▶︎悩みを解決する美容師の無料動画

こなれ感のある無造作ヘアアレンジの作り方|「センスいい」髪型の共通点

「きちんとしすぎず、でも手抜きには見せたくない」。こなれ感のある髪型は、ほどよく崩した部分・質感の差・全体のバランスの3つがそろうと作れます。難しい技術より、「仕上げに少しだけ崩す」工程を覚えるほうが近道です。具体的には、結んだあとに毛束を引き出す、後れ毛を数本だけ残す、毛先にだけ質感を足す、の3手です。

この記事では、まず「こなれ感」の正体を言葉にして、長さ別・アレンジ別の手順、後れ毛やスタイリング剤の目安、失敗したときの直し方まで順番にまとめます。狭山ヶ丘の美容室arm’s hair(アームスヘアー)の店長(美容師歴20年以上)の目線で、一般的な目安を中心に書いています。数字はあくまで目安で、髪質で変わります。

目次

こなれ感とは? 3つの要素で考える

こなれ感のあるヘアのイメージ

「こなれ感」は、手をかけたのにかけすぎていないように見える状態のことです。言葉が曖昧なので、美容室では次の3つに分けて考えると伝わりやすくなります。

要素 意味 作り方の例
抜け感 完璧に整えず、遊びを残す 毛束を引き出す、後れ毛を数本出す
質感の差 ツヤとマットが部分的に混ざる 根元はパウダー、毛先はオイル
シルエット 頭の形に対してふくらむ位置が決まっている トップか耳まわりに高さを作る

3つのうち1つだけ足しても、ある程度は雰囲気が変わります。全部やる必要はありません。まず「抜け感」から入るのが簡単です。

「70%整えて30%崩す」という考え方

整える工程と崩す工程のイメージ

美容師のあいだでよく言われる目安が「7割整えて、3割は崩す」です。たとえばポニーテールなら、ゴムで結ぶのは「整える」工程、結んだあとに表面をつまんで引き出すのが「崩す」工程にあたります。

順番を逆にしないことが大切です。最初から雑に作ると、ただの「乱れ」に見えてしまいます。土台はきれいに作り、仕上げの1分で崩す。これが、こなれて見える人が無意識にやっている流れです。

長さ別|こなれ感を出す基本テクニック

長さ別のこなれヘアのイメージ

ショート・ボブ|ワンカールと束感

ショートは動きが出にくいと思われがちですが、短い分、少しのカールでも雰囲気が変わります。

  1. 全体に軽くワックスやバームをなじませる(マット系が合わせやすい)
  2. 細めのコテ(19〜26mmくらい)で、毛束をランダムに取り、内巻きと外巻きを混ぜて巻く
  3. 巻き終えたら指で軽くほぐす
  4. 手のひらで温めたマット系ワックスを、毛先中心にもみ込む

ハーフアップを足すなら、耳より上の髪だけをゆるくまとめ、サイドの髪は耳に少しかかるくらい残します。ピンは内側で留めて見えないようにし、前髪は少し崩して、おでこをのぞかせます。

ミディアム|ゆるい波ウェーブ

肩のあたりの長さは、こなれ感が最も出しやすいと言われます。32mm以上の太めのコテで、髪を上下2段に分けて巻きます。

  1. 髪を上下2段に分ける
  2. コテで挟んで根元から中間まで滑らせ、軽くひねりながら毛先まで通す(S字を描くイメージ)
  3. 全部巻けたら頭を前に倒し、指でほぐす
  4. オイルを毛先中心に付け、束をばらけさせる

ロング|ルーズなローポニー

低めのポニーテールは手抜きに見えやすい反面、コツを押さえると大人っぽく見えます。

  1. 全体に軽く波ウェーブをつける
  2. トップを軽く逆毛にしてボリュームを出す
  3. 耳の高さあたりでまとめる(強く引っ張らない)
  4. 結んだらトップの髪を少し引き出す
  5. 耳まわり、襟足から数本ずつ後れ毛を出す
  6. 毛先にマットワックスをつけて束感を出す

アレンジ別|お団子・アップ・ローポニーのコツ

アレンジ別のこなれヘアのイメージ

低めお団子

きちんとしすぎて堅くなる、が悩みなら「コームを使わず指で集める」のがいちばんの対策です。指でざっくりすくうと、表面に自然な凹凸が残ります。

  1. 全体にテクスチャースプレーを軽くかける
  2. 後頭部の低い位置で、ゆるめにポニーテールを作る
  3. ゆるめにねじって、くるっと巻きつけピンで留める
  4. 全体を指でつまんで丸みのあるシルエットに整える
  5. サイドと襟足から数本、後れ毛を引き出す

