美容院でのヘアカットの際に、多くの方が目にする道具の一つに「すきバサミ」があります。髪の量を調整するために使用されるこのすきバサミですが、使用する美容師の技術に対する評価が分かれることがあります。今回は、すきバサミを使う美容師が本当に上手なのか、それとも下手なのかについて、詳しく解説していきます。
まず、すきバサミとは何かについて簡単に説明します。すきバサミは、髪の量を減らすために使用される特殊なハサミです。普通のハサミとは異なり、刃の一方に細かいギザギザがあり、これによって髪を均等にすくことができます。この道具を使用することで、髪全体のボリュームを調整し、軽やかなスタイルを作り出すことができます。
すきバサミを使う美容師が上手な理由
すきバサミを上手に使いこなす美容師は、以下のような点で優れた技術を持っています。
繊細な技術が要求される
すきバサミの使用には、非常に繊細な技術が必要です。少しのミスでも仕上がりに大きな影響を与えるため、経験と熟練が求められます。上手な美容師は、髪の質や量、そしてお客様の希望に応じて適切にすきバサミを使いこなします。
髪型の仕上がりをコントロールできる
すきバサミを使うことで、髪全体のバランスを整え、自然なボリューム感を作り出すことができます。上手な美容師は、すきバサミを使って細部までコントロールし、お客様の希望通りのスタイルを提供します。
すきバサミを使う美容師が下手だと思われる理由
一方で、すきバサミを使う美容師が下手だと思われることもあります。その主な理由を見ていきましょう。
手抜き感が出る
すきバサミは時短になる道具として、美容師にとって便利なアイテムです。しかし、お客様からすると、手作業で丁寧に毛量調整をする方が「特別感」が出るため、すきバサミの使用が手抜きと感じられることがあります。
回転率が高いサロンでの使用
回転率が高いサロンでは、1人あたりのお客様にかける時間が短いため、すきバサミを使用することが多いです。これにより、対応するお客様の数を増やし、単価を低く設定することが可能になります。しかし、このようなサロンでのすきバサミの使用が、美容師の技術が低いという誤解を生むことがあります。
すきバサミの使い方が上手な美容師の特徴
上手な美容師は、すきバサミを適切に使いこなし、お客様の希望に合わせた髪型に仕上げることができます。すきバサミを使うか使わないかは、美容師の技量を直接判断する材料にはなりません。重要なのは、最終的な仕上がりです。
髪質に応じた使い分け
上手な美容師は、お客様の髪質に応じてすきバサミを使い分けます。例えば、硬い髪や多い髪にはすきバサミを効果的に使ってボリュームを減らし、柔らかい髪や少ない髪には控えめに使用します。
希望に応じたスタイルの提案
お客様の希望するスタイルに合わせて、すきバサミを使ったり使わなかったりする判断が求められます。上手な美容師は、お客様とのコミュニケーションを大切にし、希望に応じたスタイルを提供します。
すきバサミを使わないでほしい場合の対処法
もし、すきバサミで髪をすいてほしくない場合は、美容師にその旨を伝えることが大切です。以下のように具体的な理由を伝えると良いでしょう。
毛先がパサパサになるのを防ぎたい
すきバサミで髪をすくことで、毛先がパサパサになりやすくなることがあります。そのため、毛先を健康に保ちたい場合は、美容師にすきバサミを使わないように依頼しましょう。
ボリュームを維持したい
特に軟毛の方や髪のボリュームを維持したい方は、すきバサミを使うことでボリュームが減ってしまうことを避けたいでしょう。美容師にその旨を伝えることで、他の方法で毛量調整を行ってもらえます。
arms hairでは、すきバサミだけでなく乾かすだけでまとまる特殊なカットをしています。
調整カットのみでも効果があります。
まとめ
すきバサミを使う美容師が上手か下手かを判断するのは、ヘアカット後の仕上がりを見てからでなければわかりません。すきバサミを使うことで時短になる反面、手抜きと感じられることもありますが、上手な美容師はお客様の希望に沿った仕上がりを提供してくれます。髪をすいてほしくない場合は、美容師にその旨を伝えることが大切です。
このページが、すきバサミを使う美容師についての疑問を解消し、適切な美容師選びの参考になれば幸いです。