▶︎悩みを解決する美容師の無料動画

枝毛の原因と対策|パサパサ髪を防ぐケアと、できた枝毛の切り方

結論からお伝えします。枝毛とは、毛先のキューティクルが剥がれ、内側のコルテックスが縦に裂けてしまった状態です。一度裂けた枝毛は、ケアで元の1本に戻すことはできません。そのため、対策は「できてしまった枝毛は、裂け目より上でカットして取り除く」と「これ以上増やさないように、乾燥・熱・摩擦・紫外線・薬剤のダメージを減らす」の2本立てで考えます。毛先のパサパサは、枝毛の一歩手前のサインです。

この記事では、arm’s hair(アームスヘアー)の店長として20年以上、毛先の傷みのお悩みに向き合ってきた立場から、枝毛ができる仕組みと原因、パサパサ髪のチェック方法、今日からできる予防ケア、できてしまった枝毛の処理の仕方、美容院でできるケアまでを順番にまとめます。

目次

枝毛とは?髪の構造と、毛先が裂ける仕組み

枝毛ができた毛先のイメージ

髪は、主に3つの層でできています。

層 場所 特徴
キューティクル いちばん外側 硬く丈夫な層で、内側のコルテックスを守っている
コルテックス 中間 一般に髪の約85〜90%を占め、タンパク質と水分を多く含む。髪の色や太さを決める
メデュラ 中心 髪の芯で、内部の構造を支える

キューティクルが剥がれると、コルテックスのタンパク質や水分が流れ出て、髪の内部がもろくなります。もろくなったコルテックスは、繊維の方向に沿って縦に裂けやすくなります。こうして毛先が二股、三股に分かれたものが枝毛です。

毛先は、根元から伸びてきた年月のぶん、紫外線やドライヤーの熱、ブラッシングの摩擦、カラーの薬剤などを長く受け続けてきた部分です。そのため、枝毛は毛先に多くできます。髪は生きた細胞ではないので、自分で元に戻る力がありません。だからこそ、予防が大切になります。

枝毛の種類と、パサパサ髪との関係

パサついた毛先を気にする女性

枝毛には、裂け方によっていくつかの形があります。一般によく見られるものをまとめます。

形 見た目 傷みの目安
二股 毛先がY字のように2本に分かれる 枝毛の中でもよく見られる形
三股以上 毛先がほうきのように何本にも分かれる 傷みがかなり進んでいる
途中で裂ける 毛先ではなく、途中に穴があいたように裂ける 内部が広い範囲でもろくなっている
白い点がある 毛の途中に小さな白い点が見える 裂けたり切れたりする前ぶれのことがある

枝毛が見つかるときは、その周りの髪もパサついていることがほとんどです。パサパサした毛先は、キューティクルが傷んで水分を保てなくなっている状態で、そのまま放っておくと枝毛に進みやすくなります。

パサパサ・枝毛のセルフチェック

  • 毛先を指でつまむと、ざらざらする、引っかかる
  • 毛先だけ色が明るく、ツヤがない
  • 乾かしても毛先がまとまらず、広がる
  • ブラシやくしが毛先で引っかかる
  • 毛先を明るい場所で見ると、白っぽく見える
  • 毛先を数本取って見ると、裂けているものがある

3つ以上当てはまる場合は、毛先の傷みが進んでいる可能性があります。

枝毛ができる6つの原因

髪のダメージの原因を考えるイメージ

「枝毛ができるのは、髪の栄養が足りないから?」と聞かれることがありますが、それだけではありません。枝毛は、日々の生活やヘアケアの中で髪が受けたダメージが積み重なって、毛先に表れたものです。

原因1:カラーやパーマ、ブリーチ

ヘアカラーの薬剤は、髪の内部のメラニン色素を分解して色を変えます。この過程でキューティクルが開いたり剥がれたりして、内部のタンパク質が流れ出しやすくなります。ブリーチは、さらに強くキューティクルを開いて作用します。

パーマや縮毛矯正は、髪の内部の結合を一度切り、新しい形でつなぎ直すことでウェーブやストレートを作ります。この切断とつなぎ直しの過程も、髪にとって大きな負担です。施術を短い間隔で繰り返すと、内部がもろくなり、枝毛の温床になります。

原因2:濡れた髪の放置と自然乾燥

お風呂上がりの濡れた髪は、キューティクルが開いた状態です。自然乾燥のまま放っておくと、内部の水分やタンパク質が流れ出しやすくなり、乾燥が進みます。濡れたまま寝ると、枕との摩擦でキューティクルが剥がれる原因にもなります。

