少しの伸びでも目立つ
- 髪の分け方:分け目をよく変える方は、境目は分散して見えにくい
リタッチと全体染めの違いを比べる
リタッチと全体染めは、どちらが良いというより、髪の状態で使い分けるものです。
| 項目 | リタッチカラー | 全体染め |
|---|---|---|
| 塗る範囲 | 新しく伸びた根元 | 根元から毛先まで |
| 当店の料金(2026年10月時点) | ¥4,900(白髪染めも対応・約90分) | ¥6,900〜(約90分) |
| 向く場面 | 色の状態が良く、根元だけ整えたいとき | 色の差が出てきたとき、色を変えたいとき |
| 色の変更 | 基本的に前回の色にそろえる | 新しい色・明るさに変えられる |
| 毛先への薬剤 | 重ねない(なじませ程度) | 全体に塗る |
ロングの場合は、どちらも+¥1,000のことが多いです。カラーのみ(カットなし)の場合は、シャンプー・ブロー代として別途¥1,300がかかります。詳しい金額の考え方はカラーの料金ガイドにもまとめています。
リタッチを重ねると起きること
「リタッチだけで長く通っていたら、毛先が暗く重くなった」「根元だけ明るい」という相談は、実際に多いものです。理由は大きく2つあります。
毛先に色がたまる
リタッチでも、境目のなじませや塗り広げで、中間から毛先にかけて薬剤が触れることがあります。染料は、染めた回数が多い部分ほど色素が重なって、暗く見えやすくなります。結果として、根元は新しい色、毛先は濃く重い色、と差が出ます。
根元だけ明るく出る
頭皮の近くは、体温で薬剤が反応しやすい傾向があると言われ、同じ薬剤でも根元は明るく染まりやすいとされます。さらに、根元は染めていない新しい髪なので、色が入りやすい面もあります。そのため、毛先が色落ちして暗く見えていると、根元だけ明るい印象になることがあります。
中間がぼやけてくる
退色した中間と、染めたての根元の間で、色が連続しなくなります。カラーは3〜4週間程度で色落ちを感じ始める方が多いので、リタッチの周期が延びるほど、この差は目立ちます。
全体染めに切り替える目安
次のうち2つ以上当てはまる場合は、全体染めへの切り替えを検討するタイミングです。
- 毛先を見ると、前よりも色が暗く、重く見える
- 根元と中間・毛先で、色の明るさに明らかな差がある
- 髪の艶が出にくくなり、パサつきを感じる
- 「もう少し明るく/暗くしたい」と思っている
- 前回の全体染めから、半年以上たっている
- リタッチだけを続けて、5回前後になっている
どれくらいの周期で全体染めを入れるのが良いかは、色の明るさと髪の傷み具合で変わるので、美容師と「次回は全体にする?」と相談しながら決めるのが良いです。たとえば「リタッチ2〜3回に1回は全体」など、自分なりのルールを決めておくと、お財布の見通しも立てやすくなります。
白髪染めのリタッチで、気をつけたいこと
白髪染めのリタッチは、根元に白髪が増えるにつれ、境目の線が白く見えて気になりやすいのが特徴です。
- 生え際や分け目は、白髪が目立ちやすいので、念入りに塗ってもらう
- 白髪が多い場合は、周期が短くなる傾向がある
- 白髪を塗りつぶさず、ほかの髪になじませる白髪ぼかしという方法もある(根元の線が目立ちにくい)
当店のリタッチカラー(¥4,900)は、白髪染めにも対応しています。白髪をぼかしたい場合は、白髪ぼかしのページも参考にしてください。
ブリーチをしている髪のリタッチ
ブリーチ毛の場合、根元の新しい黒髪を明るくする工程が加わるため、通常のリタッチより手間がかかります。根元だけ黒く伸びた状態を「プリン」と呼ぶことがありますが、これを整えるには、根元をブリーチで明るくしてから色を入れる流れが一般的です。
ブリーチは髪への負担がかかるので、すでにブリーチ済みの部分に薬剤が重ならないよう、塗り分けを慎重にします。詳しくはブリーチ・ハイトーンのページで解説しています。
予約のときに伝えておくと良いこと
リタッチは、次の情報があるとスムーズです。
- 前回カラーをした時期(「約〇週間前」でOK)
- 前回の色と、どこで染めたか(別の美容室でも大丈夫)
- 白髪の量(少ない・普通・多い)
- 全体を変えたいか、根元だけで良いか
- 髪の写真(根元が伸びた状態の写真があると良い)
そのまま使える言い方
- 「根元だけ整えたいです。前回の色に合わせてください」
- 「毛先が暗くなってきた気がします。全体にした方がいいか見てほしいです」
- 「白髪の線が目立つので、ぼかす方法も教えてほしいです」
arm’s hairでのリタッチの相談
arm’s hair(アームスヘアー)は、狭山ヶ丘駅 西口から徒歩5分の美容室です。リタッチカラーは¥4,900(2026年10月時点・白髪染めにも対応・約90分)で、ご来店いただいたときに、髪の根元の伸び具合と毛先の色を見て、そのまま続けるか、全体に切り替えるかを一緒に決めます。
「今回はリタッチで、次は全体を考える」といった数回先の見通しも、希望があればお話しします。ご予約前にLINEで髪の写真を送っていただければ、あなたの場合の料金と進め方をお返事します。支払いはカード・PayPay・auペイで、近くにコインパーキング(サービス券あり)があります。
