【美容師ソフィーナレビュー】SOFINA iP スキンケアUV：乾燥肌と脂性肌向け日焼け止めの選び方と効果検証

2025年6月2日

夏の日差しが強くなるこれからの季節、お肌の紫外線対策は万全ですか？毎日のスキンケアルーティンの中で、日焼け止めは最も重要なステップの一つです。しかし、自分の肌質に合った日焼け止めを見つけるのは簡単ではありません。特に乾燥肌の方は保湿効果を、脂性肌の方はサラッとした使用感を求めるなど、ニーズは肌質によって大きく異なります。

そこで今回は、肌環境に合わせて選べるSOFINA iP（ソフィーナアイピー）のスキンケアUVに注目し、「01 乾燥しがちな肌」と「02 皮脂がでやすい肌」の2種類を徹底比較レビューします。それぞれの特徴や使用感、実際の効果について詳しく解説し、あなたの肌質に最適な選択をサポートします。

SOFINA iP スキンケアUVの基本情報と特徴

まずはSOFINA iP スキンケアUVの基本情報から確認していきましょう。このシリーズは花王が展開する高機能UVケアラインで、肌質や肌環境に合わせて選べる点が大きな特徴です。

製品概要

ブランド名: SOFINA iP（ソフィーナアイピー）
商品名: スキンケアUV
種類:
01 乾燥しがちな肌（SPF50+/PA++++）30g
02 皮脂がでやすい肌（SPF50+/PA+++）30mL
価格: 2,970円（税込）
発売日: 2023年4月1日
コンセプト: 「肌環境で選ぶUV」- 単なる日焼け止め効果だけでなく、肌環境に合わせたスキンケア効果も兼ね備えた多機能UV製品

製品ラインナップの特徴

01 乾燥しがちな肌（ブルーライン）

ジェルクリームタイプのテクスチャー
水分補給し続けるUV防御ベールで1日中潤いをキープ
角層とほぼ同じ厚さのUV防御ベールがたっぷりの水分を抱え込む設計
セラミドケア成分配合で乾燥から肌を守る
SPF50+/PA++++の高い紫外線防止効果

02 皮脂がでやすい肌（イエローライン）

サラッとした液体タイプのテクスチャー（よく振って使用）
皮脂に耐えるUV防御ベールで崩れにくい設計
過剰な皮脂を抱え込み広げず、UVカット膜を崩さない
さっぱりした使用感でありながら適度な潤いも維持
SPF50+/PA+++の高い紫外線防止効果

新しい日焼け止めの概念

従来の日焼け止めは「SPF値」と「PA値」だけで選ぶのが一般的でしたが、SOFINA iP スキンケアUVは「肌環境」という新しい視点を取り入れています。これは単に紫外線をカットするだけでなく、各肌質特有の課題（乾燥や過剰な皮脂など）にもアプローチする革新的な考え方です。

このコンセプトは「肌環境科学」を研究してきたソフィーナならではのアプローチで、日焼け止めの使用感の不満（乾燥する、ベタつく、崩れるなど）を解消することを目指しています。

01 乾燥しがちな肌向けスキンケアUVの詳細レビュー

乾燥肌や普通肌で乾燥が気になる方向けの「01 乾燥しがちな肌」について、テクスチャーや使用感、効果などを詳しくレビューしていきます。

テクスチャーと使用感

「01 乾燥しがちな肌」は、見た目も触感もジェルクリームのようなテクスチャーです。容器から出した際は白色のクリームジェルで、適量を手に取り顔に伸ばすと非常になめらかに広がります。

このなめらかな伸びの良さは特筆すべき点で、肌に塗布する際のストレスがほとんどありません。乾燥肌の方にとって、日焼け止めを塗る際の摩擦が肌への負担となることがありますが、このテクスチャーであればその心配はほとんどないでしょう。