原因3:ドライヤーやアイロンの熱

ドライヤーは髪を乾かすために欠かせない道具ですが、使い方によっては枝毛を増やす原因になります。

  • 近い距離から熱風を当てると、髪の水分が急に蒸発して乾燥が進む
  • 同じ場所に熱風を当て続けると、タンパク質が変性して傷む
  • アイロンやコテの高温を、毎日同じ毛先に当て続ける

原因4:紫外線

日焼け止めを塗るのは、肌だけではありません。紫外線は、キューティクルを覆う脂質を失わせ、髪の内部のタンパク質にも影響を与えます。その結果、乾燥やパサつき、枝毛につながります。

原因5:ブラッシングとこすれ

絡まった髪を無理にとかすと、髪が引っぱられてキューティクルが剥がれたり、切れたりします。硬いブラシは、髪や頭皮を傷つけやすくなります。肩や襟、マフラー、バッグのストラップとのこすれも、毛先の傷みの原因です。

原因6:もともとの髪質(細く柔らかい髪)

細く柔らかい「軟毛」は、枝毛や切れ毛ができやすい傾向があります。一般に、軟毛はコルテックスの密度が低く、キューティクルも薄いため、ダメージを受けやすいと言われています。軟毛の方は、ほかの方よりも少していねいなケアを意識すると安心です。

原因 毛先に起こること 見直したいこと
カラー・パーマ・ブリーチ キューティクルが剥がれ、内部が流れ出す 施術の間隔をあける(目安として2〜3か月)。施術後の集中ケア
自然乾燥・濡れたまま寝る 水分が抜け、摩擦で表面が剥がれる お風呂上がりにすぐ乾かす
熱 タンパク質の変性、急な乾燥 ドライヤーは20〜30cmほど離し、細かく動かす
紫外線 表面の脂質が失われ、乾燥が進む 帽子や日傘、UVカットのヘアケア用品
ブラッシング・摩擦 引っぱられて裂ける、剥がれる 毛先からほどく。柔らかいブラシを使う
細く柔らかい髪質 少しの負担でも傷みやすい 保湿と摩擦対策をていねいに

今日からできる枝毛予防のヘアケア

毛先をケアするイメージ

原因がわかったら、毎日のケアを見直していきましょう。

シャンプーとトリートメントの選び方・使い方

  • シャンプー:アミノ酸系など、洗浄力がおだやかなものを選びます。頭皮に必要な皮脂を取りすぎず、やさしく洗えます。
  • トリートメント:保湿成分やダメージケア成分を含むものを選び、毛先を中心につけます。

使い方の手順です。

  1. シャンプー前に、ブラッシングで絡まりをほどき、ほこりを落とす
  2. ぬるま湯で髪と頭皮をしっかり予洗いする
  3. シャンプーを泡立て、頭皮をマッサージするように洗う
  4. よくすすいだら、トリートメントを毛先中心につける
  5. 数分置いてから、ていねいに流す

洗い流さないトリートメントで毛先を守る

お風呂上がりの濡れた髪は、乾燥しやすく傷みやすい状態です。洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)は、髪の表面を保護し、乾燥や摩擦、ドライヤーの熱から守ってくれます。

タイプ 仕上がりの傾向 向いている髪
オイル ツヤが出て、しっとりまとまる 毛先のパサつきが強い、硬めの髪
ミルク 潤いを与え、しっとりさらさらに 乾燥しやすい髪、広がりやすい髪
ミスト 潤いを与え、軽く仕上がる 細い髪、ベタつきが苦手な方

使い方は、タオルドライのあと、適量を手のひらに広げて毛先中心になじませ、手ぐしで全体に通してから乾かします。

ドライヤーの当て方

  • お風呂上がりは、タオルでやさしく水分を拭き取り、すぐに乾かす
  • ドライヤーは髪から20〜30cmほど離す
  • 根元から毛先に向かって、細かく動かしながら乾かす
  • 毛先は乾きやすいので、最後に軽く当てる程度に
  • 温風と冷風を切り替え、髪に熱がこもらないようにする

ブラッシングの工夫

  • ブラッシングの前に、ヘアオイルなどで髪のすべりをよくする
  • 目の粗いくしで、毛先から少しずつほどく
  • 濡れた状態でのブラッシングは避ける
  • 豚毛や猪毛など、動物毛の柔らかいブラシは静電気が起きにくく、髪にやさしい

