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縮毛矯正後のサラサラが1週間で消える理由と、手触りを長持ちさせる自宅ケア

結論からお伝えします。縮毛矯正をした直後のサラサラ感は、クセを伸ばす薬剤の働きそのものより、仕上げに使うトリートメントやコーティング剤による「表面の手触り」によるところが大きく、シャンプーや摩擦で少しずつ落ちるため、1週間ほどで弱まりやすくなります。 一方で、クセが伸びた状態は数か月続きます。つまり「1週間でサラサラが消えた」は、多くの場合「縮毛矯正が取れた」のではなく「表面のコーティングが取れて、素の髪の手触りが出てきた」状態です。手触りを長持ちさせるには、①施術後48時間の過ごし方、②洗浄力のやさしいシャンプーとていねいなすすぎ、③乾かし方と熱の守り方、④洗い流さないトリートメントや集中ケアで表面を補うこと、の4つが大切です。

この記事では、arm’s hair(アームスヘアー)の店長として、美容師歴20年以上、縮毛矯正を数多く担当してきた立場から、サラサラ感が消える理由、施術直後から1週目までの過ごし方、自宅でのシャンプー・乾かし方・補い方、サロンでできるアフターケア、手触りが戻らないときの見直し方までを、順番にまとめます。

目次

縮毛矯正後のサラサラ感が1週間で消える理由

縮毛矯正直後のサラサラな髪

「縮毛矯正をかけた直後はツヤツヤでサラサラだったのに、1週間もしないうちに手触りが元に戻ってしまった」。このご相談は、本当によくいただきます。時間とお金をかけたのに、と残念に感じますよね。

多くのサロンでは、縮毛矯正の仕上げに、髪の表面をなめらかにするトリートメントやコーティング剤を使います。この仕上げ剤が髪の表面を薄く覆い、指通りをよくしてくれるのが、施術直後のあのサラサラ感の大きな理由です。

コーティングは髪の表面についているものなので、シャンプーやタオルドライ、ブラッシング、枕との摩擦などで、毎日少しずつ取れていきます。一般には1週間ほどで手触りの変化を感じ始め、その下にある本来の髪の表面が見えてくる、という流れです。

「でも、縮毛矯正はもっと長く続くはずでは?」と思われるかもしれません。そのとおりで、クセを伸ばす働きは数か月続きます。手触りと、まっすぐさは、別のものとして考えると分かりやすくなります。

比べるポイント クセが伸びた状態(まっすぐさ) サラサラの手触り
主に何によるか 髪の内部の結びつきを、まっすぐな形で組み直したこと 仕上げのトリートメントやコーティング剤、髪表面の状態
続く期間の目安 施術した部分は数か月(伸びてきた根元はクセが出る) 仕上げ剤の種類によるが、数日〜1週間ほどで弱まりやすい
弱まる原因 新しく生えてくる根元のクセ、強いダメージ シャンプー、摩擦、熱、紫外線、塩素など
自宅でできること 強い熱や薬剤を重ねない 洗い方・乾かし方・補うケアで差がつく

「サラサラが消えた」と感じたときは、鏡で髪のまっすぐさを確かめてみてください。まっすぐさが残っていれば、縮毛矯正は取れていません。手触りは、これから紹介するケアで取り戻せる部分が大きいのです。

縮毛矯正の仕組みと、手触りが変わる理由

縮毛矯正の仕組みのイメージ

縮毛矯正がどのように髪をまっすぐにするのかを知っておくと、手触りが落ちる理由がよりはっきりします。

縮毛矯正の3つのステップ

ステップ 何をするか 髪に起きていること
1剤(還元) 薬剤を塗って時間を置く 髪の内部にある結びつき(シスチン結合)をゆるめ、形を変えやすくする
アイロン(熱処理) 高温のアイロンで髪をまっすぐに伸ばす まっすぐな形を作る
2剤(酸化) もう一度薬剤を塗る 新しいまっすぐな形で、結びつきを組み直す

この過程で、髪の内部の形が変わり、クセが伸びます。同時に、髪の表面を守っているキューティクル(うろこ状の層)にも負担がかかります。特に1剤はアルカリ性のものが多く、キューティクルを開いて薬剤を内部に届けるため、施術後は表面が荒れやすい状態になります。

キューティクルの状態と手触りの関係

キューティクルが整っていると、髪の表面はなめらかで光をきれいに反射し、手触りもよくなります。反対に、キューティクルが傷むと次のようなことが起こります。

  • 表面の凹凸が増え、髪同士の摩擦が大きくなる
  • 内部の水分を保ちにくくなり、パサつきやすくなる
  • 外からの刺激や湿気の影響を受けやすくなる

サロンでは、この状態を整えるために仕上げのトリートメントやコーティング剤を使います。キューティクルのすき間を埋め、表面をなめらかにすることで、サラサラの手触りを作るのです。ただし、このコーティングは髪の一部になるわけではないため、日々の生活のなかで少しずつ取れていきます。これが「1週間でサラサラ感が落ちる」流れです。

仕上げに使われるコーティング剤の種類と持ちの目安

サロンで使う仕上げ剤のイメージ

サロンで使われる仕上げ剤には、いくつかのタイプがあります。名前や配合はメーカーごとに異なりますが、一般的な特徴と持ちの目安を一覧にします。持ちは髪の状態や洗い方で大きく変わるため、あくまで目安と考えてください。

タイプ 主な特徴 気をつけたい点 持ちの目安
シリコン系 髪の表面に薄い膜を作り、すぐに手触りがなめらかになる。使用感が軽い シャンプーのたびに少しずつ流れ落ちる 約3〜7日
オイル系 植物オイルなどで、自然なツヤとうるおいを与える 量が多いとべたつく。髪質で差が出やすい 約2〜5日
たんぱく質系(プロテイン) ケラチンなどのたんぱく質で、傷んだ部分を補う すぐの手触りはシリコン系より控えめ。続けて使うことで手触りが整いやすい 約5〜10日
イオンの性質を利用するタイプ 髪の表面の電気的な性質を利用して、なじみやすくする 扱いに専門的な技術が必要で、比較的高価 約2週間〜1か月とされる
仕上げ剤の違いのイメージ

多くのサロンでは、これらを組み合わせて、施術直後の手触りと、その後の髪の状態の両方を整えようとしています。ただ、仕上がりの手触りを重視して、すぐになめらかになるシリコン系が中心になることが多く、その場合は1週間ほどで手触りが弱まりやすくなります。

「イオンコーティング」と呼ばれる方法について

髪の毛は、通常マイナスの電気を帯びていると言われます。紫外線や薬剤の影響で、表面の電気のバランスにムラができると、絡まりやパサつきにつながることがあります。

イオンコーティングと呼ばれる方法では、プラスとマイナスの性質を持つ成分(ポリマー)を組み合わせて使い、髪の表面を均一に整えて、落ちにくい保護膜を作るとされています。一般的には、次のような流れで行われます。

  1. 事前診断:髪質とダメージの状態を確認する
  2. 前処理:表面の汚れや古いコーティングを落とす
  3. 縮毛矯正:通常の縮毛矯正を行う
  4. イオンバランスを整える処理剤を塗る
  5. ポリマーを順番に塗る
  6. 低めの温度のアイロンでなじませる
  7. 保湿成分を加えて仕上げる

通常のコーティングに比べて、手触りが2〜3倍ほど長く続くとされることもありますが、使う薬剤や髪の状態によって差があります。名前だけで判断せず、「どんな仕上げ剤を使うのか」「どのくらい手触りが続くと考えればよいか」を、施術前に美容師に聞いてみるのがおすすめです。髪の傷みが強い場合には、強い薬剤の縮毛矯正を避け、トリートメント中心で手触りを整える選択肢を提案されることもあります。