伸ばした後はベタつきを感じさせない仕上がりでありながら、しっとりとした潤い感が続きます。これは「水分補給し続けるUV防御ベール」の効果で、塗布後も継続的に肌に潤いを与え続ける設計になっているためです。

化粧下地としての機能性

この製品は日焼け止めとしてだけでなく、化粧下地としても優れた機能を持っています。使用テストでは、この上にリキッドファンデーションを塗布しても非常に馴染みが良く、ムラになりにくいという結果が得られました。

特筆すべきは、ファンデーションの密着性です。適度な潤いのあるベースを作ることで、リキッドファンデーションがピタッと肌に密着し、化粧持ちの良さにも貢献しています。また、パウダーファンデーションを使用する場合でも、均一に付着しムラになりにくいという利点があります。

このように、メイクアップのベースとしても非常に優秀で、朝の忙しい時間にも日焼け止めと下地を一度に済ませられる利便性があります。

スキンケア効果

「01 乾燥しがちな肌」の最大の特徴は、単なる日焼け止めではなく、スキンケア効果も兼ね備えている点です。特にセラミドケア成分の配合は、乾燥肌の方にとって大きなメリットと言えるでしょう。

セラミドは肌の角層において、細胞間の隙間を埋める「セメント」のような役割を果たし、水分の蒸発を防ぎ外部からの刺激から肌を守る重要な成分です。日焼け止めは肌を乾燥させがちなため、セラミド配合は理にかなった処方と言えます。

また、日中の紫外線から肌を守りながら同時にスキンケアができるという点は、スキンケアの手間を省きたい忙しい現代人にとっても大きなメリットです。

使用シーンと季節適性

「01 乾燥しがちな肌」は、その特性から以下のようなシーンや季節での使用が特に適しています：

乾燥する季節（秋〜冬）: 空気が乾燥する季節は、このタイプの保湿効果が特に活きてきます。
エアコンの効いた室内: オフィスなど乾燥しやすい環境下での使用に適しています。
乾燥肌〜普通肌の方: 肌質的には乾燥肌の方はもちろん、普通肌で時々乾燥が気になる方にも適しています。
メイクをする日: 化粧下地としての機能も優れているため、メイクをする日の使用に適しています。

02 皮脂がでやすい肌向けスキンケアUVの詳細レビュー

続いて、脂性肌や混合肌の方向けの「02 皮脂がでやすい肌」について詳しく見ていきましょう。

テクスチャーと使用感

「02 皮脂がでやすい肌」は、サラッとした液体タイプのテクスチャーです。使用前によく振ってから適量を手に取ります。従来の液体タイプの日焼け止めによくある「こぼれやすさ」はありますが、その分軽やかな使用感が特徴です。

肌につけた直後は白さが目立ちますが、馴染ませていくにつれて肌の色に自然と溶け込み、透明感のある仕上がりになります。最大の特徴は、サラッとした使用感でありながら、従来の液体タイプの日焼け止めにありがちな「膜張り感」や「つっぱり感」が少ない点です。

これは「皮脂に耐えるUV防御ベール」の技術によるもので、過剰な皮脂を抱え込みながらも肌に負担をかけない設計になっています。結果として、さっぱりとした使用感でありながら、適度な潤いも維持できる仕上がりを実現しています。

皮脂コントロール効果

「02 皮脂がでやすい肌」の最大の特徴は、その優れた皮脂コントロール効果です。通常、脂性肌の方が日焼け止めを使用すると、日中の皮脂分泌とともに日焼け止めが崩れてしまうことが多いのですが、このタイプは「皮脂に耐えるUV防御ベール」によって、過剰な皮脂を抱え込み広げない設計になっています。

実際の使用感でも、日中の皮脂によるテカリが抑えられ、メイクの崩れも軽減される効果が感じられました。これは、紫外線防止効果を持続させながら、見た目の美しさも維持できるという画期的な機能です。

