結論からお伝えします。結婚式のお呼ばれヘアは「普段よりきちんと見えること」「長時間崩れにくいこと」「新婦より目立たない控えめな華やかさ」の3つを満たせば、まず失敗しません。迷ったら、ハーフアップか低めのまとめ髪(シニヨン)を選び、季節に合った素材のヘアアクセサリーを一つ添えるのが、ドレスにも和装にも合わせやすい基本形です。季節によって、春は柔らかさ、夏は首元のすっきり感、秋は落ち着いた質感、冬は上品な輝きを意識すると、全体のコーディネートがまとまります。
この記事では、arm’s hair(アームスヘアー)の店長として美容師歴20年以上、さまざまな場面の髪を整えてきた立場から、結婚式のお呼ばれヘアの基本マナー、立場や会場による選び方、ドレス・和装別のアレンジ、髪の長さ別の髪型、ハーフアップの作り方、季節別のアレンジとヘアアクセサリー、崩れないコツ、美容院に頼むかセルフにするかの判断まで、順番にまとめます。
結婚式お呼ばれヘアで押さえる3つの基本

結婚式は、新郎新婦の晴れの日を祝うフォーマルな場です。髪型を選ぶときは、次の3つを意識しましょう。
1. 「きちんと感」と「自分らしさ」のバランス
普段のまま下ろしただけの髪は、カジュアルに見えることがあります。反対に、普段とかけ離れた髪型にすると、窮屈に感じたり、自分らしさがなくなったりします。おすすめは「いつもより少しだけきちんと」したアレンジです。普段は下ろしている方なら、ハーフアップやサイドアップなど、すべてをまとめないスタイルから始めると、違和感なく取り入れられます。
2. 長時間の「崩れにくさ」
結婚式は、挙式、披露宴、二次会と続くと、半日以上同じ髪型で過ごすことがあります。時間がたっても形が保てるかどうかは、とても大切なポイントです。アップスタイルやハーフアップは、ダウンスタイルに比べて崩れにくく、長時間の式に向いています。前髪は汗で崩れやすい部分なので、ピンで留めるか、横に流すスタイルにすると安心です。
3. 主役を引き立てる「控えめな華やかさ」
お祝いの場にふさわしい華やかさも大切です。巻き髪で動きを出したり、普段は使わないヘアアクセサリーを添えたりすると、特別感が出ます。ただし、新婦より目立つほどの装飾は避け、上品さを保つことを意識しましょう。親族の結婚式では控えめに、友人の結婚式ではやや華やかに、と立場で調整するとバランスが取れます。
避けたい髪型・髪飾り
一般的に、次のような髪型や髪飾りは避けたほうが無難とされています。
| 避けたいもの | 理由 | 代わりの選び方 |
|---|---|---|
| 白い花の大きな髪飾り、生花の冠 | 花嫁の装いと重なりやすい | 白以外の色や、小ぶりなパールを選ぶ |
| 生花を使った派手な飾り | 花嫁の演出と重なることがある。長時間でしおれやすい | 造花や布製の飾り |
| ティアラ、大きなベール風の飾り | 花嫁を連想させる | バレッタやコームで控えめに |
| まったく手を加えていないダウンスタイル | カジュアルに見えやすい | 毛先を巻く、サイドを留めるなど一手間を |
| 寝ぐせのような無造作すぎるアレンジ | 準備不足に見えることがある | ほぐす量は控えめに、表面は整える |
| 動物の毛皮や革の髪飾り | 殺生を連想させるとされる | 布、パール、ビジューなどの素材 |
最近は、自然な明るさの髪色や、こなれた雰囲気のアレンジも受け入れられやすくなっています。ただ、親族の多い式や格式の高い会場では、控えめな選択が安心です。
立場・時間帯・会場別の選び方