サラサラ感が早く消えやすい人の条件

縮毛矯正後の髪の状態を確認する

同じ縮毛矯正をしても、手触りの持ちには個人差があります。次のような条件があると、サラサラ感が早く落ちやすくなります。

条件 手触りが落ちやすい理由 できる対策
洗浄力の強いシャンプーを使っている 表面のコーティングまで落ちやすい アミノ酸系など、やさしい洗浄成分のものに変える
硬水の地域で洗っている、水が合わない 水に含まれるミネラルが髪に残りやすい すすぎをていねいに、トリートメントでなめらかさを補う
毎日アイロンやコテを使う 熱で表面が乾燥し、傷みやすい 熱保護剤を使い、温度を下げる。使わない日を作る
紫外線を浴びる時間が長い 表面が乾燥し、手触りが落ちる 帽子、日傘、髪用のUVスプレーを使う
プールによく行く 塩素が髪に残ると、きしみやすい 泳いだあとはすぐに洗い流し、トリートメントを
濡れたまま寝る・自然乾燥 濡れた髪は摩擦に弱い 寝る前にしっかり乾かす
もともと傷みが強い キューティクルが荒れ、コーティングが残りにくい サロンでのトリートメントと、自宅の補うケアを組み合わせる

いくつも当てはまる方は、まず1つか2つから見直してみてください。一度に全部変えようとすると続きません。

縮毛矯正の施術の流れと、サラサラ感が生まれるところ

縮毛矯正は長い時間がかかる施術です。どの工程で何をしているかを知ると、仕上がり直後のサラサラ感がどこから来ているのかが分かります。一般的な流れは次のとおりです。

工程 内容 手触りとの関係
カウンセリング クセの強さ、傷み、これまでの施術歴を確認する 薬剤の強さと、仕上げ剤の選び方を決める
シャンプー・前処理 汚れを落とし、傷んだ部分を薬剤から守る処理をする 毛先の負担を抑え、仕上がりの手触りの差を小さくする
1剤 クセを伸ばしやすくする薬剤を塗り、時間を置く 表面が開き、手触りが一時的にざらつく
流す・乾かす 薬剤を流し、髪をしっかり乾かす アイロンの前の準備
アイロン 髪を少しずつ取り、まっすぐに伸ばす まっすぐさと、表面のなめらかさが出る
2剤 まっすぐな形で落ち着かせる薬剤を塗る 形を落ち着かせる
トリートメント・仕上げ 髪の状態を整え、仕上げ剤をつけて乾かす 直後のサラサラ感の大きな理由

この流れのなかで、手触りを作っているのは主に「アイロン」と「仕上げ」の工程です。アイロンで表面が整い、仕上げ剤が表面をおおうことで、施術直後のなめらかさが生まれます。仕上げ剤は日ごとに落ちていくので、自宅のケアで同じ役割を補っていくことが、手触りを長持ちさせる考え方の中心になります。

「縮毛矯正が取れた」のか「手触りが落ちた」のかを見分ける

サラサラ感がなくなると、「もう縮毛矯正が取れてしまった」と不安になる方が多いのですが、実際には手触りが変わっただけ、ということがほとんどです。次の順番で確かめてみてください。

  1. 乾いた状態で、鏡の前で髪を下ろす:施術した部分がまっすぐ下りていれば、まっすぐさは残っています
  2. 根元から5cmほどを見る:うねっているのが根元だけなら、新しく生えてきた部分のクセです
  3. 毛先を指でつまんで、こすり合わせる:きしむ、引っかかる感じがあれば、表面の手触りが落ちています
  4. 湿気の多い日と、乾いた日で比べる:湿気の多い日だけ広がるなら、表面が水分を吸っているサインです
  5. 洗った直後と、乾かしたあとで比べる:乾かしたあとにまとまるなら、乾かし方と補うケアで整えられる範囲です
確かめた結果 考えられる状態 次にすること
まっすぐだが、手触りがきしむ 仕上げ剤が落ちた 洗い方・補うケア・集中ケアを見直す
まっすぐだが、表面がふわっと広がる 傷みや湿気の影響 保湿と、セラムやクリームで表面を守る
根元だけうねる 新しく生えた部分のクセ 根元のリタッチを検討する
施術した部分も明らかにうねる 薬剤や施術が髪質に合わなかった可能性 施術を受けたサロンに早めに相談する

施術した部分がはっきりうねっている場合は、自宅のケアで何とかしようとせず、施術を受けたサロンに相談しましょう。早めに伝えることで、対応の選択肢が広がります。

施術後48時間の過ごし方

縮毛矯正の直後は、髪の形がまだ落ち着ききっていない状態です。施術後48時間(2日間)の過ごし方は、まっすぐさの持ちにも、手触りにも関わります。

やってほしいこと・避けたいこと 理由
髪をできるだけ濡らさない・洗わない 形が落ち着く前に濡れると、跡やクセが出やすい
ヘアゴムで結ばない 結んだ跡がそのまま残ることがある
帽子をかぶらない 押さえた形がつきやすい
耳にかけるなど、髪を折り曲げない 折れ跡がつくことがある
汗をかく激しい運動を避ける 汗で髪が湿ると、形が乱れやすい
寝るときは髪を広げて、まっすぐ下ろす 寝ぐせの跡が残りにくい

サロンや使う薬剤によっては「当日の夜から洗って大丈夫」と案内されることもあります。その場合でも、できれば24時間ほどは洗わずに過ごすと安心です。雨の日や汗をかいたときは、こすらずにタオルで押さえて水分を取り、ドライヤーで根元からまっすぐ乾かしましょう。

1週目の過ごし方カレンダー

「48時間たったら、あとはいつもどおりでいいの?」と聞かれることがよくあります。手触りが変わりやすい最初の1週間は、もう少しだけ気をつけると、サラサラ感の落ち方がゆるやかになります。

時期 髪の状態 気をつけたいこと
施術当日 仕上げ剤が表面にしっかりのっている 濡らさない、結ばない、耳にかけない
1〜2日目 形が落ち着いていく途中 できるだけ洗わない。洗う場合はぬるま湯でやさしく
3〜4日目 最初のシャンプーで仕上げ剤が少しずつ落ちる やさしい洗浄成分のシャンプー、すすぎはていねいに
5〜7日目 手触りの変化を感じやすい時期 洗い流さないトリートメントで表面を補う。熱保護も忘れずに
2週目以降 素の髪の手触りが出てくる 週1回の集中ケアを習慣に。ヘアカラーは2週間以降を目安に相談

最初の1週間で「手触りが変わってきた」と感じても、慌てる必要はありません。それは多くの場合、仕上げ剤が落ちてきたサインです。ここから自宅のケアで表面を補っていけば、なめらかさは保ちやすくなります。

サラサラ感を保つシャンプーの選び方と洗い方

縮毛矯正後のシャンプーの選び方

シャンプーの選び方

縮毛矯正後の髪には、洗浄力が強すぎないダメージケア向けのシャンプーを選びましょう。

選びたいもの 避けたいもの
アミノ酸系の洗浄成分が中心のもの 洗浄力の強い「スカルプケア」系で、髪用の配慮が少ないもの
弱酸性〜中性のもの メントールが強いもの
適度にシリコンが入っているもの(表面を守る働きがある) 硫酸系の洗浄成分が成分表の上のほうにあるもの
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入っているもの 自分の髪に合わず、きしみが強く出るもの

「シリコンフリーのほうが髪によい」というイメージを持つ方もいますが、縮毛矯正後の髪には、適度なシリコンが表面を守ってくれる面もあります。成分だけで選ばず、洗ったあとの手触りで判断するのがおすすめです。

シャンプーの成分表の見方

シャンプーのボトルの裏にある成分表は、多く入っている順に書かれています。水の次あたりに書かれている洗浄成分の種類を見ると、洗浄力の強さのおおよその見当がつきます。

成分名に含まれる言葉の例 洗浄成分のタイプ 洗い上がりの傾向
「ココイルグルタミン酸」「ラウロイルメチルアラニン」など アミノ酸系 おだやかで、しっとりしやすい
「コカミドプロピルベタイン」など ベタイン系 刺激が少なめで、ほかの成分と組み合わせて使われることが多い
「ラウレス硫酸」「ラウリル硫酸」など 硫酸系 泡立ちと洗浄力が強く、さっぱりしやすい
「オレフィン(C14-16)スルホン酸」など スルホン酸系 洗浄力が比較的強め