高めお団子

高い位置は子どもっぽく見えやすいので、お団子自体は意外としっかり締め、周りの髪を引き出してバランスを取ります。形は完璧な丸より、少し崩したほうが今どきの印象になります。前髪やサイドの流れも自然に残してください。

ギブソンタック風のアップ

  1. 全体にゆるいウェーブをつける
  2. 耳の高さで、ゆるめのポニーテールを作る
  3. 結び目の上に隙間を作り、毛先を内側に折り返す
  4. 折り返した毛先をUピンでしっかり留める
  5. 表面の髪を少しずつつまんで引き出す
  6. 顔まわりは多めに引き出す

慣れれば約3分で形になる方も多いようです。初めのうちは倍くらいかかっても普通なので、焦らなくて大丈夫です。

編み込みを混ぜたローポニー

トップの髪を分け取り、ゆるい三つ編みにします。編んだあと両サイドを引っ張って幅を広げ、残りの髪と合わせて低めに結びます。仕上げにドライシャンプーやテクスチャースプレーをふんわりかけると、サラッとした質感になります。

共通のカギは「後れ毛」と「スタイリング剤」

後れ毛とスタイリングのイメージ

後れ毛の本数と位置の目安

多すぎても少なすぎても不自然になります。一般的な目安は次のとおりです。

位置 目安の本数 ポイント
耳まわり 片側2〜3本 太さをそろえない
襟足 3〜5本 首のラインに沿わせる
前髪サイド 1〜2本 軽く巻いて動きをつける

量より質が大事です。太さの違う束を選び、コテで軽く巻いておくと、自然な動きが出ます。まっすぐ垂らすのではなく、指で軽くねじって動きをつけます。

スタイリング剤の選び方と量

出したい質感 向く種類 使いどころ
マットで束感 クレイ系ワックス ショートの毛先
自然なツヤ オイル系バーム ミディアム〜ロングの毛先
動きと束感の両立 クリーム系ワックス 全体になじませる
毛先だけ遊ばせる ポマード 毛先のポイント使い

量の目安は、ショートで小指の先ほど、ミディアムで小指の第一関節ほど、ロングで親指の先ほどです。付けすぎるとベタつくので、最初は少なめから始めてください。

髪質別|こなれ感の出し方

髪質によって、同じ手順でも出方が変わります。

  • 髪が多くて硬い方:半乾きの状態でスタイリング剤をなじませるとコントロールしやすくなります。毛束を細かく分けて、少しずつ整えます。広がりが気になる方は髪の量が多い・広がる方へのページも参考になります。
  • 髪が細くて猫っ毛の方:重すぎないスタイリング剤を選び、根元にムースを少しつけてから乾かします。オイルは毛先だけにごく少量。
  • クセがある方:クセを生かして、巻きすぎずに乾かすだけでも動きが出ます。

コテやアイロンを使うときは、熱から髪を守るスプレーを使ってから巻くのが基本です。

シーン別・季節別のアレンジ

シーン別のイメージ

オフィス

きちんと感とこなれ感を両立させたいなら、低めのポニーテールにサイドの毛を少し残す、すっきりまとめたハーフアップ、三つ編みを組み込んだローシニヨンなどが向いています。後れ毛は少なめにします。

夏

濡れ感のあるスタイリングで涼しげに。高めの位置でまとめつつ、後れ毛で抜けを作ります。ルーズなサイド三つ編みも涼しげです。

冬

マットな質感を意識して柔らかさを出し、低めの位置でまとめると、マフラーやハイネックともバランスが合います。前髪をふんわり流して、やさしい印象に。

失敗あるあると直し方

失敗したときのイメージ
失敗 直し方
ほぐしすぎて崩れすぎた ピンで内側から留め直す。目立たない場所に軽くスプレー。いっそルーズなスタイルに切り替える
後れ毛が多すぎる 半分ほどを結び目に戻す。残りは軽く巻いて意図のある雰囲気にする
スタイリング剤が多すぎて重い ティッシュで軽く押さえる。ドライシャンプーを少量ふる。手を少し濡らしてなじませ、薄める

失敗してもやり直しがきくので、最初は「崩しすぎたら戻す」くらいの気持ちで試してください。

「こなれて見える」と「ただの乱れ」の見分け方

同じように毛束が出ていても、人からは別のものに見えることがあります。鏡の前で次の4点を確認すると、違いがつかめます。

チェック項目 こなれて見える状態 乱れて見える状態
崩れている場所 顔まわり、トップ、毛先など狙った所 全体がばらばら
毛束の太さ 太い束と細い束が混ざっている 同じ太さで揃っている、または極端に太い
毛先の質感 ツヤか束感が、そろっている パサつきや広がりが目立つ
服とのバランス 服が落ち着いているときは少し華やかに 服もヘアも崩れている

