鏡を見て「思っていた色と違う」と固まってしまった朝は、本当に気持ちが沈みますよね。ムラになった、暗くなりすぎた、赤っぽく出てしまった。仕事や学校にそのまま行けるか不安になる方も多いと思います。
先にお伝えしたいのは、慌てて同じ日にもう一度染め直さないこと、そして美容室では、失敗のタイプと使った履歴を伝えてもらえれば、できる範囲を一緒に考えられるということです。ただし、どこまで整えられるかは髪の状態と今の色しだいで、「これで確実に元どおり」とは言えません。
この記事の要点です。
- 失敗は「ムラ」「色が入らない」「暗すぎ」「赤み・オレンジみ」「黒染めに近い仕上がり」の5つに分けて考えると原因が見えやすい
- すぐ重ね染めをすると、色が重なって状況が読みにくくなるので、まず止まる
- 美容室には、使った商品の箱の写真・染めた日・回数・これまでの履歴を持って行く
- 整えられるかは、髪の状態と今の色の深さで変わる。できる範囲と難しい範囲を先に聞く
- 頭皮にかゆみや赤みが出ているときは、美容室より先に皮膚科などの医療機関へ
まず自分の失敗はどのタイプ?見分け表
「失敗」とひとくくりにしても、原因が違えば次の一手も変わります。次の表で、いちばん近いものを探してみてください。
| 見た目の状態 | ありがちな原因(一般に) | まずやること |
|---|---|---|
| 根元と毛先で色が違う、斑点のような濃淡 | 塗り残しや塗る量のばらつき、もともと髪の明るさが場所で違う | 写真を撮る。重ね塗りは待つ |
| ほとんど色が変わらない | 髪が暗いまま明るくなりにくい色を選んだ、放置の足りなさ、以前の黒染めの影響 | 履歴を思い出してメモする |
| 想像より暗く、重たく仕上がった | 箱の写真より元の髪が濃い、色の濃さを読み違えた | 日の当たる場所で色を確認する |
| 赤み・オレンジみが強く出た | 髪の中に赤みが残りやすく、色味の打ち消しが足りなかった | 色落ちの途中で変わることもあるので焦らない |
| 黒に近い、真っ黒に染まった | 暗い色を選んだ、または以前の黒染めに重なった | 重ね染めを止めて相談 |
表の「原因」はあくまで一般論です。同じ箱を使っても、髪の太さ、白髪の量、過去の履歴で結果は変わります。ご自分の髪でどれに当たるかは、写真を見ないと判断できないことがほとんどです。
ムラになったとき
ムラは、髪の内側と外側、根元と毛先で、染まりやすさが違うことが一因と言われます。根元は頭皮の温度で染まりやすく、毛先は過去のカラーで色が入りにくいことが多いからです。
ここで気をつけたいのは、ムラの部分だけ自分で足して染めようとしないことです。足した部分の色が濃く重なり、境目がよけいに目立つことがあります。まずは全体を明るい場所で撮影して、どこがどう違うかを記録しておきましょう。
色が入らなかったとき
「ほとんど変わらなかった」というときは、色が薄いというより、すでに髪に入っている色が邪魔をしているケースが目立ちます。以前に暗い色で染めたり黒染めをしたりした髪は、明るい色を乗せても見た目が変わりにくいことがあります。
箱の写真と同じ色にならなかった理由は、商品の問題というより、「元の髪色」と「これまでの履歴」の組み合わせであることが少なくありません。
暗すぎるとき
箱に載っている仕上がり見本は、明るい髪の人が染めた想定のことが多く、黒髪に使うと思ったより沈んで見えることがあります。室内の照明では黒に見えても、屋外の光では少し茶色に見えることもあるので、日中の自然光でも確認してみてください。
赤み・オレンジみが出たとき
髪には、明るくなる途中で赤みやオレンジみが出やすい性質があります。ここで「赤いから、もっと暗く染め直そう」と慌てると、黒染めに近づいてしまう場合があります。赤みが出た髪は、色落ちとともに印象が変わっていくこともあるので、数日様子を見ながら、美容室に写真を送るのがおすすめです。
美容室に行く前に「やらないこと」と「やっていいこと」
失敗直後は、気持ちが先走りやすい時間です。次の整理を目安にしてください。