硫酸系の成分が入っていると悪い、というわけではありません。皮脂の多い方や、スタイリング剤をしっかり使う方には合うこともあります。ただ、縮毛矯正後で手触りを保ちたい時期は、アミノ酸系やベタイン系が中心のものを選ぶと、仕上げ剤や髪の油分を落としすぎずにすみます。成分表が分かりにくいときは、パッケージに「ダメージケア」「カラー・縮毛矯正後の髪に」などと書かれたものを目安にしてもよいでしょう。

サラサラ感を保つ洗い方の手順

  1. 予洗い:ぬるま湯(38度前後)で、1分以上かけて頭皮と髪をしっかりぬらす。これだけで汚れの多くが落ちる
  2. 泡立て:シャンプーは手のひらでよく泡立ててからつける
  3. 洗う:指の腹で頭皮をマッサージするように洗う。毛先はこすらず、泡を通すだけで十分
  4. すすぎ:38〜40度のお湯で、シャンプーにかけた時間の3倍を目安に、ていねいにすすぐ
  5. コンディショナー・トリートメント:中間から毛先を中心につけ、根元は避ける。3〜5分ほど置くとなじみやすい
  6. 最後のすすぎ:少しぬるめの水で流すと、表面が引き締まりやすい

週1回のクレンジングシャンプーと、リンスの工夫

スタイリング剤やシリコンなどが髪に残りすぎると、かえって重さやごわつきの原因になることがあります。週に1回ほど、残留物を落とすクレンジングシャンプーを使う方法もあります。ただし洗浄力が強めのものが多いので、使ったあとはトリートメントでしっかり補いましょう。

昔から知られる方法として、水500mlに米酢大さじ1を混ぜた「酢リンス」を最後に使うと、ツヤが出やすいという話もあります。においが気になる、頭皮がしみるなど、合わないと感じたらやめてください。

洗い流さないトリートメントと、乾かし方で手触りを保つ

洗い流さないトリートメントを使う

洗い流さないトリートメントの使い方

タオルドライのあとにつける洗い流さないトリートメントは、毎日の手触りを保つ要になります。落ちていく仕上げ剤の代わりに、表面を補ってくれるイメージです。

  1. シャンプーとコンディショナーのあと、タオルでやさしく水気を取る(こすらず、押さえる)
  2. 毛先から中間を中心に、適量をなじませる
  3. 手ぐしで軽く全体に広げてから、ドライヤーで乾かす

選ぶときは、次のような成分が入っているものを目安にするとよいでしょう。

成分 主な役割の目安 向いている髪
ケラチン 髪と同じたんぱく質の成分で、傷んだ部分を補う 傷みが気になる髪
アルガンオイル 軽い質感でうるおいを与える 細く、重くなりやすい髪
シアバター しっかりした保湿 乾燥して広がりやすい髪
18-MEA 髪の表面にある脂質の成分を補う 薬剤でパサつきやすくなった髪

サラサラに乾かすコツ

ドライヤーの使い方ひとつで、手触りは大きく変わります。

  1. タオルでやさしく水気を取る(ゴシゴシこすらない)
  2. 洗い流さないトリートメントをつける
  3. 根元から乾かし始める(頭皮、中間、毛先の順)
  4. ドライヤーは髪から10〜15cm離し、常に動かす
  5. 8割ほど乾いたら、ブラシや手ぐしで上から下へ整えながら仕上げる
  6. 最後に冷風を10〜20秒当てると、表面が落ち着いてツヤが出やすい

ドライヤーの設定は、風量は中〜強、温度は中温(熱すぎない)が目安です。ノズルをつけると風が散らばらず、髪の表面に沿って風を当てやすくなります。濡れたまま寝ると摩擦で表面が傷みやすいので、寝る前には根元までしっかり乾かしましょう。

熱・摩擦・湿気から守る毎日の習慣

縮毛矯正後の髪を熱から守る

熱から守る

縮毛矯正後の髪は、熱の影響を受けやすい状態です。ドライヤーやアイロンを使う前には、熱から守るスプレーやミルクを使いましょう。

  • ドライヤーは髪から10cm以上離す
  • 温度は中温〜低温に設定する
  • 同じ場所に長く熱を当てない
  • 週に1〜2日は、アイロンを使わない日を作る

寝ているあいだの摩擦を減らす

寝ている間の摩擦も、手触りが落ちる原因の一つです。

  • シルクやサテンの枕カバーを使う
  • 長い髪はゆるく一つに結ぶか、ゆるい三つ編みにする(施術後48時間は結ばない)
  • ナイトキャップやシルクのスカーフで髪を包む
  • 寝る前に、毛先に少量のオイルをなじませる

湿気の多い季節の対策

梅雨や夏は湿度が高く、縮毛矯正をしていても、表面がふくらんだり、手触りが重く感じたりしやすい時期です。

  • 寝る前に、髪が根元までしっかり乾いていることを確かめる
  • 湿度が高い日は、洗い流さないトリートメントをいつもより少し多めに
  • 外出前に、ヘアミルクやクリームで表面を整える
  • 雨の日は、シリコン入りのヘアセラムで表面を守る
  • 寝室に除湿機を置く

スタイリング剤は、シリコン入りのもの、「湿気対策」をうたうもの、ワックスよりもオイルやクリームタイプ、UVカット機能つきのもの(紫外線もパサつきの原因になるため)を目安に選ぶと、ストレートの質感と相性がよくなります。

ヘアオイル・ミルク・ミスト・セラムの使い分け

洗い流さないトリートメントには、いくつかの形があります。「どれを使えばいいか分からない」というご相談も多いので、縮毛矯正後の髪での使い分けを整理しておきます。

種類 質感・仕上がり 向いている髪 縮毛矯正後の使いどころ
ヘアオイル ツヤが出て、表面がまとまりやすい。つけすぎると重くなる 太くて硬い髪、毛先が乾燥しやすい髪 乾かしたあとの仕上げ、毛先の手触りを整えたいとき
ヘアミルク 水分と油分のバランスがよく、しっとり柔らかい 細い髪、広がりやすい髪、全体がパサつく髪 タオルドライ後、乾かす前の下地に
ヘアミスト 軽く、べたつかない。寝ぐせ直しにも使える 細く柔らかい髪、重くなりやすい髪 朝の寝ぐせ直し、日中の乾燥対策
ヘアセラム(美容液) 表面を整える成分が濃く、なめらかになりやすい 傷みが強い髪、湿気で広がりやすい髪 雨の日、湿度の高い季節、毛先の集中ケア
ヘアクリーム まとまりが出て、広がりを抑えやすい 量が多い髪、クセが残りやすい部分 表面のうねりや、毛先の広がりを落ち着かせたいとき

迷ったときは、「乾かす前はミルク、乾かしたあとはオイル」の組み合わせから始めると失敗が少なくなります。つける量は、ミディアムの長さでミルクが1〜2プッシュ、オイルが1〜2滴ほどからが目安です。手のひらでよくのばしてから、毛先から中間に向かってなじませ、根元にはつけすぎないようにしましょう。根元に油分が多くつくと、ぺたんとした見た目になり、かえって手触りが重く感じられます。

ブラシ・コームの選び方と、とかし方

毎日使うブラシやコームも、手触りに関わります。とかすたびに表面がこすれるので、道具ととかし方を見直すだけで、引っかかりが減ることがあります。

道具 特徴 縮毛矯正後の使い方
目の粗いコーム 濡れた髪でも引っかかりにくい お風呂でトリートメントをなじませるとき、乾かす前のもつれほどきに
パドルブラシ 面が広く、頭皮から毛先までなでるようにとかせる 乾かすときに上から下へ整える
獣毛ブラシ 表面をなでるようにとかし、ツヤを出しやすい 乾いた髪の仕上げ、寝る前のブラッシングに
目の細かいコーム 分け目や前髪を整えやすい 前髪や分け目だけに使う。全体に使うと引っかかりやすい

とかすときは、毛先から始めて少しずつ上へ進み、最後に根元から毛先まで通すのが基本です。濡れた髪はとても傷みやすいので、目の粗いコームでやさしくほどき、ブラシで強く引っ張らないようにしましょう。静電気が起きやすい季節は、とかす前にミストを少しつけると、引っかかりと広がりを抑えやすくなります。