同じ結婚式でも、自分の立場、式の時間帯、会場の雰囲気によって、ふさわしい髪型は変わります。
| 場面 | 髪型の目安 | ヘアアクセサリーの目安 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 友人の結婚式 | ハーフアップ、サイドアップ、巻き髪のダウン | パール、ビジュー、リボンなど | 華やかさは出してよいが、主役より目立たない |
| 親族の結婚式 | 低めのシニヨン、きちんとしたハーフアップ | 小ぶりで落ち着いたもの | 家族写真に残るので、全方向から整った形に |
| 昼の式 | 清楚で上品なまとめ髪 | 光りすぎないパール、マットな素材 | 強い輝きは控えめに |
| 夜の式 | 華やかなアップ、ウェーブ | ビジューやラインストーンなど輝きのあるもの | 照明の下での見え方を意識 |
| ホテル・格式のある会場 | きっちりまとめたアップ | 上質で控えめなもの | もっともフォーマルに寄せる |
| レストラン・ガーデン | ハーフアップ、柔らかいまとめ髪 | 花モチーフ、布素材 | 屋外は風と湿気に備えて固定を強めに |
| 二次会のみ | ウェーブダウン、ルーズなポニーテール | 少し遊びのある飾りも可 | 会場の雰囲気に合わせて少しカジュアルに |
親族として出席するとき
親族として出席する場合は、一般のゲストよりも控えめで品のある髪型が求められます。新郎新婦の母や姉妹は、上品なアップスタイルや、きちんと感のあるハーフアップが定番です。派手な装飾は避け、髪のツヤや形の美しさで整えるのが基本です。家族写真に残ることも多いので、正面だけでなく横や後ろから見ても整った形を意識しましょう。
二次会・パーティーのとき
二次会やパーティーは、挙式や披露宴よりカジュアルな雰囲気です。ゆるやかなウェーブを全体につけて、サイドを後ろでピン留めするだけのダウンスタイルや、低めの位置で結んで毛先を巻いたルーズなポニーテール、部分的に細い編み込みを入れたスタイルなども選びやすくなります。動きの多いパーティーでは、崩れにくく、自分が楽に過ごせる形を選ぶことも大切です。
可愛いワンピース・ドレスに合わせるヘアアレンジ

パステルカラーやフェミニンなデザインのドレスには、柔らかさのあるアレンジがなじみます。
1. 編み込みハーフアップ
両サイドから髪を取り、ゆるく編み込んで後ろで合流させるスタイルです。全体をまとめすぎないので、ナチュラルさを残しながらきちんと感が出ます。ボブからロングまで幅広い長さで作れます。編み込みの間から髪を少し引き出すと、柔らかい雰囲気になります。パールやラインストーンのピンを散らすと、華やかさが加わります。
2. カールダウンスタイル
全体に柔らかいカールをつけ、トップに自然な高さを持たせたスタイルです。ミディアム〜ロングの方向きで、シンプルながら女性らしさが引き立ちます。巻き方で印象が変わり、細かめに巻くと大人っぽく、ゆるく巻くと愛らしい雰囲気になります。カールを長持ちさせるには、スタイリング剤をつけてから巻き、最後にスプレーで固定します。
3. アシンメトリーのサイドアップ
片側の髪をピンやコームで留め、反対側は流すスタイルです。ショートボブ〜ミディアムでも挑戦しやすく、留める位置を低めにするとクラシカルに、高めにするとモダンな印象になります。留める側にねじりや「くるりんぱ」(結び目の上に毛束を通す方法)を加えると、手の込んだ印象に変わります。
4. ドレスアップしたポニーテール
髪を少し高めの位置で結び、トップに高さを出し、毛先を柔らかく巻いたスタイルです。首元や背中が開いたドレスとの相性がよく、長時間でも崩れにくいのが特徴です。結び目をリボンやヘアアクセサリーで隠すと、パーティー向けの仕上がりになります。
5. ゆるウェーブの低めシニヨン
全体にゆるいウェーブをつけてから、低い位置でまとめるスタイルです。きっちりしすぎない抜け感があり、大人の女性にもなじみます。デコルテがきれいに見え、表面の毛を少し浮かせると、こなれた雰囲気に仕上がります。
シックなパーティードレスに合わせるヘアスタイル

黒や紺、深い色のドレス、シンプルなデザインのドレスには、すっきりとした洗練されたアレンジが映えます。
1. クラシカルなシニヨン
トップとサイドを整えてまとめ、後ろにしっかりしたシニヨンを作るスタイルです。上品で格調高い印象になり、どんなドレスにも合わせやすい形です。丸く大きめにまとめるとクラシカルに、小さく引き締めるとモダンな印象になります。顔の形や首の長さに合わせて大きさを調整します。
2. ねじりアップ
髪を数か所からねじりながら、ピンで留めていくスタイルです。直線的なラインが現代的な印象を与え、シンプルなデザインのドレスと相性がよい形です。ストレートアイロンで髪を整えてから作ると、よりシャープに仕上がります。
3. 片側に流すウェーブ
髪を片側に寄せ、柔らかいウェーブをつけたスタイルです。ワンショルダーやアシンメトリーのドレスとよく合います。片側に寄せたあと、32mmくらいの太めのカールアイロンでゆるく巻き、トップから毛先まで同じ方向に巻くと、統一感が出ます。
4. ふんわり後ろに流すスタイル
前髪から頭頂部にかけて、空気を含ませるように後ろに流すスタイルです。額を見せることで表情が明るく見え、どんな首元のドレスにも合わせやすい形です。後ろはダウンのままでも、低めのお団子にしてもまとまります。
5. サイドの太めの編み込み
サイドや後ろに太めの編み込みを入れるアレンジです。個性がありながら品のある印象で、髪の量が多い方もまとまりよく見せられます。きっちり編まずに、あとから少し引き出してゆるさを出すと、柔らかい印象になります。
ドレスと髪型のバランスの考え方
| ドレスの特徴 | 合わせやすい髪型 | 理由 |
|---|---|---|
| 装飾が多い、柄が華やか | すっきりしたシニヨン、まとめ髪 | 全体が派手になりすぎない |
| シンプルなデザイン | 編み込みやウェーブで動きのある髪型 | 髪で華やかさを足せる |
| 首元が詰まったデザイン | アップスタイル | 首まわりが重く見えにくい |
| 背中や首元が開いたデザイン | ポニーテール、高めのまとめ髪 | 開いた部分がきれいに見える |
| ワンショルダー | 片側に流すスタイル | 左右のバランスが取りやすい |
| 落ち着いた濃い色 | パールなど上品な飾りを添えたアップ | 光の当たり方で顔まわりが明るく見える |
和装に合わせるヘアアレンジ