紫外線と摩擦から守る

  • 日差しの強い日は、帽子や日傘を使う
  • UVカット効果のあるヘアスプレーやトリートメントを使う
  • 海やプールのあとは、よく洗い流して保湿する
  • 枕カバーをシルクなど、すべりのよい素材に変える

内側からのケアと頭皮のこと

すこやかな髪のイメージ

髪のコンディションは、外からのケアだけでなく、毎日の生活とも関わっています。

  • 睡眠:睡眠不足が続くと、生活のリズムが乱れやすくなります。
  • 食事:髪の主成分はタンパク質です。タンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよくとることを心がけましょう。
  • ストレス:一般に、ストレスは体の巡りに影響すると言われています。

頭皮のケアとしては、シャンプーのときに指の腹でやさしくマッサージするように洗うのがおすすめです。ただし、すでに伸びている毛先の枝毛は、生活習慣を整えても元には戻りません。生活習慣は「これから伸びてくる髪」のためのもの、と考えてください。

できてしまった枝毛の対処法

毛先を整えるイメージ

枝毛は、元には戻らない

一度裂けた枝毛は、トリートメントやオイルでくっつくことはありません。裂けた部分を残しておくと、そこから上に向かって裂け目が広がっていくこともあります。

トリートメントとオイルで目立たなくする

トリートメントやヘアオイルは、毛先をコーティングして手ざわりを整え、枝毛を目立ちにくくしてくれます。ツヤが出ることで、髪全体がすこやかに見えます。あくまで「見え方を整えて、これ以上傷みを進めないためのケア」と考えましょう。

セルフカットのコツと注意点

自分で枝毛を処理する場合は、次の点に気をつけてください。

  • 裂けている部分だけでなく、その少し上で切る(一般に、裂け目より5cmほど上が目安と言われます)
  • 髪に対して垂直にハサミを入れ、断面を小さくする
  • 斜めに切ると断面が大きくなり、そこから再び裂けやすくなる
  • 切れ味のよい、髪用のハサミを使う(文房具のハサミは断面がつぶれやすい)
  • 毛先をつまんで1本ずつ探すのに夢中になり、髪を何度も引っぱらない

セルフカットは、数本の目立つ枝毛を処理する程度にとどめ、全体の毛先が傷んでいる場合は美容室で整えるのがおすすめです。

美容室での定期的なカット

枝毛を防ぎ、毛先をきれいに保つには、サロンで定期的にカットするのがいちばん確実です。髪が長くなるほど毛先が受けてきたダメージは多くなるので、こまめに整えることで、すこやかな状態を保ちやすくなります。

毛先の状態別|どこまで自分で、どこから美容室か

枝毛やパサつきは、程度によって自宅のケアで様子を見られる段階と、美容室で整えたほうがよい段階があります。判断の目安をまとめます。

毛先の状態 目安 おすすめの対処
少しパサつくが、裂けた毛は見当たらない 枝毛の手前の段階 洗い流さないトリートメントと乾かし方の見直しで様子を見る
数本だけ枝毛が見つかる 傷みが始まっている 裂け目より上で切る。毎日の保湿を続ける
毛先をつまむと、枝毛があちこちにある 毛先全体が傷んでいる 美容室で毛先を整え、サロントリートメントを検討
途中で裂けた毛や、短い切れ毛も混ざる 内部が広い範囲でもろくなっている 美容室で状態を見てもらい、カットと施術の間隔を相談
毛先がチリチリして、くしが通らない 熱や薬剤のダメージが重なっている アイロンや施術を控え、美容室で傷んだ部分の整え方を相談

自分で切れる範囲を超えたら、無理をせずに美容室に相談してください。傷んだ部分を少しずつ整えながら、長さとまとまりの両方を考えていくことができます。

美容院でできる、枝毛とパサつきのケア

美容院でのケアのイメージ

自分でできるケアだけでは追いつかないと感じたら、美容院でのケアを組み合わせましょう。美容師は、髪の状態と傷みの原因を見ながら、合う方法を提案します。

トリートメント

美容院では、髪の悩みに合わせたトリートメントを選べます。カラーやパーマで傷んだ髪にハリとコシを与えるもの、乾燥した髪に潤いを与えるものなど、目的によって使い分けます。頭皮の巡りを整えるヘッドスパを組み合わせる方法もあります。