縮毛矯正後にやりがちなNG習慣

手触りを長持ちさせるには、「足すケア」と同じくらい「やめる習慣」も大切です。次のようなことに心当たりはありませんか。

NG習慣 手触りへの影響 代わりにしたいこと
熱いお湯で洗う 髪の油分が落ち、表面が乾燥しやすい 38度前後のぬるま湯で洗う
毛先までゴシゴシ洗う 表面がこすれて、キューティクルが傷む 頭皮を洗い、毛先は泡を通すだけ
タオルで髪をこすり合わせて拭く 濡れた髪は摩擦に弱く、表面が荒れる タオルで挟んで押さえるように水気を取る
自然乾燥のまま過ごす 表面が乱れたまま乾き、うねりやごわつきが出やすい 根元から乾かし、最後に冷風を当てる
濡れたまま寝る 枕との摩擦で表面が傷む 寝る前に根元までしっかり乾かす
毎日高温のアイロンを当てる 熱で表面が乾燥し、手触りが落ちる 温度を下げる、熱保護剤を使う、使わない日を作る
絡まった髪を根元から一気にとかす 引っ張る力で切れ毛や枝毛が増える 毛先から少しずつとかす
髪をきつく結ぶ・同じ場所で結び続ける 結び目に跡や負担が残る ゆるく結ぶ、結ぶ位置を変える
気になって何度も手ぐしで触る 手の皮脂と摩擦で、表面がべたつく・荒れる 触る回数を減らし、気になるときはミストで整える

どれも毎日のちょっとしたことですが、積み重なると手触りの差になります。まずは3つほど選んで、1週間続けてみてください。

朝・日中・夜のケアの流れ

ケアの方法を知っていても、いつ何をするか決まっていないと続きにくいものです。1日の流れにすると、次のようになります。

時間帯 やること ポイント
朝 寝ぐせがあればミストで湿らせ、ドライヤーで上から下へ整える。仕上げに毛先へ少量のオイル 朝からアイロンを使う場合は、熱保護剤を先に
外出前 日差しが強い日は髪用のUVスプレー、湿度が高い日はセラムやクリームで表面を守る 帽子や日傘も効果的な対策
日中 乾燥が気になったら、ミストを少量。広がる部分は手のひらに残ったオイルでなでる つけすぎは重さの原因に
夜(入浴) 予洗い、泡で頭皮を洗う、ていねいにすすぐ、トリートメントを中間から毛先に 週1回は集中ケアに置き換える
夜(入浴後) タオルで押さえて水気を取り、ミルクをつけて根元から乾かす。最後に冷風 8割乾いたら上から下へ整えながら
就寝 シルクやサテンの枕カバー、長い髪はゆるくまとめる 施術後48時間は結ばずに下ろす

全部を毎日できなくても大丈夫です。特に大切なのは、夜の「ていねいにすすぐ」「乾かす前に補う」「根元からしっかり乾かす」の3つです。

髪質別|手触りを保つためのポイント

同じ縮毛矯正でも、髪質によって手触りの落ち方や、合うケアが変わります。

髪質 起こりやすいこと ケアのポイント
細く柔らかい髪 ぺたんとしやすく、オイルをつけると重くなる ミストやミルクなど軽いものを中心に。根元にはつけない
太く硬い髪 表面がごわつきやすく、毛先が乾燥しやすい オイルやセラムでしっかり表面を整える。乾かす前と後の2回使いも
量が多い髪 乾くのに時間がかかり、生乾きになりやすい 根元からしっかり乾かす。内側から先に風を当てる
カラーをしている髪 縮毛矯正とカラーの両方で負担がかかり、パサつきやすい カラー毛向けのシャンプーとトリートメント、紫外線対策を
白髪染めを続けている髪 薬剤を重ねる回数が多く、毛先が乾燥しやすい 毛先の集中ケア、施術の間隔を美容師と相談する
傷みが強い髪 仕上げ剤が残りにくく、手触りが早く落ちる サロンのトリートメントと自宅の補うケアを組み合わせる
クセが強い髪 根元が伸びてくると、手触りの差が目立つ 根元のリタッチの時期を早めに相談する

細い髪の方は「サラサラ感がほしい」とオイルをたっぷりつけがちですが、重さで手触りがかえって悪く感じられることがあります。反対に、太く硬い髪の方は、量が少なすぎると表面が整いません。自分の髪に合う量を見つけることが、手触りを保ついちばんの近道です。

前髪・顔まわりの縮毛矯正のケア

前髪や顔まわりだけ縮毛矯正をしている方も多くいます。この部分は、ほかの場所よりも手触りが落ちやすい条件がそろっています。

  • 顔に近く、汗や皮脂、メイクがつきやすい
  • 手で触る回数が多い
  • 毎朝アイロンを当てることが多い
  • 洗顔のときに濡れやすい

前髪のケアでは、洗顔のあとに前髪が濡れたら、すぐにドライヤーで根元から乾かすこと、アイロンを当てるなら温度を低めにし、同じ場所に何度も当てないことが大切です。おでこの皮脂がつくと前髪が束になりやすいので、メイクの前に前髪をクリップで留めておく、汗をかいたらティッシュで押さえる、といった工夫も役立ちます。

季節ごとの手触りケア

手触りの落ち方は、季節によっても変わります。季節ごとの原因と、意識したいケアをまとめます。

季節 手触りが落ちやすい原因 意識したいケア
春 乾燥した風、花粉やほこりの付着、紫外線が強くなり始める 帰宅後はブラッシングでほこりを落とす。UVスプレーを使い始める
梅雨 湿気を吸って表面がふくらむ、生乾き 根元までしっかり乾かす。セラムやクリームで表面を守る
夏 強い紫外線、汗、冷房による乾燥、プールや海 帽子と日傘、汗をかいたら早めに乾かす。夜は集中ケアを増やす
秋 夏の紫外線の影響が残り、乾燥し始める 保湿力の高いトリートメントに切り替える。毛先を整える
冬 空気の乾燥、暖房、静電気、マフラーとの摩擦 オイルで表面を守る。加湿器を使う。マフラーの中に髪を入れっぱなしにしない

縮毛矯正をする時期としては、湿気が気になり始める梅雨の前に施術する方が多いですが、夏の紫外線や冬の乾燥でも手触りは落ちます。どの季節に施術しても、その季節に合ったケアを足していくことが大切です。

ケア用品をそろえる順番

「全部そろえるのは大変」という方のために、手触りへの影響が大きいものから順番をつけました。上から順に取り入れてみてください。

順番 ケア用品 理由
1 洗浄力のやさしいシャンプー 毎日使うもので、仕上げ剤や髪の油分の落ち方に直結する
2 洗い流さないトリートメント(ミルクかオイル) 落ちていく仕上げ剤の代わりに、表面を補う
3 熱から守るスプレーやミルク ドライヤーとアイロンの熱の影響を減らす
4 シルクやサテンの枕カバー 寝ている間の摩擦を減らす
5 週1回のヘアパック・ヘアマスク 毎日のケアで足りない分を補う
6 髪用のUVスプレー 紫外線の強い季節や、外にいる時間が長い方に

どれを選べばよいか迷うときは、サロンで髪の状態を見てもらいながら相談すると、自分の髪に合わないものを買ってしまう失敗を減らせます。当店のプレミアムトリートメント(¥5,000・約30分)はホームケア付きなので、自宅のケアを始めるきっかけにもしていただけます。

ケア用品を選ぶときのチェックリスト

  • 縮毛矯正やカラーをした髪向けと書かれているか
  • 自分の髪の太さに合った質感か(細い髪は軽め、太い髪はしっとりめ)
  • 香りやテクスチャーが、毎日使い続けられるものか
  • 使用量や使い方の目安が書かれているか
  • 使ってみて、かゆみや赤みなどが出ないか(合わないと感じたら使用をやめる)

運動・プール・海・温泉に行くとき

縮毛矯正後の髪は、汗や水、塩素、海水、強い紫外線の影響を受けやすい状態です。出かける前と帰ってからのひと手間で、手触りの落ち方が変わります。

場面 気をつけたいこと ひと手間
ジム・ランニング 汗で髪が湿ったまま時間がたつ 終わったら早めに乾かす。汗の量が多い日は洗ってから乾かす
プール 塩素が髪に残るときしみやすい 入る前に髪を水でぬらしておく。出たらすぐ洗い、トリートメントを
海 海水と紫外線で乾燥しやすい 帽子やUVスプレーで守り、帰ったら真水でよくすすぐ
温泉・サウナ 熱い湯気と、泉質によるきしみ 髪をタオルで包む。入浴後は洗い流さないトリートメントで補う