着物で出席する場合は、洋装とは選び方が少し変わります。基本は、襟元と首筋をきれいに見せることです。
和装ヘアの基本ルール
- 襟元・首筋が見えるように、髪はまとめる
- 着物が華やかなら髪はシンプルに、着物が控えめなら髪に華やかさを少し足す
- 着物の種類(格)に合わせて、髪型のきちんと感も調整する
| 着物の種類 | 合わせやすい髪型 | 髪飾りの目安 |
|---|---|---|
| 振袖 | 高めのシニヨン、和風のハーフアップ | 華やかな髪飾りも可 |
| 訪問着 | すっきりしたアップスタイル、サイドや後ろのシニヨン | 小ぶりで上品なもの |
| 色留袖・黒留袖 | きちんとまとめたクラシカルなアップ | 控えめに。黒留袖は特に装飾を抑える |
和装におすすめの4つのスタイル
- 黒髪のクラシカルシニヨン:低めにまとめると落ち着いた印象に、少し高めにすると若々しい印象になります。訪問着や色留袖に合わせやすい形です
- かんざしを添えたシニヨン:シニヨンをベースに、サイドや後ろにかんざしを添えます。かんざしの色を着物の差し色に合わせると、統一感が出ます。小ぶりなかんざしを複数使う方法もあります
- 大きな花飾りのアレンジ:髪型はシンプルにまとめ、花飾りを主役にします。振袖など華やかな着物向きです。長時間の式では、生花より造花のほうが安心です
- 和洋折衷のルーズアップ:全体にゆるいウェーブをつけてから後ろでゆるくまとめ、顔まわりや襟足に少し髪を残します。現代的な着物の着こなしになじみます
和装に合う髪型が分からないときは、美容院で「訪問着に合わせたい」「色留袖で親族として出る」など、着物の種類と立場を具体的に伝えると、合う形を提案してもらいやすくなります。
髪の長さ別|結婚式向けヘアアレンジ

髪の長さによって、作りやすいアレンジは変わります。
| 長さ | 作りやすいアレンジ | ポイント |
|---|---|---|
| ショート | サイドのピン留め、ウェットな質感、ヘッドアクセサリー | 耳まわりや首元がすっきりし、イヤリングやネックレスが映える |
| ボブ | ねじりハーフアップ、襟足を内側に折り込む「なんちゃってアップ」、編み込みカチューシャ | 細いピンとスプレーを併用して、短い毛をしっかり留める |
| ミディアム | ロープ編みのアップ、低めのポニーテール、サイドロール | 前髪と顔まわりの扱いで印象が大きく変わる |
| ロング | 編み込みの低めシニヨン、片側に流すウェーブ、編み込みのハーフアップ | 重さがあるので固定はしっかりと。顔まわりに軽さを |
ショートヘア
ショートでも、工夫次第で華やかにできます。前髪や横の髪をねじって小さなピンで留める、ジェルやワックスでウェットな質感にして洗練された印象にする、カチューシャなどのヘッドアクセサリーを主役にする、といった方法があります。トップを根元から立ち上げて乾かし、全体に軽くカールをつけるだけでも、普段とは違う特別感が出ます。
ボブ
ボブは全体をまとめにくい長さですが、部分的なアレンジで華やかさを出せます。両サイドをねじって後ろでピン留めする、トップだけをくるりんぱする、前髪を含めた表面を細く編み込んでカチューシャのように見せる、などの方法があります。襟足を内側に折り込んでピンで留めると、アップスタイルのように見せることもできます。
ミディアム
ミディアムは、アップもダウンも楽しめる長さです。髪を数本のロープ状にねじってまとめるアップ、低い位置で結んでリボンを添えるポニーテール、横に流した髪を内巻きにロールさせるスタイルなどが作りやすくなります。髪が硬くてまとまりにくい方は、アイロンで軽く巻いてからアレンジすると扱いやすくなります。
ロング
ロングは長さを生かした華やかなスタイルが映えます。編み込みを低い位置でまとめたシニヨン、大きなウェーブを片側に流したスタイル、後ろでフィッシュボーン(魚の骨のような細かい編み方)を作ったハーフアップなどがあります。重さで崩れやすいので、ピンでの固定をしっかり行い、顔まわりに軽さを出すと重たく見えにくくなります。
髪の長さごとのスタイルは、ショート、ミディアム、セミロング、ロングのページでもご覧いただけます。
結婚式で使えるハーフアップの作り方