カット

枝毛になった毛先は、カットで取り除くのがいちばん確実です。傷んだ部分を切るだけでなく、毛先に負担がかかりにくい長さや形を相談するのもおすすめです。

ダメージを抑えたカラー・パーマ

カラーは、伸びた根元だけを染めるリタッチにすると、毛先に薬剤が重なるのを避けられます。髪や頭皮にやさしい薬剤を選ぶ、パーマの方法を髪の状態に合わせて選ぶ、といった工夫もできます。施術のあとは、美容師にすすめられたトリートメントで集中ケアを行いましょう。

メニュー 時間の目安 料金 向いている状態
カット ― ¥3,000 枝毛になった毛先を取り除きたい
トリートメント 約15分 ¥3,000 まずは手ざわりとパサつきを整えたい
プレミアムトリートメント 約30分 ¥5,000(ホームケア付き) サロンと自宅で続けてケアしたい
髪質改善ケラチントリートメント 約120分 ¥10,300(当店オリジナル) パサつき・広がり・ごわつきをまとめて相談したい
リタッチカラー ― ¥4,600 毛先に薬剤を重ねずに根元を染めたい

髪質改善メニューの内容は髪質改善メニューに、通う頻度の目安は髪質改善の頻度の記事にまとめています。カラーの種類はカラーメニューもご覧ください。

カラーやパーマを楽しむ方の、施術前後の枝毛予防

おしゃれを楽しみながら枝毛を増やさないためには、施術そのものの選び方と、前後のケアが大切です。

施術前にしておきたいこと

  • これまでのカラー、ブリーチ、パーマ、縮毛矯正の時期と範囲を美容師に伝える
  • 毛先のパサつきや枝毛が気になることを、先に伝えておく
  • 前回の施術から、目安として2〜3か月はあける
  • 施術の直前に、アイロンで毛先に強い熱を当てない

施術当日に相談したいこと

  • 毛先に薬剤を重ねない方法(根元のリタッチなど)が選べるか
  • 髪へのダメージを抑えるケア剤を一緒に使えるか
  • 傷んだ毛先を、施術と一緒に整えるかどうか

施術後のケア

  • 施術当日から数日は、特にやさしく洗い、すぐに乾かす
  • 美容師にすすめられたトリートメントで集中ケアをする
  • カラーやパーマをした髪向けのシャンプー・トリートメントを使う
  • 紫外線の強い日は、帽子や日傘で毛先を守る

美容室で毛先を整えるときの頼み方

「枝毛は切りたいけれど、長さはあまり変えたくない」というご相談はよくあります。伝え方のポイントをまとめます。

伝えたいこと 伝え方の例
長さの希望 「長さはできるだけ残したい」「ここまでなら切っても大丈夫」と、具体的な位置で伝える
傷みの気になる場所 「毛先の表面がパサつく」「内側に枝毛が多い」など、気になる場所を伝える
仕上がりの好み 「毛先に厚みを残したい」「軽くまとまるようにしたい」
今後の予定 「伸ばしたい」「次はカラーをしたい」など、これからの予定

傷みの範囲によっては、一度に全部を切らず、数回に分けて少しずつ整える方法もあります。毛先に厚みを残すと、枝毛やパサつきが目立ちにくく、まとまりのある印象になります。

乾かす時間を短くして、熱の負担を減らすコツ

ドライヤーの熱による負担を減らすには、乾かす時間そのものを短くするのも効果的な考え方です。

  • タオルで頭皮を包み、指の腹でおさえるように水気をしっかり取る
  • 毛先はタオルではさんで、ぽんぽんとおさえる(こすらない)
  • 根元から先に乾かす。根元が乾けば、毛先は短い時間で乾く
  • 髪を持ち上げ、根元に風を通すように当てる
  • 毛先は、最後に風量を弱めて軽く当てる程度にする

長い髪の方は、タオルドライの時間をていねいにとるだけでも、ドライヤーの時間が短くなります。

枝毛と切れ毛の違い

枝毛と切れ毛を見比べるイメージ

枝毛とよく似たトラブルに、切れ毛があります。原因と対策が少し違うので、区別しておきましょう。

比べるポイント 枝毛 切れ毛
状態 毛先が縦に裂けている 髪が途中で切れている
起こる場所 主に毛先 髪の途中、どこでも
起こりやすい原因 乾燥やダメージの積み重ね ブラッシングや摩擦、アイロン、強く引っぱるアレンジなど
見た目の影響 毛先がばらつき、パサついて見える 短い毛が飛び出し、まとまりが悪くなる