施術後48時間は、汗をかく運動やプール、温泉は避けておきましょう。

旅行・出張のときの手触りケア

旅行や出張から帰ってきたら手触りが落ちていた、というのもよくあるパターンです。宿のシャンプーが合わない、ドライヤーの風が弱い、枕の素材が違う、など、いつもの環境と変わることが原因になります。

  • いつものシャンプーとトリートメント、洗い流さないトリートメントを小さな容器に入れて持っていく
  • 宿のドライヤーは風が弱いことがあるので、時間をかけて根元からしっかり乾かす
  • 枕の素材が気になるときは、自分のタオルを枕に巻いて寝る
  • 外にいる時間が長い日は、帽子と髪用のUVスプレーを
  • 温泉に入るときは、髪をタオルで包んで湯気と湯に直接ふれないようにする

荷物を増やしたくない場合は、洗い流さないトリートメントだけでも持っていくと、手触りの落ち方がかなり違います。

学生・お子さんの縮毛矯正後のケア

中学生や高校生など、学生の方の縮毛矯正も増えています。部活動や体育、プールの授業など、大人とは違う生活の中でのケアがポイントになります。

  • 部活動で汗をかいた日は、帰宅したら早めに洗って乾かす
  • プールの授業のあとは、水で髪をよくすすぎ、帰宅後にトリートメントを
  • 自然乾燥の習慣がある場合は、まず「寝る前に乾かす」から始める
  • シャンプーやトリートメントは、家族と同じものでも、洗浄力がやさしいものなら問題ない

保護者の方は、施術当日にサロンで説明される注意点(いつから洗ってよいか、結んでよいか)を一緒に聞いておくと安心です。学校の髪型の決まりで結ぶ必要がある場合は、施術日を週末にするなど、48時間の過ごし方を考えて予約するとよいでしょう。

サロンのメニューの選び方|縮毛矯正後の手触りを整える

縮毛矯正のあと、サロンでどのメニューを選べばよいか迷う方のために、当店のメニューで整理しておきます。

メニュー 料金・時間 縮毛矯正後の使いどころ
トリートメント ¥3,000(約15分) カットやカラーのついでに、手触りを手軽に整えたいとき
プレミアムトリートメント ¥5,000(約30分・ホームケア付き) 縮毛矯正の1〜2か月後、手触りが落ちてきたと感じるとき。自宅のケアも一緒に始めたい方に
髪質改善ケラチントリートメント ¥10,300(約120分・当店オリジナル) 縮毛矯正の間の時期に、まとまりと手触りをしっかり整えたいとき
縮毛矯正 ¥15,000〜(180分〜) 根元のクセが気になってきたとき。毛先に薬剤を重ねないよう相談しながら

どのメニューが合うかは、髪の状態や前回の施術からの期間によって変わります。迷ったときは、予約の際にお気軽にご相談ください。施術前後の変化はビフォーアフターでもご覧いただけます。

縮毛矯正後のアイロン・コテの使い方

縮毛矯正をしても、毛先に動きをつけたい、根元が伸びてきたので整えたい、とアイロンやコテを使う方もいます。使ってはいけないわけではありませんが、縮毛矯正後の髪は熱の影響を受けやすいので、次の点を守りましょう。

  • 施術後48時間は使わない
  • 使う前に熱保護剤をつけ、髪がしっかり乾いた状態で使う(濡れた髪には使わない)
  • 温度は低めから試す。ストレートアイロンは140℃前後からが目安
  • 同じ場所に何秒も止めず、一定の速さで滑らせる
  • 毎日ではなく、使わない日を作る

カールをつけたいときは、毛先に軽くワンカールする程度なら、縮毛矯正の質感とも合わせやすくなります。強いカールを毎日つけたい場合は、縮毛矯正の種類そのものを相談したほうがよいこともあります。

次の縮毛矯正までのスケジュール

縮毛矯正をしてから、次の施術までの間にどんなケアをすればよいか、目安をまとめます。

時期の目安 髪の状態 やっておきたいこと
施術〜2日 形が落ち着く途中 濡らさない、結ばない、折り曲げない
〜1週間 仕上げ剤が少しずつ落ちる やさしいシャンプー、洗い流さないトリートメント
2週間〜1か月 素の髪の手触りになる 週1回の集中ケア。カラーをする場合はこの時期以降に相談
2〜3か月 根元が伸びてクセが見え始める サロンでのトリートメント、根元の状態を確認
3〜6か月 根元のクセが気になる 根元だけのリタッチを検討。毛先に薬剤を重ねない

カットのタイミングも大切です。毛先の傷んだ部分は、ケアをしても手触りが戻りにくいので、2〜3か月ごとに毛先を整えると、全体の手触りを保ちやすくなります。トリートメントの頻度の考え方は、髪質改善の頻度の記事も参考にしてください。

週1回の集中ケアと、手作りパックの注意点

毎日のケアに加えて、週に1回ほど集中ケアを取り入れると、手触りの落ち方がゆるやかになります。市販のヘアパックやヘアマスクで十分です。

  • シャンプー後、タオルで水気を取ってから毛先を中心につける
  • 10〜15分ほど置く(蒸しタオルやシャワーキャップで包むと、なじみやすい)
  • ぬるま湯でしっかりすすぐ

手作りパックについて

食品を使った手作りのパックも知られています。

パック 材料 使い方
ハチミツとオリーブオイル ハチミツ大さじ1、オリーブオイル大さじ1、卵黄1個 よく混ぜてシャンプー後の髪全体につけ、シャワーキャップをかぶって15〜20分置き、ぬるま湯でよくすすぐ
アボカド よく熟したアボカド1/2個、ヨーグルト大さじ2 アボカドをつぶしてヨーグルトと混ぜ、シャンプー後の髪につけて10分置き、すすぐ

ただし、食品は髪や頭皮に残るとにおいの原因になったり、すすぎ残しでべたついたり、肌に合わないこともあります。卵やナッツなどのアレルギーがある方は使わないでください。手軽さと安心感を考えると、美容師としては髪用に作られた市販のヘアパックをおすすめしています。

サロンでできるアフターケア

サロンでのアフターケア

自宅のケアに加えて、サロンでのケアを組み合わせると、手触りを保ちやすくなります。一般的に行われているものを紹介します。

サロンのケア 主な目的 受けるタイミングの目安
縮毛矯正後のトリートメント 薬剤で失われたたんぱく質や水分を補う。表面を引き締める。薬剤の残りを整える 縮毛矯正の当日、または1週間以内
ヘアマニキュア・カラートリートメント 表面のすき間を埋め、ツヤと落ち着いた色味を与える。紫外線から守る 縮毛矯正から2週間ほどたってから
炭酸ヘッドスパ 頭皮の汚れや薬剤の残りを落とし、すっきりさせる 縮毛矯正から2週間ほどたってから、定期的に

縮毛矯正の当日に行うトリートメントには、アルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻すもの、たんぱく質を補うもの、髪の細胞間の脂質(CMC)を補うものなど、いくつかのタイプがあります。

当店では、トリートメント(¥3,000・約15分)、プレミアムトリートメント(¥5,000・約30分・ホームケア付き)を用意しています。縮毛矯正は¥15,000〜(180分〜)です。くわしくは縮毛矯正のメニューをご覧ください。

手触りが戻らないときのチェックと見直し

ケアをしていても手触りが気になる場合は、原因によって見直すところが変わります。

気になること 考えられる原因 見直したいこと
1週間で手触りがごわつく 仕上げ剤が落ち、素の髪の表面が出てきた 洗い流さないトリートメント、週1回の集中ケア
表面がふわふわ広がる 傷みで水分のバランスが崩れている、湿気を吸っている 保湿力の高いトリートメント、シリコン入りのオイルやセラムで表面を守る
部分的にクセが残る 薬剤が髪質に合っていない、アイロンの当て方や温度のムラ 次回の施術時に、場所と症状を美容師に伝える
毛先がチリチリ・ビビる 傷んだ毛先に強い薬剤や熱が重なった 毛先を切る、薬剤を重ねない部分を相談する
根元がうねってきた 新しく生えた部分のクセ 根元だけの縮毛矯正(リタッチ)を検討する

