夜、布団に入ってからが落ち着かない。仰向けだと後頭部に何かが当たる、横を向くと引っ張られる、寝返りのたびに目が覚める。エクステをつけたあとに、こんな悩みが出る方は少なくありません。
先に答えを書きます。寝るときの痛みは、姿勢と髪のまとめ方を少し変えるだけで軽くなることがあります。 ただし、じっとしていても痛む、日がたつほど強くなるという場合は、寝方の工夫では済まないかもしれません。その場合はサロンに相談してください。
この記事の要点です。
- 寝ている間は、頭の重さと寝返りの力が、エクステのつけ根にかかりやすい
- 仰向け・横向き・うつ伏せで、痛みの出る場所が違う
- 結んで寝るなら、ゆるめにまとめる。きつく結ぶのは避ける
- 枕やキャップなどの寝具は、こすれを減らす方向で考える
- 朝の絡まりは、夜の乾かし方とまとめ方で減らしやすい
- 痛みが続く、眠れないほどなら、量や位置の見直しを相談
寝ているあいだ、髪に何が起きているか
起きているときの髪は、重力に沿って下に垂れています。ところが寝ているときは、頭が枕に乗り、髪がその下敷きになったり、頭の下に挟まったりします。
そこにエクステの重さが加わると、つけ根に力が集中しやすくなります。これが、寝たときの「ゴロッとした当たり感」や「引っ張られる感じ」の正体です。
さらに寝返りがあります。人は一晩のうちに何度も向きを変えます。そのたびに、髪が枕とこすれたり、頭の下で押されたりします。意識していないぶん、起きているときより乱暴な力がかかることもあります。
また、寝具との摩擦は、絡まりやすさにも関わります。朝起きたら毛先がもつれていた、という経験はこのためです。
寝姿勢別の痛みの出方と、試せる工夫
| 寝姿勢 | 痛みが出やすい場所 | 試せる工夫(選択肢) |
|---|---|---|
| 仰向け | 後頭部、うなじ付近。つけ根が枕に当たる | 枕の高さや硬さを変える。髪を左右に分けて、頭の下に敷かないようにする |
| 横向き | 耳の上、こめかみ、下側になった側のつけ根 | 髪を上側に流す。下側の髪を引き出して、頭の下に挟まないようにする |
| うつ伏せ | 顔の周り、前側のつけ根 | 髪を後ろにまとめる。可能なら向きを変える(無理な場合は、柔らかい素材のカバーに) |
| 寝返りが多い | 全体 | ゆるくまとめて、動いても絡まりにくい形にする |
どれも「これで痛みがなくなる」と言い切れる方法ではありません。合う合わないは人によって違います。いくつか試して、楽だったものを続けてください。
髪を前に流す/後ろに流す
髪を前(肩の前)に流して寝る人もいれば、後ろにまとめる人もいます。前に流すと、頭の下敷きにならず、後頭部の当たりがやわらぎます。ただ、顔にかかってうっとうしい、寝返りで巻き込む、という面もあります。逆に後ろにまとめると、ひっかかりにくくなりますが、後頭部に当たりやすくなる場合があります。どちらが楽かは試してみないと分かりません。
結んで寝てよいか
結ぶかどうかは、よく聞かれる疑問です。一概にどちらがよいとは言えませんが、考え方を整理します。
結んだほうがよい場面 – 髪が長く、寝返りのたびに絡まる – 朝のもつれがひどい
結ばないほうがよい場面 – 結んだ根元に痛みを感じる – 結び目が頭に当たって寝にくい
結ぶときのポイント – ゆるめに。 きつく結ぶと、つけ根が引っ張られて痛みが増します。 – 低い位置で。 高い位置で結ぶと、後頭部に結び目が当たります。 – ゴムの素材に注意。 細いゴムや金属パーツのあるものは、髪を傷めたり、絡まったりしやすいため避けたほうが無難です。 – 束ねる程度で。 巻きつけたり、ねじったりして、強い力をかけるのは避けます。 – 三つ編みも選択肢。 ゆるい三つ編みは、絡まりを減らす方法の一つです。
結ぶことで痛みが増すなら、無理に結ばず、別の方法を考えてください。
枕・キャップなど寝具の選び方(一般論)
製品名は挙げませんが、考え方を整理します。
- 枕カバーの素材。 ざらつきの少ない、なめらかな素材のほうが、摩擦を減らしやすいと一般には言われます。
- 枕の高さ・硬さ。 硬すぎたり高すぎたりすると、後頭部やうなじに当たりやすくなります。
- ナイトキャップ。 髪をまとめて包むことで、摩擦を減らす目的で使う人がいます。きつすぎるものは、頭皮を締めつけるため避けてください。
- 首まわりの枕。 髪が挟まらないよう、頭の下にスペースをつくる目的で使う人もいます。
寝具は好みと慣れも大きいので、今あるもので工夫できないか、まず試してみてください。高価なものを買えば解決するとは限りません。
朝の絡まりを減らす、夜のひと手間
絡まりやもつれは、寝る前の状態に左右されます。次の流れを参考にしてください。