とくに毛先のパサつきは、乱れの印象を強めます。仕上げのオイルを手のひらで広げてから、毛先に軽くつけるだけでも整って見えます。毛先の状態が気になる方は、髪質に合わせたトリートメントの相談もできます。髪質改善のメニューのページで、考え方を紹介しています。

3日で慣れる練習のしかた

こなれ感は、1回で完成させようとすると難しく感じます。次のように分けて練習すると、手が覚えます。

  1. 1日目:いつもの一つ結びで、結んだあとにトップだけ引き出す
  2. 2日目:後れ毛を耳まわりに2本だけ出し、軽く巻く
  3. 3日目:毛先にワックスかオイルを少量つけて、束感を足す

3日目には、自然と全体の形ができています。時間がない朝は1日目の手順だけでも十分です。髪が細くて形が決まりにくい方は、髪が細い・ペタンコが気になる方へのページも合わせてどうぞ。長さ別のスタイルを探すなら、ヘアカタログも役に立ちます。

土台が整っていると、こなれ感は作りやすい

アレンジの前提として、髪の長さ・段の入り方・髪色も影響します。毛先が重すぎる、広がる、といった理由で毎朝苦労しているなら、カットで整えるほうが早いこともあります。狭山ヶ丘のカットのページに、似合わせの考え方を書いています。

髪色では、顔まわりに少し明るい部分があると、後れ毛が際立ち、こなれた印象になりやすい傾向があります。気になる方はカラーのページをご覧いただき、LINEで髪の写真を送っていただければ、進め方を返信できます。

よくある質問

Q&Aのイメージ
朝の時間がなくてもできるこなれヘアはありますか?

寝る前にゆるいお団子か一つ結びにして寝ると、朝に自然なウェーブが残っていることがあります。そこへサイドだけ整えれば、2分ほどで形になります。

髪が多くて硬いと、こなれ感は出ませんか?

出せます。半乾きの状態でスタイリング剤をなじませ、毛束を細かく分けて整えると、まとまりやすくなります。

髪が細くて猫っ毛です。コツはありますか?

重いスタイリング剤は避け、根元にムースを少しつけてから乾かします。毛先だけにごく少量のオイルを。巻くときは、熱から守るスプレーを使ってください。

一日中キープするには?

根元に少量のドライシャンプーやパウダーワックスをもみ込むと、油分を吸って崩れにくくなります。スプレーは全体にかけるより、アレンジした部分だけ20〜30cm離して吹くほうが自然です。

スタイリング剤は何を選べばいいですか?

初めてなら、万能なヘアミルクやヘアクリームが使いやすいです。慣れたらマット系とツヤ系の2種類を持つと、気分に合わせて使い分けられます。少量サイズで試してから選ぶと失敗がありません。

いちばん簡単な「こなれヘア」は?

いつもの一つ結びを、1〜2cm低い位置に変えるだけです。結んだあとトップを少し引き出し、耳前の髪を2〜3本出せば、印象が変わります。「一部分だけ変える」のが近道です。

似合う髪色はありますか?

グラデーションやハイライトなど、動きが見える色は、こなれ感を強調します。髪の履歴によって向き不向きがあるので、美容室で相談してください。

まとめ|完璧を目指さないことが、こなれ感の近道

まとめのイメージ

こなれ感は、特別な道具がなくても作れます。覚えておきたいのは次の3点です。

  1. 土台は丁寧に、仕上げの1分で崩す
  2. 後れ毛は数よりも質、スタイリング剤は少なめから
  3. 髪質に合わせて、手順より「量」を調整する

今日の朝、いつもの一つ結びの位置を少し下げて、トップを引き出してみてください。それだけでも「今日はいい感じ」と思えるはずです。髪全体の悩みは、LINEでお気軽にご相談ください。

ご予約はお気軽に

営業 10:00〜18:00(火曜・第3月曜 定休)/狭山ヶ丘駅 西口

この記事を書いたお店

arm’s hair(アームスヘアー)狭山ヶ丘は、埼玉県所沢市の狭山ヶ丘駅 西口から徒歩5分にある美容室です。縮毛矯正・髪質改善・カラー・白髪ぼかし・エクステ・コーンロウ・まつ毛エクステなどを行っています。

住所:埼玉県所沢市狭山ケ丘1丁目44-3 大野ビル 2F(西武池袋線 狭山ヶ丘駅 西口 徒歩5分)
営業時間:10:00〜18:00(火曜・第3月曜 定休)
電話:04-2947-5025
ご予約:LINE・ホットペッパービューティー・お電話

料金・メニューは料金表(税込)、お店の情報とよくあるご質問はお店の情報まとめにまとめています。

最終更新日:2026年10月31日

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次