縮毛矯正をしたのに広がる場合、原因は「傷みすぎ」「薬剤が合っていない」「アイロンのムラ」「湿気」のいずれか、またはその組み合わせであることが多いです。次回の施術では、今回どこがどう気になったかを具体的に伝えてください。薬剤や施術の方法を見直すきっかけになります。クセが戻ったように感じるときの考え方は、縮毛矯正が取れる原因の記事、根元のかけ直しは縮毛矯正のリタッチの記事でもくわしくまとめています。

縮毛矯正の種類と、手触りの違い

縮毛矯正のアイロン

縮毛矯正にもいくつかの種類があり、仕上がりの質感や持ち、髪への負担が違います。自分の髪質や希望に合った方法を選ぶことも、サラサラ感を長く保つうえで大切です。一般的な特徴をまとめます。

種類 特徴 持ちの目安 向いている人
従来型の縮毛矯正 強めの薬剤で、クセをしっかり伸ばす。比較的手ごろな価格のことが多いが、負担は大きめ 約4〜6か月 強いクセの方、とにかくまっすぐにしたい方
酸性縮毛矯正 弱酸性の薬剤で、負担を抑えながら伸ばす。自然な仕上がり。従来型より高めのことが多い 約3〜5か月 軽〜中程度のクセの方、傷みが気になる方
デジタルパーマ併用 根元はまっすぐ、毛先に動きをつける。スタイリングが楽。技術料は高め 約3〜5か月 自然な動きがほしい方
アミノ酸系などの薬剤を使うもの 負担を抑えながら、しなやかに仕上げる。高めの価格帯 約3〜4か月 髪の状態を重視する方、柔らかい質感を求める方
縮毛矯正の選び方を相談する

自分に合う縮毛矯正の選び方

1. 髪質を診てもらう

まずは美容師に髪質を診てもらいましょう。確認するのは次のポイントです。

  • クセの強さ(弱い・中くらい・強い)
  • 髪の太さ(細い・普通・太い)
  • 髪の量(少ない・普通・多い)
  • 傷みの状態(健康・軽い傷み・中くらいの傷み・強い傷み)

2. 仕上がりのイメージをはっきりさせる

  • まっすぐなストレート
  • 自然なストレート(少し動きがある)
  • 根元だけまっすぐ
  • ストレートをベースに、毛先に動き

3. 毎日の暮らし方を考える

  • 朝のスタイリングにかけられる時間
  • 運動の頻度(汗をかく機会)
  • 屋外で過ごす時間が長いか
  • ヘアケアにかけられる予算

これらを合わせて考えることで、自分に合う縮毛矯正が選びやすくなり、手触りの持ちも変わってきます。縮毛矯正と髪質改善のどちらがよいか迷う方は、髪質改善と縮毛矯正の違いの記事も参考にしてください。

縮毛矯正と髪質改善トリートメント、手触りの違い

「縮毛矯正の手触りが長続きしないなら、髪質改善トリートメントのほうがいいの?」というご質問もよくいただきます。両者は目的が違うので、手触りの続き方も違います。

比べるポイント 縮毛矯正 髪質改善トリートメント
主な目的 クセをまっすぐに伸ばす 髪の表面と内部を整え、まとまりとツヤを出す
クセへの働き 強いクセもまっすぐにできる クセを伸ばすというより、うねりや広がりを落ち着かせる
手触り 直後はサラサラだが、仕上げ剤が落ちると素の手触りが出る 回数を重ねると、まとまりやすさを感じる方が多い
持ち 施術部分のまっすぐさは数か月 数週間〜1か月ほどで少しずつ落ち着く
向いている人 クセが強く、まっすぐにしたい方 クセは弱めで、広がりやパサつきが気になる方

クセが強い方は縮毛矯正、クセは弱めでも広がりや手触りが気になる方は髪質改善トリートメント、という分け方が一つの目安です。両方を組み合わせて、縮毛矯正の間の時期に髪質改善トリートメントで手触りを整える方もいます。当店の髪質改善ケラチントリートメントは当店オリジナルで、約120分・¥10,300です。どちらが合うかは、髪の状態を見てご提案します。

メンズの縮毛矯正後のケア

男性の縮毛矯正も増えています。短い髪は長い髪に比べて根元のクセが目立ちやすく、手触りより「立ち上がり」や「ボリューム」の悩みが出やすいのが特徴です。

  • 短い髪は乾くのが早いので、根元から一気に乾かし、最後に冷風で落ち着かせる
  • スタイリング剤は、ワックスを重ねすぎると髪がごわつきやすい。軽めのものを少量
  • 整髪料をしっかり使った日は、予洗いを長めにして、シャンプーで残さず落とす
  • 根元が伸びてくると、短い髪ほどクセが目立つので、リタッチの時期を早めに考える

メンズのスタイルについては、メンズメニューもご覧ください。

縮毛矯正の頻度と、髪へのダメージ

縮毛矯正は頼りになる施術ですが、短い間隔で繰り返すと、髪への負担が積み重なります。頻度とダメージの考え方を知っておくと、手触りのよい髪を長く保てます。

かけ直しの頻度の目安

髪の状態 全体の縮毛矯正 根元だけ(リタッチ)
健康な髪 4〜6か月に1回 2〜3か月に1回
軽い傷み 6〜8か月に1回 3〜4か月に1回
中くらいの傷み 8か月〜1年に1回 3〜4か月に1回
強い傷み 1年以上あけるか、別の方法を検討 毛先まで薬剤がつかないよう、美容師に任せる

根元だけの施術では、すでに縮毛矯正をした部分に薬剤やアイロンを重ねないことが大切です。ここは美容師の技術による差が出るところなので、自分では判断せず任せましょう。

縮毛矯正で起こるダメージの種類

ダメージの種類 原因 起こりやすいこと
薬剤によるダメージ アルカリ性の薬剤で、髪のたんぱく質の構造が変わる コシやハリが減る、手触りが悪くなる、切れやすくなる、カラーの色落ち
熱によるダメージ 180℃前後の高温アイロン 内部の水分が減る、キューティクルが傷む、パサつく、弾力が落ちる
物理的なダメージ 施術中のブラッシングや、引っ張る力 キューティクルがはがれる、切れ毛や枝毛が増える、表面がすり減る

ダメージを抑えるためにできること

施術前の2週間

  • 週2回の保湿トリートメント
  • アイロンやコテはできるだけ控える
  • 帽子やUVスプレーで紫外線を防ぐ
  • 海やプールの塩素をできるだけ避ける
  • ヘアカラーは、縮毛矯正の2週間以上前に済ませる

施術後48時間以降

  • 弱酸性のシャンプーでやさしく洗う
  • トリートメントを毎回使う
  • 最後のすすぎに少しぬるめの水を使う
  • アイロンなどの熱は最小限に
  • 保湿成分の入ったヘアオイルを毎日使う

縮毛矯正とカラーを同じ日に行えるかについては、縮毛矯正とカラーを同時にする記事もあわせてご覧ください。

手触りが長続きしやすいサロンの選び方

縮毛矯正の仕上がりと、手触りの持ちは、サロン選びでも変わります。予約前に確認したいポイントをまとめます。

カウンセリングで見たいところ

  • 髪質や頭皮の状態を、時間をかけて確認してくれる
  • これまでの施術歴(カラー、縮毛矯正、パーマ)をくわしく聞いてくれる
  • 普段のヘアケアや暮らし方についても質問してくれる
  • 希望に対して、できること・難しいことを正直に伝えてくれる
  • 使う薬剤や施術の内容を説明してくれる

薬剤と技術で見たいところ

  • 髪質に合わせて薬剤の種類や強さ、置く時間を調整している
  • アイロンの温度を髪の状態に合わせて変えている
  • 薬剤や仕上げ剤について質問すると、くわしく答えてくれる
  • 「ダメージがまったくない」といった言い方をせず、負担についても正直に話してくれる