ハーフアップは、髪の一部を上げて残りを下ろすスタイルです。全部上げると堅く、全部下ろすとカジュアルに見えやすいところを、ちょうどよく整えられるのが特徴です。顔まわりがすっきりして表情が明るく見え、セルフでも作りやすいので、お呼ばれヘアで取り入れやすい形です。
長さ別のハーフアップの考え方
| 長さ | 作り方の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| ショート(耳上〜あご下) | サイドの髪を少量取ってピン留め | 前髪を含めたサイドを細めに取り、耳の上で留める |
| ボブ(あご〜肩) | トップから指2本分の幅で取ってくるりんぱ、またはサイドをねじって後ろで合わせる | 上げる量を多くしすぎない |
| ミディアム(肩〜鎖骨) | 編み込み、ねじり、ルーズなくるりんぱ | もっとも作りやすく、アレンジの幅が広い |
| ロング(鎖骨より下) | ロープ編み、低めの位置のハーフアップ | 重さで下がりやすいので、ピンで補強 |
1. ルーズなくるりんぱハーフアップ
- 全体を巻き髪にする(26mmのカールアイロンが扱いやすい)
- トップの髪を指で軽くすくい、ふんわりさせる
- サイドの髪を耳上からやや後ろ寄りで集めて結ぶ
- 結び目の上に毛束を通して、くるりんぱを1回する
- 全体を少しずつ引き出して、ゆるく仕上げる
- 顔まわりに少しだけ後れ毛を残す
きれいに決めすぎず、少しやわらかさを残すのがコツです。ただし結婚式では、ほぐしすぎると準備不足に見えることがあるので、表面は整えておきましょう。
2. おでこを出すハーフアップ
- 前髪を含めたトップを取り分ける
- 前髪の根元に軽く逆毛を立て、ふんわり盛り上げる
- サイドの髪と合流させて、後ろで留める
- 結び目にバレッタなどのヘアアクセサリーを添える
清楚で上品な印象になります。額を全部出すのに抵抗がある方は、斜めに流した前髪を少し残すと柔らかくなります。
3. ねじりハーフアップ
- 両サイドの髪を少量ずつ取る(取りすぎない)
- 外側から内側に向かってねじる
- 後ろで左右のねじった毛束を合わせ、ピンで固定する
- 留めた部分をバレッタやヘアアクセサリーで飾る
ねじるだけで作れるので、アレンジが苦手な方にも取り入れやすい方法です。ショートボブでも作れます。
4. ロープ編みハーフアップ
- サイドの髪を2つに分ける
- それぞれを同じ方向(例えば時計回り)にねじる
- ねじった2本を、反対方向に絡める
- 後ろで左右のロープ編みを合わせ、Uピンでしっかり固定する
- 編み目を少し引き出して、立体感を出す
手の込んだ上品な印象になり、大人の女性のお呼ばれヘアにもなじみます。
顔型別のハーフアップの調整
| 顔型 | 目指すバランス | おすすめ | 避けたい形 |
|---|---|---|---|
| 丸顔 | 縦のラインを強調 | トップに高さを出し、サイドはすっきり | 横に広がるふんわりスタイル |
| 面長 | 横のラインを意識 | サイドに適度なふくらみ、トップは高くしすぎない | 縦長を強調する高いポンパドール |
| ベース型 | 輪郭をやわらかく | 顔まわりに後れ毛を少し残して包む | 顔まわりをすべて出す形 |
| 逆三角形 | 下に重心を | 低めの位置のハーフアップ | トップだけを高くする形 |
ハーフアップのよくある失敗と直し方
| 失敗 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| ぺたんとして高さが出ない | 根元が寝ている、スタイリング剤が足りない | 根元を上向きに乾かし、取り分ける前に軽く逆毛を立てる |
| すぐに崩れる | 固定が甘い、髪が滑りやすい | ピンを×の形に交差させる。結ぶ前に毛束にワックスやパウダーをつける |
| 子どもっぽく見える | 高すぎる位置でまとめている | 耳の高さか少し下でまとめ、大人っぽい飾りを選ぶ |
| 顔が大きく見える | サイドを全部上げている、トップがつぶれている | サイドを少し残し、トップに高さを出す |
| 髪が多くて重い | 上げる量が多すぎる | 上げる量を少なめにし、太めのゴムとUピンで補強 |
| 髪が少なく寂しく見える | 根元のボリューム不足 | 根元を立ち上げ、上げる量を少なめにして後れ毛を少し多めに |
季節別|結婚式ヘアアレンジとヘアアクセサリー