メイクとの相性

「02 皮脂がでやすい肌」は化粧下地としても優れた機能を持っています。リキッドファンデーションとの相性は特に良好で、皮脂コントロール効果によってファンデーションの崩れを防ぎ、長時間美しい仕上がりをキープします。

また、パウダーファンデーションとの組み合わせも良好で、サラッとした仕上がりがより引き立ちます。特に汗や皮脂で化粧崩れしやすい夏場のメイクには、強い味方となってくれるでしょう。

使用シーンと季節適性

「02 皮脂がでやすい肌」は、以下のようなシーンや季節での使用が特に適しています：

暑い季節（春〜夏）: 汗や皮脂の分泌が増える季節に特に効果を発揮します。
屋外活動: 汗をかきやすい屋外活動時にも崩れにくく適しています。
脂性肌〜混合肌の方: 皮脂分泌が多い方に特におすすめです。
長時間のメイク持ちが必要な日: 結婚式やイベントなど、長時間メイクを崩したくない場面に適しています。
旅行時: 気候や環境の変化に対応しやすく、メイク直しの手間を省けるため旅行に最適です。

両タイプの比較と使い分けポイント

SOFINA iP スキンケアUVの2種類を比較し、自分の肌質や状況に合わせた使い分けのポイントを解説します。

テクスチャーの違い

01 乾燥しがちな肌（ブルーライン）:

ジェルクリームタイプ
なめらかな伸びと馴染み
しっとりとした使用感
肌に潤いを与え続ける効果

02 皮脂がでやすい肌（イエローライン）:

液体タイプ（使用前によく振る）
軽やかな使用感と肌への密着性
サラッとした仕上がり
皮脂をコントロールする効果

UV防御レベルの違い

01 乾燥しがちな肌: SPF50+/PA++++
02 皮脂がでやすい肌: SPF50+/PA+++

SPF値はどちらも最高レベルの50+ですが、PA値は「01 乾燥しがちな肌」の方が「+」が一つ多く、UVA防御力がより高いことを示しています。ただし、日常的な紫外線対策としては、どちらも十分な防御レベルと言えるでしょう。

香りの違い

両製品とも微香性があり、「01 乾燥しがちな肌」の方が香りがやや強く感じられるという意見もあります。「02 皮脂がでやすい肌」は比較的穏やかな香りで、香りに敏感な方には「02」の方が使いやすい可能性があります。

実際の口コミ＆私的レビュー｜乾燥肌・脂性肌どちらが合う？

【実感レビュー】01乾燥しがちな肌を使ってみました

私は「乾燥肌寄りの普通肌」。冬や冷房でカサつきがちな頬が悩みです。
このUVは【ジェルクリーム系テクスチャー】で、クリームの密着感＆軽いジェルの伸び感が融合。

◎良い点

塗った瞬間びっくり。まるで薄いジェル保湿膜をつけたみたいに肌がうるおう！
ベタつかず“しっとり”でテカらずなのに、粉拭き・乾燥感ゼロ。
セラミドケアでスキンケアしながらUVカットできる安心感。
下地にも超優秀。リキッド・パウダーファンデどちらもムラにならない。
化粧の上に重ねてもヨレにくい。
香りもきつすぎず“デパコス的な高級感”。

△気になる点

通年使いたいが「真夏のメイク崩れ」は脂性肌向けのほうが無難。
保湿系下地にありがちな“ややもっちり感”が苦手な人は要注意。

【実感レビュー】02皮脂がでやすい肌を使った感想

脂性寄り～混合肌の方や「梅雨～真夏」向けに設計されたアイテム。
テクスチャーはさらさらリキッド状。よく振ってから出す「乳液タイプ」という印象。

◎良い点

手のひらでもスルッと広げやすく塗布直後は超サラッサラな肌感覚。まるでパウダー下地を纏ったよう。
油膜感・きしみ感が皆無。まくはり感もなぜかない！
白浮き・トーンアップしすぎず“元の素肌をきれいに魅せてくれる”自然な仕上がり。
リキッドファンデもパウダーファンデも「密着力」が上がる。
日中のメイク崩れ・テカリが大幅に軽減！本格的な夏UVケアの救世主。

