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丸顔に似合う髪型の考え方|カットで整えられること・難しいこと

「丸顔だから、この髪型は避けたほうがいい」という話は、雑誌やネットでよく見かけます。ただ、現場で髪を切っている立場から言うと、丸顔だから使えない髪型、というものはありません。大事なのは、髪で「調整できる部分」と「調整できない部分」を最初に分けて考えることです。

この記事では、次のことを順番にお伝えします。

  • 丸顔とはどんな顔を指すのか(自分で確かめる方法)
  • 髪で調整できること/できないこと
  • 長さ別(ショート・ボブ・ミディアム・ロング)の考え方
  • 避けたほうがよいと言われる形の「理由」と、条件しだいで変わる点
  • 前髪・分け目・髪質との組み合わせ
  • 美容室でのオーダーの言い方
目次

まず「丸顔」とは何かを、自分で確かめる

丸顔は、一般に顔の縦と横の長さがあまり変わらず、頬のあたりにふくらみがあって、輪郭の線が曲線的な顔を指す言葉です。厳密な診断基準があるわけではなく、あくまで見た目の傾向としての呼び方です。

鏡の前で、次の3つを見てみてください。

  1. 髪の生え際から顎先までの長さと、頬骨のあたりの横幅を見比べる。縦と横があまり変わらないなら、丸顔寄り。
  2. 顎先がとがらず、丸みを帯びているか。
  3. 頬がいちばん広い位置が、顔の真ん中あたりにあるか。

ここで大切なのは、「丸顔か、面長か」と一つに決め込まないことです。実際には、丸顔と四角(エラ張り)の中間、丸顔と卵型の中間という人が大勢います。自分で決めつけず、髪型の相談の場で一緒に見てもらうほうが正確です。

髪で調整できること、できないこと

顔の骨格や頬の肉付きは、髪型を変えても変わりません。一方で、「見え方」は変えられます。

項目 髪で調整できるか 補足
縦のラインの強調 できる トップの高さ、前髪の流れ、顔まわりの長さで作る
頬まわりの印象 ある程度できる サイドの毛量と毛先の位置を調整
顎先の見え方 できる 顎ラインとの位置関係を設計
骨格そのもの できない 頭の形・頬骨の位置は変わらない
頬の肉付き できない 髪で隠すと重く見えることも
おでこの広さ 前髪でカバー可 生え際のくせ次第で限界あり

この表のとおり、髪は「縦に長く見せる」「頬の線を目立たせない」といった見え方の調整に向いています。逆に、顔を小さく見せるために髪で頬を覆い隠そうとすると、全体に重く、大きく見えてしまうことがあります。

丸顔を整えるときに使われる、3つの基本方針

縦の線を作る

トップに少し高さを出す、顔まわりに長さのあるレイヤー(段)を入れる、前髪を斜めに流す。これらはどれも、縦のラインを足して、丸みから視線をそらすための工夫です。

頬の横に「ふくらみ」を作らない

サイドの髪が頬の高さでふくらむと、その部分が顔の幅と重なり、横幅が強調されます。サイドを耳にかけたり、毛先を内側に入れたりして、頬の位置でボリュームを出さない設計にすると、すっきり見えやすくなります。

顎のあたりに「節」を作らない

ボブやミディアムで、毛先が顎の高さにぴったり重なると、顔の丸みが強調されることがあります。顎より少し長くするか、斜めに角度をつけるかで、視線の流れが変わります。

長さ別に見る、丸顔の髪型の考え方

長さごとに、気をつける点を整理します。

長さ うまくいきやすい工夫 気をつける点
ショート トップに高さ、襟足はすっきり 耳まわりのふくらみを抑える
ボブ 前下がり、サイドは内側に 顎ラインの切りっぱなしは丸みが出やすい
ミディアム 顔まわりにレイヤー、毛先は外ハネ少なめ 肩で跳ねる毛先の方向を整える
ロング 顔まわりに長めの段、ゆるやかなウェーブ 重い一直線は縦ラインを消しやすい

ショートは「トップの高さ」で決まる

ショートは顔の輪郭がそのまま出るため、頭の形とトップの高さが重要です。トップを立ち上げて縦のラインを作ると、丸みがやわらぎます。反対に、ぺたんとした形だと丸い輪郭が強調されることがあります。

ボブは「前下がり」と「内巻き」の組み合わせ

ボブは丸顔と相性のよい形の一つです。毛先を前に下げて斜めの線を作ると、輪郭のカーブから視線がそれます。ただし、前下がりの角度が強すぎると、重たく見える場合もあるので、髪質を見ながら調整します。長さの目安は、ミニボブ(顎上)から顎下まで、選択肢が幅広くあります。

ミディアムとロングは「顔まわりの長さ」がカギ

長い髪は、そのままだと全体が重くなり、縦に伸びる効果も出にくくなります。顔まわりだけに長めのレイヤーを入れると、動きが生まれて視線が下に流れます。

「避けたい」と言われる髪型の、本当の理由

「丸顔が避けたほうがいい」とよく言われる髪型には、それぞれ理由があります。理由を知っておくと、条件しだいで選べるかどうかが見えてきます。

頬の高さで毛先がふくらむワンレングス

頬の位置と、ボリュームの位置が重なるためです。髪が細くて頬に沿う人であれば問題が少ない一方、毛量が多い人は広がりやすくなります。

前髪を重く、短く切りそろえる

おでこを隠すことで、顔の縦の長さが短く見え、丸みが強調されることがあります。ただし、おでこの形や好みしだいでは、かわいらしい印象にもなるため、一律には言えません。