季節に合わせて髪型と髪飾りを選ぶと、ドレスや会場の雰囲気とまとまりやすくなります。季節ごとの髪の悩みにも合わせて対策しておきましょう。
| 季節 | 合わせやすいアレンジ | 髪飾りの素材・モチーフ | 髪の悩みと対策 |
|---|---|---|---|
| 春(3〜5月) | 花モチーフを添えたハーフアップ、柔らかいウェーブ | 小花、パステルカラーのリボン | 急な雨や湿気。しっかり乾かし、広がりを抑える製品を |
| 夏(6〜8月) | 首元がすっきりするアップ、編み込みのハーフアップ | 貝殻やパール、透け感のある素材 | 汗で崩れやすい。前髪は上げるか固定。ミニスプレーを持参 |
| 秋(9〜11月) | ルーズな質感のアップ、ねじりアレンジ | ブラウン系、ベロアやスエード調 | 比較的崩れにくい季節。凝ったアレンジにも挑戦しやすい |
| 冬(12〜2月) | ゴージャスなアップ、上品なシニヨン | パール、ラインストーン、ベロアやサテン | 乾燥と静電気。セット前にオイルを少量なじませる |
春の結婚式
春は、優しく柔らかな印象のヘアスタイルが季節になじみます。花モチーフの髪飾りを添えたハーフアップや、パステルカラーのリボンやピンを取り入れたアレンジがおすすめです。急な雨や湿度の変化があるため、セットの前にしっかり乾かし、広がりを抑えるスタイリング剤を使うと安心です。
夏の結婚式
夏は、すっきりとした清涼感のある髪型が合います。アップスタイルで首元を見せる、編み込みを生かした涼しげなハーフアップにする、といった形です。汗で崩れやすいので、汗や湿気に強いタイプのスタイリング剤を選び、前髪はしっかり固定するか上げるスタイルにします。式の途中で直せるよう、ミニサイズのスプレーを持っていくと安心です。
秋の結婚式
秋は、温かみのある落ち着いたヘアスタイルが映えます。深みのあるブラウン系の髪飾りや、ルーズな質感を取り入れた大人っぽいアップスタイルがなじみます。比較的過ごしやすい気候なので、凝ったアレンジも崩れにくい季節です。普段は挑戦しないスタイルを試すのにも向いています。
冬の結婚式
冬は、華やかで温かみのある髪型が合います。パールやラインストーンを使った上品なアップスタイル、ベロアやサテンの髪飾りを添えたアレンジがおすすめです。乾燥による静電気が起きやすいので、セットの前にヘアオイルを少量なじませ、仕上げにスプレーをします。金属のピンより樹脂のピンのほうが静電気が起きにくいとも言われます。
ヘアアクセサリーの選び方

ヘアアクセサリーは、シンプルな髪型でも一気にお祝いの装いに変えてくれます。選び方のポイントをまとめます。
場面別の選び方
| 場面 | 選びやすいアクセサリー |
|---|---|
| 挙式が中心 | パールのヘアピン、小さな花モチーフのコーム、シンプルなカチューシャ |
| 披露宴・二次会 | ビジューのピン、色のある花飾り、リボン型のバレッタ |
| 和装 | かんざし、組紐を使った飾り、季節の花モチーフ |
年代別の選び方
| 年代の目安 | 選び方の例 |
|---|---|
| 20代 | 花モチーフやラインストーンなど、華やかで軽やかなもの |
| 30代 | 上品な輝きのパール、デザイン性のあるシンプルなもの。素材の質感を大切に |
| 40代以降 | 落ち着いた色味の小ぶりなもの、アンティーク調のデザイン。髪型の美しさを引き立てるアクセントとして |
年代はあくまで目安です。ドレスやご自身の雰囲気に合わせて選んでください。
付け方のポイント
- 大きなイヤリングやネックレスをつける日は、髪飾りはシンプルに
- 正面だけでなく、斜めから見たときのバランスも確認する
- 動いても外れないよう、ピンと併用して固定する
- ドレスの装飾(ビーズやレース)や色と、髪飾りの素材や色をそろえると、洗練された印象になる
- 昼は輝きを控えめに、夜は少し華やかに調整する
自分でできる結婚式ヘアアレンジ