アフターケアで見たいところ

  • 自宅でのケア方法を具体的に教えてくれる
  • ホームケア用品を押し売りせず、必要なものを提案してくれる
  • 施術後に起こりやすい変化や注意点を説明してくれる
  • 次回の目安を案内してくれる

予約前に聞いておくとよい質問

  • 「縮毛矯正のあとの手触りを長く保つために、どんな工夫をしていますか?」
  • 「使っている薬剤や仕上げ剤の特徴を教えてください」
  • 「施術のあとの自宅のケアについて、アドバイスをいただけますか?」
  • 「髪の負担を抑えるために、どんなことをしていますか?」

料金については、追加料金の有無と条件、長さや髪の量による違い、トリートメントやリタッチの料金が分かりやすく示されているかも確認しておくと安心です。口コミを参考にする場合は、施術から1か月以上たった時点の感想や、自分と似た髪質の人の声を見ると、手触りの持ちのイメージがつかみやすくなります。

縮毛矯正後の手触りについてのよくある勘違い

よくある思い込み 実際のところ
サラサラ感が消えたら、縮毛矯正が取れた 多くは仕上げ剤が落ちただけ。まっすぐさは数か月残る
シリコンは髪に悪いので、入っていないものがよい 縮毛矯正後の髪では、適度なシリコンが表面を守ってくれる面もある
トリートメントはたくさんつけるほどよい つけすぎると重くなり、べたつきや手触りの悪さにつながる
熱いお湯でしっかり洗ったほうが清潔 熱いお湯は髪の油分を落としすぎる。38度前後のぬるま湯で十分
縮毛矯正をすれば、乾かし方は気にしなくてよい 自然乾燥だと表面が乱れ、ごわつきやうねりが出やすい
手触りが落ちたら、早めにかけ直したほうがよい 短い間隔のかけ直しは負担が大きい。まずはケアとトリートメントで整える
サロン専売品でないと意味がない 市販品でも、洗浄力がやさしく髪に合うものなら十分なことが多い

手触りが落ちてきたときに「もう一度縮毛矯正をかければ戻る」と考えるのは、いちばん避けたい選択です。薬剤とアイロンを短い間隔で重ねると、毛先がチリチリになるなど、かえって手触りが悪くなることがあります。まずはこの記事のケアを試し、それでも気になる場合はトリートメントで整える、という順番で考えてください。

縮毛矯正の当日、サロンで確認しておきたいこと

施術が終わったあと、帰る前に次のことを確認しておくと、自宅でのケアで迷いにくくなります。

  • いつから髪を洗ってよいか(当日夜からか、48時間後からか)
  • 仕上げにどんなトリートメントや仕上げ剤を使ったか
  • 自分の髪に合うシャンプーやトリートメントのタイプ
  • アイロンやコテをいつから使ってよいか、温度の目安
  • ヘアカラーをしたいときは、いつ以降がよいか
  • 根元のリタッチの目安の時期
  • 気になることが出たとき、どこに連絡すればよいか

縮毛矯正は時間のかかる施術です(当店は180分〜)。施術の間に、普段のケアで困っていることも話しておくと、自分の髪に合ったアドバイスを受けやすくなります。初めての方は、初めての方へのご案内もご覧ください。

施術の日の服装と持ち物

施術後48時間の過ごし方を考えると、当日の服装や持ち物にも少し工夫ができます。

  • 首まわりがゆったりした、前開きの服で来店する(帰宅後に髪をはさまず着替えられる)
  • 来店時は髪を結ばずに下ろしてくる(結び跡があると、施術の前に整える手間がかかる)
  • 帰りは帽子をかぶらずにすむよう、雨の予報なら傘を用意する
  • マフラーやフードつきの服は、髪を押さえないよう気をつける
  • 施術後の予定は、汗をかく運動や長時間の外出を入れずに組む

小さなことですが、施術直後の髪に跡をつけないための大切な準備です。

縮毛矯正と手触りに関する用語メモ

美容室やヘアケア用品でよく出てくる言葉を、一般的な意味でまとめます。

言葉 ざっくりとした意味
キューティクル 髪の表面をおおう、うろこ状の層。整っているとツヤと手触りがよくなる
シスチン結合 髪の内部にある結びつき。縮毛矯正やパーマはここを組み直して形を変える
1剤・2剤 縮毛矯正の薬剤。1剤で結びつきをゆるめ、2剤で新しい形に落ち着かせる
コーティング 髪の表面を薄くおおって、手触りやツヤを整えること
アウトバストリートメント 洗い流さないトリートメント。オイル、ミルク、ミストなど
リタッチ 伸びてきた根元だけに施術すること
酸性縮毛矯正 弱酸性の薬剤を使い、負担を抑えながらクセを伸ばす方法
ビビり毛 薬剤や熱が重なりすぎて、毛先がチリチリになった状態
CMC 髪の細胞と細胞の間にある脂質。うるおいやまとまりに関わる

言葉の意味が分からなくても、施術や仕上がりについて質問するときに困ることはありません。気になる言葉があれば、その場で美容師に聞いてみてください。

よくある質問

よくある質問

Q. 縮毛矯正後のサラサラ感を長持ちさせるために、いちばん大切なことは何ですか?

A. 毎日のアフターケアです。特に、縮毛矯正後の髪に合うシャンプーとトリートメントを使うこと、熱から守ること、週1回ほどの集中ケアの3つが基本になります。加えて、施術直後48時間の過ごし方も大切です。この期間は髪を濡らさず、折り曲げず、汗をかかないようにすると、形が落ち着きやすくなります。

Q. 縮毛矯正後のシャンプーは、いつからしてよいですか?

A. 基本は、施術後48時間(2日間)は濡らさないのが理想です。サロンや薬剤によっては「当日の夜から大丈夫」と言われることもありますが、できれば24時間ほどは洗わずに過ごしましょう。初めて洗うときは、ぬるま湯でやさしく洗い、強くこすったり熱いお湯を使ったりしないようにしてください。

Q. 縮毛矯正をしたのに、髪が広がるようになりました。なぜですか?

A. 主な原因は、傷みすぎて水分のバランスが崩れていること、髪質に合わない薬剤、アイロンの温度や当て方のムラ、湿気の4つです。保湿力の高いトリートメントや、シリコン入りのオイル・セラムで表面を守ると落ち着きやすくなります。次回の施術では、症状をくわしく美容師に伝え、薬剤や方法を見直してもらいましょう。

Q. 縮毛矯正とストレートパーマの違いは何ですか?

A. 縮毛矯正は、比較的強い薬剤と180℃前後の高温アイロンを使い、強いクセもまっすぐに伸ばします。持ちは4〜6か月ほどが目安ですが、負担は大きめです。ストレートパーマは、比較的おだやかな薬剤で、アイロンを使わないか低めの温度で行い、軽いクセ向きです。持ちは2〜4か月ほどが目安で、負担は縮毛矯正より少なめです。クセの強さに合わせて選びましょう。

Q. 妊娠中・授乳中でも縮毛矯正はできますか?

A. 一律に禁止されているわけではありませんが、注意が必要です。妊娠中はホルモンバランスの変化で髪質が変わり、いつもと同じ薬剤でも思わぬ仕上がりになることがあります。長時間同じ姿勢で座ることも、体の負担になります。不安がある場合は、施術を急がず、かかりつけの医師に相談したうえで、体調のよい時期を選んでください。予約の際にも妊娠中・授乳中であることを伝えていただくと、姿勢や時間に配慮できます。

Q. 縮毛矯正のあと、ヘアカラーはできますか?

A. できますが、タイミングが大切です。縮毛矯正から2週間ほどあけるのが理想で、早くても数日はあけましょう。縮毛矯正の直後は、キューティクルが開き気味で、カラー剤が入りすぎて思った色にならないことがあります。短い期間に薬剤を重ねると、髪の負担も一気に増えます。可能であれば、カラーを先に済ませ、1週間以上あけてから縮毛矯正をするほうが、負担は少なくなります。

Q. 縮毛矯正とトリートメントを同じ日にしても意味がありますか?

A. あります。むしろおすすめです。縮毛矯正で開いた表面を整え、失われたたんぱく質や水分を補うことができます。アルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻すもの、たんぱく質を補うもの、細胞間の脂質を補うものなど、縮毛矯正のあとに合ったトリートメントを選ぶと、手触りが整いやすくなります。