| やらないほうがよいこと | やってよいこと |
|---|---|
| 同じ日に別の商品でもう一度染め直す | 明るい場所で前・横・後ろの写真を撮る |
| 気になる部分だけ自分で足して染める | 使った商品の箱や容器の写真を残す |
| 強い洗浄力のものでごしごし洗い続ける | 染めた日と回数、放置した時間をメモする |
| 「ブリーチで一度に抜けば早い」と自己判断する | 髪の履歴(ブリーチ・黒染め・縮毛矯正・パーマ)を書き出す |
重ね染めを急がない一番の理由は、今の髪色が「どの染め方の結果なのか」が分からなくなるからです。美容師は、履歴と今の色を見て、次にどの順番でどこまで進めるかを考えます。そこに新しい染料が何層も重なると、見立てを組み直す必要があり、思うような結果に近づけにくくなる場合があります。
洗い方について
「早く色を落としたい」と、何度もシャンプーをしたくなる気持ちは分かります。ただ、洗うたびに髪や頭皮に負担がかかりますし、市販の染料がどれくらい抜けるかは髪の状態次第です。普段どおりの洗い方で、すすぎをしっかりして、乾かしてから過ごしてください。
美容室で伝えると話が早い6つの項目
美容室では、今の髪色だけでなく、どうしてこの色になったのかを知りたいものです。次の6つがあると、相談がスムーズです。
- 使った商品の箱や容器の写真(メーカー名を言えなくても、写真があれば伝わります)
- 染めた日と、全体を染めたのか根元だけかということ
- 市販のカラーを使った回数と、いつ頃からか
- ブリーチ、黒染め、縮毛矯正、パーマの履歴(回数と時期)
- 本当はどんな色にしたかったか(なりたい色の写真)
- 仕事・学校などで、いつまでに落ち着かせたいか
「いつ、何回、何を使ったか」を完璧に思い出せなくても大丈夫です。思い出せる範囲のメモで十分です。
履歴がうろ覚えなときは
「たぶん2回くらい染めたけど、時期が曖昧」という状態でも問題ありません。美容室では、根元から毛先までの色の違いや、手触りも見ながら状態を判断します。曖昧なことは曖昧なまま、「覚えていません」と伝えてもらえればOKです。
直せる?の本当のところ|できることと難しいこと
「美容室で直せますか」という質問には、状況によりますとしか言えません。ここで無理に「大丈夫です」と言ってしまうと、かえって期待とのズレが生まれるからです。考え方の枠組みはこうなります。
| 状態 | 考え方 |
|---|---|
| 赤みやオレンジみが気になるだけ | 色味を整える方向で相談できる場合がある |
| ムラがある | 全体の色をそろえる方向を、髪の状態を見て検討する |
| 暗く染まりすぎた | 明るくするのに、時間や回数が必要になる場合がある。希望の明るさに届かない場合もある |
| 黒染めに近い | 履歴によっては、希望どおりに明るくならない場合もある |
「明るくしたい」場合は、今の髪の状態にどれくらい負担をかけてよいかも重要な判断材料になります。ブリーチは髪に負担がかかる施術なので、髪の状態を見ながら、ケア剤やトリートメントを組み合わせて進めることになります。
期間と費用の目安
料金は、全体カラーなら約90分で¥6,900〜、ダブルカラー(ブリーチ+カラー)なら約150分〜で¥16,000〜が目安です(2026年10月時点)。カラーのみでカットなしの場合は、シャンプー・ブロー代として別途¥1,300がかかります。ロングヘアや髪の状態によって変わる場合があります。
「何回通えば整うか」は、髪を見てみないと言えません。一度に整えるのが得策か、日をあけて少しずつ進めるのが髪にやさしいかも、状態によって変わります。
こんなときは我慢せず相談を
美容室に早めに相談してほしいとき
- 髪がきしむ、ゴムのように伸びる、触るとちぎれそうな感覚がある
- 色ムラが強く、このまま出かけるのが不安
- 自分で重ね染めをしそうになっている
皮膚科などの医療機関に相談してほしいとき
- 染めたあと、頭皮や顔まわりが赤くなる、腫れる、強いかゆみが続く
- ブツブツ、湿疹、ただれ、膿のようなものが出ている
- ひどい頭痛や発熱、体調の変化がある