美容院に行く時間がない場合や、二次会のみの参加の場合は、自分でアレンジする方法もあります。
そろえておきたい道具
| 道具 | 用途 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| カールアイロン(26〜32mm) | 巻き髪のベースを作る | 26mmは細かめ、32mmはゆるめのカールに |
| テールコーム | 毛束を分ける、表面を整える | 先の細いものが分け目を取りやすい |
| アメピン・Uピン | 固定する | 髪色に近い目立たない色を |
| 細いゴム | 結ぶ、くるりんぱ | 透明や髪色に近いもの |
| ヘアスプレー | 仕上げの固定 | キープ力のあるものと、軽いものがあると便利 |
| ワックス・オイル | 質感を出す、すべり止め | 少量ずつ使える軽めのもの |
下準備
- 前日の夜にシャンプーをして、根元からしっかり乾かしておく(朝の洗いたての髪はすべりやすく、アレンジが持ちにくいことがある)
- 前日のシャンプーは、さっぱりしたタイプのほうがスタイリングしやすい
- 当日は乾いた状態から始め、根元を立ち上げるように乾かし直してトップに高さを出す
- 先に全体を軽く巻いておくと、どのアレンジにも応用しやすい
5分でできる簡単アレンジ3つ
ねじりハーフアップ
- 両サイドから髪を少量ずつ取る
- それぞれをねじりながら後ろへ持っていく
- 2本を交差させて、ピンで固定する
- 残りの髪に軽くカールをつける
低めのポニーテールアレンジ
- 髪全体を低い位置で結ぶ
- 毛先をカールさせる
- 結び目の上を少し引き出して、ふんわりさせる
- 結び目に小さなリボンやコサージュをつける
サイドの編み込みまとめ
- 髪を流したい方向に分ける
- 流した側の表面を3つに分け、ゆるく編み込む
- 編み目から少し髪を引き出して、やわらかさを出す
- 後ろでピンで固定し、残りの髪はカールさせる
ボブ・ミディアム・ロングでできる簡単まとめ髪
- ボブ:襟足を内側に折り込んでピンで留めると、アップスタイルのように見える
- ミディアム:少し高めにまとめてポニーテールにし、毛先を内側に入れ込んでピンで留める簡単シニヨン
- ロング:低い位置でポニーテールを作り、ロープ状にねじって渦巻き状に留めていくシニヨン
ピンの留め方のコツ
- アメピンは、波打っている側を下にして差す
- 2本を×の形に交差させると、外れにくくなる
- ピンの先を、頭皮に沿わせるように奥まで押し込む
- 見えない内側のピンこそ、しっかり留める
練習のすすめ
セルフアレンジは、本番の前に一度は練習しておきましょう。時間を計りながら練習すると、当日に何分かかるか分かります。後ろの仕上がりは、手鏡を使って合わせ鏡で確認すると失敗が減ります。手順が分かりにくいときは、動画で手元の動きを見ながら練習するのも一つの方法です。
長時間崩れないヘアスタイルの作り方

挙式から二次会まで続く日は、崩れにくさが大切です。下準備、スタイリング剤、固定の3つで持ちが変わります。
スタイリング剤の使い分け
| 部位 | 向いているもの | 役割 |
|---|---|---|
| 根元 | ボリューム用のスプレーやパウダー、ムース | ふんわり感を長く保つ |
| 毛束 | ワックス、パウダー | すべりを抑えて、ゴムやピンが留まりやすくなる |
| 毛先 | ワックス、オイル | 湿気による広がりを抑え、まとまりを出す |
| 仕上げ | キープ力のあるスプレー | 全体を固定する。20〜30cmほど離して吹きかける |
髪が細い方は軽いつけ心地のもの、太い方はキープ力の強いものを選ぶと、髪質に合いやすくなります。
崩れやすい場所と対策
| 崩れやすい場所 | 起こりやすいこと | 対策 |
|---|---|---|
| 前髪 | 汗で割れる、うねる | ピンで留めるか、横に流す・上げるスタイルに |
| 耳まわり | 摩擦でほつれる | ピンを交差させて留める |
| 襟足 | 汗で落ちてくる | 複数のピンで段階的に固定する |
| 巻き髪 | カールがゆるむ | 巻いたら冷めるまで触らず、冷めてからほぐしてスプレー |
| 結び目 | 重みで下がる | ゴムで結んだあと、Uピンで補強する |
当日の持ち物
- 使ったものと同じ予備のピン
- ミニサイズのスプレー
- 小さなくし
- 細いゴム
- 手鏡
式の合間に化粧室で、前髪と表面の浮き毛をさっと整えるだけでも、写真に残る印象が変わります。
美容院でセットする?自分でする?判断のポイント