Q. 落ちてしまったサラサラ感を、自宅で取り戻す方法はありますか?

A. すぐに手触りを整えたいときは、シリコン入りのヘアオイルを毛先中心に少量つける、補修タイプの洗い流さないトリートメントを使う、ドライヤーの最後に冷風を10秒ほど当てる、の3つが手軽です。長く保ちたいときは、週1回の集中ヘアパック、シルクのナイトキャップ、縮毛矯正後の髪向けの弱酸性シャンプーを組み合わせましょう。週に1回、最後のすすぎを炭酸水に替えると、ツヤが出やすいという方法もあります。

Q. 縮毛矯正を繰り返すと、髪が薄くなりますか?

A. 縮毛矯正そのものが、髪を薄くするわけではないと考えられています。ただ、強い傷みで髪が切れやすくなり、見た目のボリュームが減ることはあります。また、強い薬剤が頭皮についてかぶれた場合は、頭皮の状態が悪くなることもあります。適切な間隔(4〜6か月に1回程度)を守る、根元だけの施術を選ぶ、頭皮のケアもする、髪の状態が悪いときは休む、といった工夫で負担を抑えましょう。頭皮にかゆみや赤みが続く場合は、皮膚科で相談してください。

Q. 海外でも縮毛矯正は受けられますか?

A. 受けられる国もありますが、技術や薬剤、呼び方が日本とは異なります。欧米では「Japanese Straightening」などと呼ばれることがあり、ブラジルでは「ブラジリアンストレートニング」という別の技術が主流です。日本より料金が高くなることが多く、現地で「縮毛矯正ができる」と言われても、実際はケラチントリートメントなど別の施術を指している場合もあります。長く滞在する予定の方は、日本で施術してから渡航するか、日系のサロンを事前に調べておくと安心です。

Q. 市販のシャンプーとトリートメントで十分ですか?

A. 十分な場合も多くあります。大切なのは「サロン専売かどうか」より、洗浄力がやさしいか、自分の髪で洗ったあとの手触りがよいか、です。いくつか試してみて、乾かしたあとにまとまるものを選びましょう。迷うときは、髪の状態を見ながら美容師に相談してください。

Q. 縮毛矯正のあと、パーマをかけることはできますか?

A. 縮毛矯正をした部分に、あとから通常のパーマをかけるのは、髪の負担が大きく、かかり方も不安定になりやすいためおすすめしません。毛先に動きがほしい場合は、縮毛矯正の時点で毛先の仕上がりを相談するか、アイロンやコテで日ごとに動きをつける方法が安心です。

Q. 施術後に結んだ跡がついてしまいました。どうすればいいですか?

A. 48時間たってからであれば、跡がついた部分を濡らして、ドライヤーで根元からまっすぐ乾かすと戻ることが多いです。戻りにくい場合は、低めの温度のアイロンでやさしく整えてください。それでも気になる場合は、施術を受けたサロンに相談しましょう。

Q. ドライヤーを使わずに自然乾燥ではいけませんか?

A. 縮毛矯正後の髪は、自然乾燥だと表面が乱れたまま乾き、ごわつきやうねりが出やすくなります。濡れている時間が長いほど摩擦にも弱くなるので、ドライヤーで根元から乾かすのがおすすめです。

Q. ヘアオイルは、乾かす前と後のどちらにつければいいですか?

A. どちらにも意味があります。乾かす前につけると、ドライヤーの熱から守り、乾いたあとのまとまりがよくなります。乾かしたあとにつけると、表面のツヤと手触りが整います。細い髪の方は乾かす前だけ、太い髪や乾燥しやすい髪の方は両方、というように使い分けてみてください。

Q. 手触りを保つために、毎日は洗わないほうがいいですか?

A. 施術後48時間を過ぎたら、基本は毎日洗って問題ありません。汗や皮脂、スタイリング剤が残ったままだと、かえってべたつきやにおい、頭皮の不快感につながります。洗う回数を減らすより、ぬるま湯でやさしく洗い、ていねいにすすぎ、しっかり乾かすほうが、手触りを保ちやすくなります。

Q. 汗をかく仕事をしています。手触りを保つコツはありますか?

A. 汗で髪が湿ったまま時間がたつと、表面が乱れやすくなります。休憩のときにタオルで押さえて汗を取る、帰宅したら早めに洗って乾かす、の2つを意識してください。朝はセラムやクリームで表面を守っておくと、汗や湿気の影響を受けにくくなります。

Q. 縮毛矯正をしてから、毛先が乾燥してパサつくようになりました。

A. 毛先は、縮毛矯正の前から傷んでいることが多い部分です。仕上げ剤が落ちると、もともとの傷みが手触りに出てきます。洗い流さないトリートメントを毛先中心に重ね、週1回の集中ケアを続けてみてください。それでも気になる場合は、傷んだ毛先を少し切ると、全体の手触りが整いやすくなります。

Q. 縮毛矯正の直後から、ヘアオイルをつけてもいいですか?

A. 施術当日から、乾いた髪の毛先に少量つけることは問題ありません。ただし、つけた手で髪を何度も触ったり、耳にかけたりしないようにしましょう。施術後48時間は、髪を折り曲げない、結ばないことを優先してください。

Q. 縮毛矯正のあと、髪が重く感じるようになりました。

A. 洗い流さないトリートメントやオイルのつけすぎ、すすぎ残し、シリコンなどの残りが重なっていることがあります。つける量を半分に減らす、すすぎの時間を長くする、週1回ほどクレンジングシャンプーを使う、などを試してみてください。毛量が多く重く感じる場合は、カットで量を整える方法もあります。

Q. 手触りが落ちてきたら、何週間くらいでサロンに行けばいいですか?

A. 目安として、縮毛矯正から1〜2か月ほどで手触りが気になってきたら、トリートメントで整えるタイミングです。根元のクセが気になってくる3〜6か月ごろに、リタッチと合わせて相談する方も多くいます。

まとめ:サラサラ感を長持ちさせる7つのポイント

まとめ

縮毛矯正後のサラサラ感が1週間で消えやすい理由と、その対策を見てきました。最後に、大切なポイントを振り返ります。

  1. 仕上げ剤の種類を知る:直後のサラサラは仕上げのコーティングによるところが大きい。どんな仕上げ剤を使うのか、どのくらい持つかを施術前に聞いておく
  2. 施術後48時間を守る:濡らさない、結ばない、折り曲げない、汗をかかない
  3. 縮毛矯正後の髪に合うシャンプーとトリートメントを使う:やさしい洗浄成分、ていねいなすすぎ
  4. 集中ケアを習慣に:週1回のヘアパックで表面を補う
  5. 熱から守る:ドライヤーやアイロンの前に熱保護剤を
  6. 湿気対策をする:湿度の高い季節は、シリコン入りのミルクやセラムで表面を守る
  7. 信頼できるサロン・美容師を選ぶ:カウンセリングがていねいで、アフターケアの説明が具体的なところを

縮毛矯正は、正しく施術し、正しくケアすれば、まっすぐで扱いやすい髪を長く楽しめる施術です。サラサラ感が早く落ちてしまうと悩んでいる方は、この記事のケアを一つずつ試してみてください。そして、髪質や悩みを正直に相談できる美容師を見つけることが、手触りのよい髪への近道です。

arm’s hair(アームスヘアー)は、埼玉県所沢市狭山ケ丘、狭山ヶ丘駅 西口から徒歩5分の美容室です。スタッフ全員が美容歴10年以上で、縮毛矯正の前のカウンセリングをていねいに行っています。髪の状態によっては、当店オリジナルの髪質改善ケラチントリートメント(約120分・¥10,300)をご提案することもあります。くわしくは髪質改善のメニュー、料金はメニュー一覧、場所と営業時間はサロン情報をご覧ください。

※持ちや手触りは、髪質・これまでの施術の履歴・日々のケアによって異なります。頭皮や体調に不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

ご予約・ご相談はお気軽に

営業 10:00〜18:00(火曜・第3月曜 定休)/狭山ヶ丘駅 西口

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