切れ毛の対策としては、ブラッシングをやさしく行う、ヘアアイロンやコテを使いすぎない、髪を強く引っぱるアレンジを避ける、といったことがあげられます。

外出前にできる、パサパサ毛先の応急ケア

「今日は時間がないけれど、毛先のパサつきが気になる」というときの、手早い整え方です。

  1. 毛先を霧吹きで軽く湿らせる(全体を濡らす必要はありません)
  2. ミルクタイプのアウトバストリートメントを、毛先にもみ込む
  3. ドライヤーで、上から下に向かって風を当てながら乾かす
  4. 手のひらにオイルを1〜2滴のばし、毛先を包むようになじませる
  5. 表面のはね毛は、手のひらに残ったオイルで軽くなでる

パサついた毛先にいきなりオイルだけをつけると、表面だけがベタついて、中はパサついたままになりがちです。先に水分とミルクで潤いを入れてから、オイルでふたをするのがコツです。

ヘアアイロン・コテを毎日使う方の枝毛対策

アイロンやコテは、毛先に熱が集中しやすい道具です。毎日使う方は、次の点を見直してみてください。

見直したい点 枝毛につながりやすい使い方 おすすめの使い方
髪の状態 半乾きのまま当てる 根元から毛先までしっかり乾かしてから
温度 高温で一気に仕上げる 必要な分だけの温度にとどめる
当てる時間 毛先で止めて長く当てる 毛先はすっと抜ける程度に
回数 同じ毛束に何度もすべらせる 毛束を薄く取り、少ない回数で
前のケア 何もつけずに当てる 熱から守るアウトバストリートメントをつける

特に毛先は、根元より長くダメージを受けてきた部分なので、根元と同じ温度・時間で当てると傷みが進みやすくなります。巻くときは、毛先から巻き込むより、中間から巻いて毛先は最後に軽く通す方法が負担を抑えやすいです。

長さ・髪型別に見る、枝毛のできやすさ

長さ・髪型 枝毛のできやすさの傾向 意識したいこと
ショート 毛先が短い期間で切り替わるため、比較的できにくい 襟足やもみあげの乾燥に注意
ボブ 肩に当たらない長さなら、摩擦は少なめ 毛先のアイロンの当てすぎに注意
ミディアム 肩に当たってはね、こすれやすい 肩や襟との摩擦、毛先の保湿
ロング 毛先が長い年月ダメージを受け続け、できやすい こまめに毛先を整え、毛先中心の保湿を続ける
ハイトーン・ブリーチ毛 キューティクルが傷みやすく、できやすい 施術の間隔と、施術後の集中ケア

ロングヘアの毛先は、伸ばしてきた年月のぶん、紫外線や熱、摩擦を受け続けてきた部分です。ロングを楽しみたい方ほど、定期的に毛先を整えることが、きれいな長さを保つ近道になります。

枝毛を増やさない1週間のケア例

毎日すべてを完璧にこなす必要はありません。続けやすい形の一例をご紹介します。

タイミング ケアの内容
毎日(お風呂) シャンプー前のブラッシング、ぬるま湯での予洗い、毛先中心のトリートメント
毎日(お風呂上がり) タオルでおさえて水気を取る、洗い流さないトリートメント、すぐに乾かす
毎日(外出時) 日差しの強い日は帽子や日傘、毛先にオイルを少量
週に1〜2回 ヘアマスクでの集中保湿
寝る前 髪をしっかり乾かす。すべりのよい枕カバー
1〜3か月ごと 美容室で毛先を整える。必要に応じてサロントリートメント

ヘアケア用品を選ぶときのチェックポイント

シャンプーやトリートメントは種類が多く、迷いやすいものです。枝毛やパサつきが気になる方が確認したい点をまとめます。

  • 洗浄力がおだやかなシャンプーか(アミノ酸系などの表記)
  • トリートメントに保湿成分が含まれているか
  • 洗い流さないトリートメントは、自分の髪の太さに合うタイプ(オイル・ミルク・ミスト)か
  • 香りや使い心地が、毎日続けられるものか
  • 紫外線が気になる季節は、UVカットの表記があるか

商品を使うときは、パッケージの使用方法をよく読み、髪や頭皮に合わないと感じたら使用を中止してください。迷ったときは、美容室で髪の状態を見ながら相談するのも一つの方法です。