ヘアセットを美容院に頼むか、自分でするかで迷う方も多いと思います。それぞれの特徴を比べます。
| 比べるポイント | 美容院でセット | 自分でセット |
|---|---|---|
| 仕上がり | 複雑なアップスタイルも安定して作れる | 技術によって差が出る |
| 崩れにくさ | 固定がしっかりしていて、長時間でも保ちやすい | 固定の仕方で差が出る |
| 時間 | 予約と移動の時間が必要 | 自宅で自分のペースで準備できる |
| 費用 | 費用がかかる(サロンによって異なる) | 道具があれば抑えられる |
| 向いている場面 | 親族として出席、格式のある会場、長時間の式、凝ったアップ | 二次会のみ、カジュアルな会場、シンプルなハーフアップ |
自分で巻き髪やブローだけ済ませて、仕上げのアレンジだけを頼めるサロンもあります。費用や時間に合わせて選びましょう。
美容院に頼むときの予約と準備
- 結婚式が多い時期の週末は混み合うことがあるため、早めに予約する
- 予約のときに、所要時間、当日の受付時間、髪飾りの持ち込みができるかを確認する
- 式の開始時刻から逆算して、移動時間も含めた余裕のある時間に予約する
希望を伝えるポイント
- 参考写真を2〜3枚用意する(正面だけでなく、後ろや横の写真もあると分かりやすい)
- ドレスや着物の写真を見せる(色、形、首元の開き方が分かるもの)
- 優先したいことを伝える(「前髪にこだわりたい」「後ろ姿を華やかに」など)
- 避けたいことも伝える(「額は出したくない」など)
- 過去に崩れやすかった経験があれば伝える
持っていくと便利なもの
- 使いたいヘアアクセサリー
- 当日のドレスや着物の写真
- 普段使っているスタイリング剤(髪質に合っているもの)
- 予備のヘアピン
結婚式の前に整えておきたい髪の状態
アレンジの仕上がりは、土台となる髪の状態にも左右されます。式の前に整えておくと安心なことをまとめます。
髪色
明るめの髪色でも、自然な範囲であれば問題ないことが多くなっています。ただし、親族の結婚式や格式のある会場では、少し控えめにするか、アップスタイルですっきりまとめると安心です。根元の伸びが気になる場合は、式の1〜2週間前に整えておくと、色がなじんだ状態で出席できます。当店のリタッチカラーは¥4,600、全体カラーは¥6,500〜です。カラーの種類はカラーメニューをご覧ください。
カット
カットは式の1〜2週間前に済ませておくと、切りたての不自然さがなく、アレンジにもなじみます。アップスタイルにしたい方は、結べる長さを残しておくことが大切です。当店のカットは¥3,000です。
トリートメント
毛先のパサつきや広がりがあると、アレンジの仕上がりが整いにくくなります。式の前にトリートメントで整えておくと、ツヤとまとまりが出やすくなります。当店のトリートメントは¥3,000(約15分)、プレミアムトリートメントは¥5,000(約30分・ホームケア付き)です。広がりやパサつきが気になる方には、髪質改善ケラチントリートメント(当店オリジナル・約120分・¥10,300)もあります。
目元
髪型と合わせて目元の印象も整えたい方には、まつ毛エクステもあります。当店のまつ毛エクステ付け放題は¥5,980(約60分)です。詳しくはまつ毛エクステ・まつ毛パーマのページをご覧ください。
| 時期の目安 | 整えておきたいこと |
|---|---|
| 1か月前 | ドレスや着物を決め、髪型の方向を考える。美容院の予約 |
| 2〜3週間前 | カラーで根元や色味を整える |
| 1〜2週間前 | カット、トリートメント。セルフの場合は一度練習 |
| 前日 | 夜にシャンプーし、根元からしっかり乾かす。道具と持ち物の準備 |
| 当日 | セット、仕上げのスプレー。予備のピンとミニスプレーを持って出発 |
よくある質問(Q&A)