顔まわりに髪を全部おろして頬を隠す

小顔に見せたい気持ちから頬を隠すと、かえって髪のボリュームが顔と重なり、大きく見えることがあります。耳にかけるなどして、頬の線を一部見せるのも一つの方法です。

つまり、これらは「やってはいけない」ではなく、髪質・量・好みしだいで調整が必要な形です。

前髪と分け目で、見え方を変える

前髪の選び方は、丸顔の印象を大きく左右します。

  • センター分け:縦の線が強く出て、すっきり見えやすい。顔の左右差が出やすい人は注意。
  • 斜めに流す前髪:頬から視線を外し、縦の動きを作る。つむじの向きと相性を確認。
  • シースルーバング:重くならず、おでこを少し見せられる。湿気で割れやすい。
  • 前髪なし:額を出して縦を強調。生え際のくせや形の確認が必要。

分け目を数センチずらすだけでも、見え方は変わります。一度に大きく変えず、少しずつ試すほうが、失敗は少なくなります。

髪質によって、同じ髪型でも向き不向きが変わる

同じボブでも、髪が細くてぺたんとする人と、太くて広がる人とでは、仕上がりがまったく違います。

細く柔らかい髪では、トップが寝やすく、縦のラインが出にくいことがあります。そのため根元の立ち上げや、カットによるボリュームの設計が必要です。くわしくは髪が細い・ペタンコが気になる方のページにまとめています。

量が多く、広がりやすい髪では、サイドが膨らんで丸みが増すことがあります。量の調整とまとまりの出し方を組み合わせることで、輪郭のラインが整います。量が多い・広がる髪のページも参考にしてください。

美容室での頼み方

「丸顔に似合う髪型にしてください」だけだと、美容師は何を優先すればいいか迷います。気になっている点を具体的に伝えるほうが、設計がはっきりします。

  1. 「頬のあたりが広く見えるのが気になります」
  2. 「縦に長く見える形にしたいです」
  3. 「顔まわりは、耳にかけられる長さを残したいです」
  4. 「前髪は短く切りたくないので、流せる形にしたいです」
  5. 「朝のスタイリングは5分以内で済ませたいです」

写真を見せるときは、好きな写真と、苦手な写真の両方を持っていくと、好みの境界線が分かりやすくなります。

arm’s hairでの相談について

arm’s hair(アームスヘアー・狭山ヶ丘駅 西口 徒歩5分)では、カットの前に、顔の骨格だけでなく、髪の生え方・毛量・くせ・普段のスタイリングの習慣まで伺ってから形を決めます。丸顔の方は「小さく見せたい」というご希望が多いのですが、髪の見え方を調整する方向で考えると、無理のない提案がしやすくなります。

カットの考え方はカットのページにまとめています。雰囲気をつかみたいときは、ビフォーアフターも見ていただけます。

イメージが決まっていなくても大丈夫です。LINEで顔まわりが分かる写真を送っていただければ、髪質に合わせた進め方をお返事できます。ご予約はLINE・電話・ホットペッパーから受け付けています。

よくある質問

Q. 丸顔はショートヘアが似合わないのでしょうか? A. そんなことはありません。トップに高さを出して縦のラインを作れば、すっきりした印象になります。ただし、耳まわりが膨らむ髪質の人は、量の調整が大事です。

Q. 前髪はない方がいいですか? A. 一概には言えません。おでこの形と生え際のくせしだいです。前髪を作る場合は、重くなりすぎないよう、流せる長さにすると失敗が少なくなります。

Q. 丸顔に長い髪は合いますか? A. 合います。顔まわりに長めの段を入れ、毛先に動きをつけると、縦の流れが生まれます。重たい一直線のロングだけは、縦の線が出にくい場合があります。

Q. 髪型で顔は小さく見えますか? A. 小さく「見せる」調整はできますが、骨格が変わるわけではありません。輪郭の見え方、視線の流れを変えることで、印象を整えるイメージです。

Q. パーマをかけると丸顔が目立ちますか? A. ふくらみが頬の高さに出るかどうかで変わります。ウェーブを毛先中心にする、トップに高さを出すなどの工夫で調整できます。

Q. 帽子やヘアアクセサリーで調整できますか? A. ヘアアクセサリーを高い位置につけると、縦のラインを足せます。ただし、髪型そのものとの相性もあるため、一度つけたまま鏡で確かめてみてください。

Q. 自分で丸顔かどうか分からないのですが。 A. 鏡で顔全体を見ても、輪郭は判断が難しいものです。美容室で髪を濡らしてまとめた状態を見てもらうと、骨格の形が分かりやすくなります。

まとめ

丸顔だから似合わない髪型というものはなく、髪で調整できるのは「見え方」までです。縦のラインを作り、頬の高さでふくらみを出さず、顎のあたりに強い節を作らない。この3つが基本の考え方です。

避けたほうがいいと言われる形も、髪質や毛量、好みで変わるため、一律に決める必要はありません。気になることを言葉にして、写真と一緒に美容師に伝えてみてください。きっと、無理のない形が見つかります。

この内容について、狭山ヶ丘の arm’s hair に相談したい方は、カット・パーマのご案内と、メニュー・料金表もあわせてご覧ください。髪の写真をLINEで送っていただければ、あなたの場合の進め方と料金をお返事します。

ご予約はお気軽に

営業 10:00〜18:00(火曜・第3月曜 定休)/狭山ヶ丘駅 西口

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