△気になる点

振らないと液分離。忙しい朝は忘れやすい。
“取り出しに注意”しないとサラサラすぎて液だれしやすい。
冬場やほてり・敏感気味にはやや乾いた感じも。

ソフィーナ iP スキンケアUVの成分とこだわり

01乾燥しがちな肌
- セラミドケア成分配合
- 保湿持続成分
- 紫外線吸収剤・紫外線散乱剤のバランス配合
02皮脂がでやすい肌
- 皮脂吸着パウダー・皮脂コントロール成分配合
- オイルブロック機能
- ノンコメドジェニックテスト済み

ともに「SPF50+」「PA++++（01）/ PA+++（02）」の最高値設定で国内UVカット性能も抜群。単なるメイク下地ではなく「スキンケアとUV防御」の両立にこだわっているのが大きな特徴です。

どちらを選ぶ？肌質・季節・TPOで“賢く使い分け”

▼こんな時は「01乾燥しがちな肌」がおすすめ！

10代後半～30・40代以上「年齢乾燥」や乾燥・敏感肌の人
秋冬や春の花粉時期・冷房で粉吹きしやすい
朝メイク時の“もちもち感”や保湿感重視
メイク直しの時にパウダーとの相性がいいUV下地が欲しい

▼こんな時は「02皮脂がでやすい肌」がおすすめ！

20代～夏に脂っぽい・毛穴＆テカリ悩む人
通勤・通学で朝の仕上がりを“サラサラ長持ち”させたい
マスク蒸れや皮脂テカリ・昼の化粧崩れがとにかく嫌な人
朝薄塗りOKな人＆敏感だけどベタベタは苦手な方

特に「混合肌」の場合は顔のパーツ（Tゾーン＝02/頬や口元＝01）で使い分けるのもアリです！

実際の愛用者による口コミ・SNSの評判

良い口コミ例

「本当に乾燥しなくなった！メイクもちが格段にUP」
「脂性肌だけど、02はテカリを抑えてくれて夏でも崩れにくい」
「パウダーファンデと相性抜群の下地感。ツヤタイプのファンデでもドロドロにならない」
「軽いアトピー持ちでも刺激なく使えた」
「SPF50+なのに朝から夕方まで快適！ベタつかない」

気になる口コミ例

「サラサラ系（02）は手に出した時こぼれやすくて使いにくい」
「01のしっとりタイプは真夏はちょっと重く感じた」
「どちらも匂いはややあるので、無香料好きは好み分かれるかも」
「ドラストの在庫が薄く、探しにくい時もあった」

よくある質問Q＆A

顔以外にも使えますか？: どちらも顔向けの設計ですが、首やデコルテにも使用可能。
全身には広げにくいので、ボディは大容量タイプが◎。
石けんで落ちますか？: クレンジング推奨ですが、落としやすい処方。
特に02はさらさら系なので洗顔料で落とせる場合も。
メイク落ち・化粧ヨレはどう？: どちらも下地機能つきなので化粧ノリ・もちがいいです。
ヨレや崩れも軽減傾向。朝から夕方まで持ちやすい印象。
リニューアル前と何が違うの？: 成分やボトルを改良、より「なじみ」と「美肌見せ力」がアップ。
旧品愛用者でも違和感なく切り替え可能。

類似UV・ドラコス/デパコス比較

ドラッグストア価格帯（ドラコス）
- セザンヌ、キュレル、アリィー、ビオレなどと比較して「保湿力の高さ」「なめらか密着感」は1歩上を行く
- プチプラ系との差別ポイントは“肌環境ごとに選べる”設計
デパコス・専門系
- クレ・ド・ポーボーテやランコムなど1万円近い下地と比べて「コスパの良さ」が高評価
- 仕上がりの上品さや長時間の肌負担軽減もそん色なし