こうした症状が出ているときは、染め直しの相談より先に、医療機関を受診してください。診断は美容室ではできません。
arm’s hair に相談するときのこと
arm’s hair(アームスヘアー)は、西武池袋線 狭山ヶ丘駅 西口から徒歩5分の美容室です。スタッフ全員が美容歴10年以上で、お客様一人ひとりと向き合うマンツーマンの施術を大切にしています。
市販カラーの失敗は、直接見ないと判断できない部分が多いので、まずはLINEで写真だけ送っていただくのがおすすめです。次のものがあると、お返事がスムーズです。
- 今の髪を、前・横・後ろの3方向から、明るい場所で撮った写真
- 毛先まで見える写真と、根元の色が分かる写真
- 使った商品の箱の写真と、染めた日・回数のメモ
- ブリーチ・黒染め・縮毛矯正・パーマの履歴
- なりたい色の写真(インスタなどの画像でも大丈夫です)
カラーのメニューでは、カラーの種類を確認できます。金額の考え方はカラーの料金ガイドにまとめています。ブリーチを使って明るさを戻したい場合は、ブリーチの料金ガイドもあわせてご覧ください。
ブリーチをした髪へのカラーの相談の伝え方は、ブリーチ毛のカラーを相談するとき美容室に伝えることでも詳しく書いています。色持ちについてはカラーを1ヶ月以上長持ちさせるシャンプーとケアも参考になります。
営業は10:00〜18:00、火曜と第3月曜が定休です。ご予約はLINE・お電話(04-2947-5025)・ホットペッパーから受け付けています。お支払いはクレジットカード・PayPay・auペイがご利用いただけます。口コミの平均評価は、Googleマップ4.8(44件)、ホットペッパー4.89(41件)です(2026年10月時点)。
よくある質問
Q. 失敗した色の上から、すぐに別の色を重ねたほうが早く隠せますか? A. 一見早そうに見えますが、色が何層も重なって、あとから整えにくくなる場合があります。美容室に行くまでは、重ね染めを待つほうが安全です。
Q. 箱の写真を持っていないのですが、相談できますか? A. できます。覚えている範囲の色名や、ドラッグストアで買ったことなどの断片でも構いません。今の髪の写真があれば、状態は確認できます。
Q. 染めてから何日たっても、美容室で見てもらえますか? A. 日数にかかわらず、今の髪の状態を見てご案内します。ただ、髪や頭皮に違和感があるときは、日をあけずに相談するほうが安心です。
Q. ムラの部分だけ、美容室で部分的に直せますか? A. 部分的に整える考え方もありますが、色の境目や髪の状態によっては、全体で整えたほうがきれいな場合もあります。髪を見てから提案します。
Q. 白髪を染めたくて市販を使い、赤っぽくなりました。どうなりますか? A. 白髪の量と、もともとの髪色によって見え方が変わります。白髪染めは白髪をしっかりカバーする配合、おしゃれ染めは発色や透明感を重視した配合と、目的が違います。写真を見て、どちらの方向で整えるか一緒に考えます。
Q. 自宅でもう一度染めるなら、何に気をつければよいですか? A. 当店としては、美容室に相談してからをおすすめしています。どうしても自分で染める場合は、一度に全体ではなく、目立たない部分で色の入り方を確かめてからにしてください。
Q. 失敗した髪でも、ツヤやまとまりのケアはできますか? A. 髪質改善ケラチントリートメント(約120分、¥10,500、2026年10月時点)という当店オリジナルのメニューがあり、ヘアカラーと同時施術もできます。髪の状態によって向き不向きがあるので、相談時にお伝えください。
まとめ
市販カラーで失敗したときの最初の一手は、染め直さずに、今の髪と使った商品を写真に残すことです。そのうえで、履歴のメモと一緒に美容室へ送れば、できる範囲を一緒に考えられます。
今日できる次の一歩は、明るい場所で髪の前・横・後ろを撮ることです。それをLINEで送ってもらえれば、まず状態を拝見します。


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