Q. 自分でアレンジするか、美容院でセットしてもらうか、どちらがよいですか?
A. 式の格式や自分の立場、アレンジに慣れているかで判断するとよいでしょう。親族として出る式、長時間の式、凝ったアップスタイルにしたい場合は、美容院のほうが安心です。二次会のみの参加や、シンプルなハーフアップにする場合は、セルフでも十分に整えられます。
Q. 髪が短くても、結婚式向けのアレンジはできますか?
A. できます。ピンやカチューシャ、クリップなどのアクセサリーを使う、全体にカールをつける、ワックスで質感を変える、部分的にねじってピン留めする、といった方法があります。ショートは耳まわりや首元がすっきりするので、イヤリングやネックレスが映えるのも良いところです。
Q. 前髪のセットが苦手です。どうすればよいですか?
A. うまくまとまらないときは、横に流してピンで留める、全体を後ろに流してカチューシャでまとめる、編み込みに組み込む、といった方法があります。下ろす場合は、根元から乾かして流したい方向に整え、カールアイロンで軽く内側に巻くと自然にまとまります。スプレーは前髪にだけ軽くかけましょう。
Q. 髪色が明るめですが、結婚式に出席しても大丈夫ですか?
A. 自然な明るさであれば、問題ないことが多くなっています。ただし、式の格式や会場、親族の結婚式かどうかによって考え方は変わります。極端に派手な色は避け、気になる場合はアップスタイルですっきりまとめると、落ち着いた印象になります。
Q. 結婚式の翌日にも予定があります。髪型はどうすればよいですか?
A. 崩したときにも自然に見えるスタイルを選ぶと安心です。ハーフアップのように、ピンを外すだけで雰囲気を変えられる形もおすすめです。美容院でセットする場合は、スプレーやワックスを控えめにしてほしいと伝えましょう。宿泊する場合は、シャンプーとコンディショナーを持っていくと安心です。
Q. 白い髪飾りはつけてもよいですか?
A. 白は花嫁の色とされるため、大きな白い花の髪飾りなどは避けたほうが無難です。小ぶりなパールなど、控えめなものであれば取り入れやすいと考えられています。迷ったときは、白以外の色を選ぶと安心です。
Q. ハーフアップは、結婚式でもマナー違反になりませんか?
A. きちんと整えたハーフアップであれば、お呼ばれヘアとして取り入れやすい髪型です。ただし、親族として出席する場合や格式の高い会場では、より改まった低めのシニヨンなどのほうが安心な場合もあります。
Q. 髪が多くて、アレンジがすぐに崩れてしまいます。
A. 上げる髪の量を少なめにし、太めのゴムで結んだあとにUピンで補強すると崩れにくくなります。結ぶ部分にだけドライシャンプーやパウダーをつけると、すべりにくくなります。普段から髪の量が多くて重い方は、カットで量を整えておくのも一つの方法です。
Q. 猫っ毛で髪が少ないのですが、アップスタイルにできますか?
A. できます。根元をしっかり立ち上げて乾かし、パウダーやドライシャンプーで根元に厚みを出してから作ると、ふんわりした仕上がりになります。上げる量を少なめにし、まとめたあとにトップを少しずつ引き出すと、ボリュームが出て見えます。
Q. 生花を髪に飾ってもよいですか?
A. 生花は季節感が出る一方で、長時間の式ではしおれやすく、花嫁の装いと重なることもあります。お呼ばれでは、造花や布製の花飾りのほうが安心です。美容院に持ち込む場合は、事前に取り扱いができるか確認しましょう。

まとめ:季節と服装に合わせて、きちんと華やかなお呼ばれヘアを

結婚式のお呼ばれヘアについて、要点を振り返ります。
- 基本は「きちんと感」「崩れにくさ」「主役を引き立てる控えめな華やかさ」
- 立場(友人・親族)、時間帯、会場によって、ふさわしい華やかさを調整する
- ドレスが華やかなら髪はすっきり、ドレスがシンプルなら髪で華やかさを足す
- 和装は襟元を見せてまとめ、着物の種類に合わせて髪飾りを選ぶ
- ハーフアップは、セルフでも作りやすく、多くの場面に合わせやすい
- 季節に合った素材やモチーフの髪飾りを選ぶと、全体がまとまる
- 崩れないためには、前日の準備、スタイリング剤の使い分け、ピンの留め方が大切
- 髪色やカット、トリートメントは、式の1〜2週間前に整えておくと安心
特別な日の髪型は、新郎新婦へのお祝いの気持ちを表すものでもあります。ご自身が心地よく、自信を持って過ごせるスタイルを選んでください。
arm’s hair(アームスヘアー)は、埼玉県所沢市狭山ケ丘、狭山ヶ丘駅 西口から徒歩5分。営業は10:00〜18:00で、日曜も営業しています(火曜と第3月曜は定休日)。スタッフ全員が美容歴10年以上です。式の前のカットやカラー、トリートメントのご相談は、料金メニューやサロン情報もご覧ください。
※マナーの考え方は、地域や式の形式、ご家族の考え方によって異なる場合があります。迷うときは、新郎新婦やご家族に確認すると安心です。