よくある質問
Q. リタッチカラーは、全体染めより髪に優しいですか?
A. 毛先に薬剤を重ねる回数が減るため、毛先への負担は少なくできる場合があります。ただし、根元は染め続けることになるので、頭皮や根元の状態は見ながら進めます。
Q. リタッチは、何ヶ月ごとに行くのが良いですか?
A. 髪は一般に1ヶ月で1cm前後伸びるので、白髪が多い方は4〜6週間、それ以外の方は境目が気になるタイミングが目安です。
Q. 別の美容室で染めた髪でも、リタッチできますか?
A. できます。前回の色や使った薬剤が分からなくても、現在の髪の色を見て合わせます。分かる範囲で履歴をお伝えください。
Q. リタッチのとき、毛先もトリートメントした方がいいですか?
A. 毛先が乾燥してパサつく場合は、トリートメントを組み合わせると手触りが整いやすいです。トリートメントは¥3,300(約15分)などのメニューがあります(2026年10月時点)。
Q. リタッチで色が合わなかったら、どうなりますか?
A. 根元の色が毛先と合わない場合は、薬剤の選び方や塗る位置を調整します。色の差が大きいときは、全体染めへの切り替えを提案することもあります。
Q. セルフでリタッチするのと、サロンの違いは?
A. セルフでは、境目を正確に塗るのが難しく、毛先に重なって色が濃くたまることがあると言われます。美容室では、髪の状態を見ながら塗る位置や時間を調整できる点が違います。
Q. 白髪ぼかしと、リタッチは何が違いますか?
A. リタッチは染めて色をそろえる方法、白髪ぼかしは白髪を塗りつぶさず、明るい筋になじませる方法です。境目の目立ちにくさを重視する方に向いています。
Q. カラーの色味や料金について、まず相談できますか?
A. はい。カラーのページに概要がありますし、LINEで写真を送っていただければ、お返事できます。
まとめ
リタッチカラーは、伸びた根元だけを染めて色をそろえる方法です。毛先に薬剤を重ねにくいのが長所ですが、続けると色の差が出ることがあるため、全体染めとの組み合わせで考えるのが現実的です。
- 周期は、髪の伸び(月1cm前後)と、自分が境目を気にする度合いで決める
- 毛先が重くなったり、根元だけ明るく見えたら、全体染めに切り替えるサイン
- 白髪が多い方は、周期が短くなりやすく、ぼかし方法も選択肢になる
- 前回の時期・色・白髪の量を伝えると、進め方が決まりやすい
次にどうするかで迷ったら、現状の髪の写真を撮って、カラーのページの案内からLINEで送ってください。リタッチで良いか、全体にするかをお返事します。
この内容について、狭山ヶ丘の arm’s hair に相談したい方は、カラーのメニューと料金と、メニュー・料金表もあわせてご覧ください。髪の写真をLINEで送っていただければ、あなたの場合の進め方と料金をお返事します。
西武池袋線沿線から通える美容室 arm’s hair
狭山ヶ丘駅 西口 徒歩5分/各駅からの乗車時間・運賃をまとめています


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