- 洗髪後は、根元までしっかり乾かす。 湿ったまま寝ると、髪同士がくっつきやすく、絡まりの原因になります。雑菌やにおいの面でも、生乾きは避けたい状態です。
- 毛先から、やさしくとかす。 根元からいきなりとかすと、つけ根に力がかかります。毛先を持って、下から少しずつ。
- ゆるくまとめる。 前の項目で紹介した方法で、動いても絡まりにくい形に。
- 寝具との当たりを確認。 髪が頭の下に挟まっていないか、確認してから寝ます。
洗い方と乾かし方はヘアエクステの正しいシャンプー方法と、編み込みエクステのあとのシャンプーと乾かし方にくわしく書いています。
痛みが「慣れる範囲」かどうかの見極め
つけて間もない時期は、重さや感触に慣れていないために、寝るときも気になることがあります。見極めの目安を挙げます。
様子を見やすいケース – 寝る位置を変えると、楽になる – 朝になると、痛みが落ち着いている – つけてしばらくして、少しずつ気にならなくなっている
相談したほうがよいケース – 寝る位置を変えても、毎晩同じ場所が痛む – 眠れないほど痛い – 朝起きても、頭皮がヒリヒリする – 特定の毛束だけ、強く引っ張られている
量や位置が髪に合っていない場合、寝方の工夫だけでは限界があります。量や位置の見直しを含め、サロンで見てもらうほうが早いです。
こんなときは我慢せず相談を
美容師に相談する目安 – 毎晩痛みで目が覚める – 寝方を変えても、同じ場所がつらい – 髪が頭の下で強く引っ張られている感覚がある – つけ根が浮いている、または取れそうに見える
医療機関(皮膚科など)に行く目安 – 頭皮に赤み、腫れ、膿、湿疹が出ている – 強いかゆみや痛みが続く – ひどい頭痛や発熱がある
診断はできませんので、上のような症状がある場合は、医療機関(皮膚科など)にご相談ください。
arm’s hair に相談するとき
寝るときの痛みは、写真と状況の説明があると、より具体的に答えられます。LINEで次の内容を送ってください。
- 今の髪の写真。 前・横・後ろを、明るい場所で。後頭部のつけ根の状態が分かるもの。
- どんな姿勢で、どこが痛いか。 「仰向けだと後頭部」「右を下にすると耳の上」など。
- ご希望や履歴。 エクステをつけた日、方法、現在のまとめ方、今の寝具の使い方。
写真だけの相談でも構いません。無理に予約を取る必要はありません。次にエクステをつけるときは、付ける量や位置を、髪の状態を見て提案します。寝るときの違和感も含めて、一緒に調整していきます。メニューはヘアエクステ(編み込み式)のページに、料金の目安はヘアエクステの料金ガイドにあります。
エクステがどれくらい持つか、いつ見直すかは、ヘアエクステはどれくらい持つ?の記事も参考にしてください。営業は10:00〜18:00、火曜と第3月曜が定休です。
よくある質問
Q. 寝るとき、エクステは外したほうがよいですか?
A. ご自身で無理に外そうとすると、髪や頭皮に負担がかかるおそれがあります。寝るときの痛みが強い場合は、サロンに相談してください。
Q. 枕を変えたほうがよいですか?
A. 今の枕が高すぎる・硬すぎるなら、見直してみる価値はあります。ただ、まず姿勢やまとめ方を試してから、必要なら考える順番で十分です。
Q. ナイトキャップは使ったほうがよいですか?
A. 摩擦を減らす目的で使う人もいます。ただし、きつく頭を締めつけるものは避けてください。違和感があれば、使うのをやめて構いません。
Q. 朝、毛先が絡まっています。無理にとかしてもよいですか?
A. 引っ張るとつけ根に力がかかります。毛先からゆっくり、少しずつほどいてください。ひどく絡まっている場合は、無理せずサロンへ。
Q. 三つ編みで寝ても問題ありませんか?
A. ゆるい三つ編みなら、絡まりを減らす方法の一つです。ただ、きつく編むと、つけ根が引っ張られます。力を入れすぎないようにしてください。
Q. 汗をかく季節は、寝るときに気をつけることはありますか?
A. 汗で根元が湿ったまま寝ると、においやかゆみの原因になることがあります。洗髪後はしっかり乾かし、汗をかいたときも早めに対処してください。
Q. 横向きでしか寝られません。どうすればよいですか?
A. 下側になる髪を、頭の下に敷かないよう整えるのが基本です。それでも痛い場合は、量や位置が合っていない可能性があるので、相談してください。
Q. 次につけるとき、寝やすさも考えてもらえますか?
A. はい。寝るときに困っていることを伝えてもらえれば、付ける量や位置の提案に活かします。
まとめ
寝るときの痛みは、姿勢・まとめ方・寝具の順に、一つずつ試すのが近道です。それでも毎晩つらいなら、寝方ではなく量や位置の問題かもしれません。痛む場所を写真に撮って、LINEで相談してみてください。


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