枝毛ケアでよくある失敗

よくある失敗 起こりやすい理由 代わりにできること
枝毛を手で裂いてしまう 裂け目が上に広がり、傷みが進む 手で裂かず、ハサミで裂け目より上を切る
毛先だけ何度もアイロンを当てる 傷んだ毛先にさらに熱が重なる 温度を下げ、当てる回数を減らす
トリートメントで元に戻ったと思い込む 手ざわりが整っても裂け目は残っている 目立つ枝毛はカットで取り除く
長さを残したくて切らずに伸ばす 裂け目が広がり、結局多く切ることになる 少しずつ整えながら伸ばす
毎回全体をカラーする 毛先に薬剤が重なり続ける 根元のリタッチを中心にする

よくある質問(Q&A)

Q. 枝毛はトリートメントでくっつきますか?

A. 一度裂けた枝毛が、トリートメントでくっつくことはありません。トリートメントは、手ざわりを整えて目立ちにくくし、これ以上傷みが進まないよう守るためのケアです。目立つ枝毛は、カットで取り除くのが確実です。

Q. 枝毛はどのくらい上で切ればいいですか?

A. 一般に、裂けている部分より5cmほど上で切ると言われます。裂け目のすぐ下で切ると、残った部分にも見えない傷みがあり、また裂けやすくなるためです。毛先全体が傷んでいる場合は、美容室で整えるのがおすすめです。

Q. カラーやパーマはどのくらいの間隔をあければよいですか?

A. 髪の状態や施術の内容によりますが、目安として2〜3か月はあけると、髪への負担を抑えやすくなります。根元が気になる場合は、リタッチで根元だけを染める方法もあります。

Q. 自然乾燥のほうが髪にやさしいのではないですか?

A. 濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので、自然乾燥で長く濡れたままにしておくほうが、水分やタンパク質が流れ出しやすくなります。濡れたまま寝ると摩擦も加わります。お風呂上がりは、なるべく早く乾かしましょう。

Q. 枝毛を見つけると、つい手で裂いてしまいます。

A. 手で裂くと、裂け目が髪の上のほうまで広がり、傷みが進んでしまいます。気になったら、手で触らずにハサミで切るか、次の美容室でまとめて整えてもらいましょう。

Q. 細い髪は、枝毛ができやすいのですか?

A. 一般に、細く柔らかい髪はキューティクルが薄く、ダメージを受けやすい傾向があります。乾かし方、ブラッシング、摩擦対策をていねいに続けることが大切です。

Q. 髪を伸ばしたいのですが、枝毛を切らないといけませんか?

A. 伸ばしたいときこそ、傷んだ毛先を少しずつ整えるのがおすすめです。枝毛を残したまま伸ばすと、裂け目が上に広がって、結果的に多く切ることになりやすいからです。長さを大きく変えずに整える方法をご相談ください。伸ばしたあとのスタイルはロングヘアのページも参考になります。

Q. 毎日ヘアオイルをつけていれば、枝毛は防げますか?

A. オイルは毛先を保護し、乾燥や摩擦を和らげる助けになりますが、それだけで枝毛をなくすことはできません。乾かし方、熱の当て方、施術の間隔などとあわせて見直すことが大切です。つけすぎるとベタつくので、少量から試してください。

Q. 縮毛矯正をしている髪にも枝毛はできますか?

A. できます。縮毛矯正は薬剤と熱を使う施術なので、毛先に何度も重なると傷みやすくなります。伸びた根元だけをかける方法や、毛先の保湿をていねいに続けることで、負担を抑えやすくなります。毛先にアイロンを当てる回数を減らすことも大切です。

Q. 枝毛が多いと、カラーの色はきれいに入りませんか?

A. 傷んだ毛先は色素を保ちにくく、色が抜けやすかったり、毛先だけ明るく見えたりすることがあります。カラーの前に傷んだ毛先を整えておくと、全体の色がそろって見えやすくなります。

まとめ:枝毛は「切って取り除く」と「増やさない」の両輪で

  • 枝毛は、キューティクルが剥がれ、コルテックスが縦に裂けた状態
  • 一度裂けた枝毛は元に戻らない。目立つものは、裂け目より上でカットする
  • 原因は、カラー・パーマ、自然乾燥、熱、紫外線、摩擦、細く柔らかい髪質
  • 毎日のケアは、やさしいシャンプー、洗い流さないトリートメント、すぐ乾かすこと、やさしいブラッシング
  • 毛先のパサパサは枝毛の一歩手前のサイン。早めのケアと定期的なカットを
  • 自分のケアで追いつかないときは、美容院のトリートメントやカットを組み合わせる

美しい髪は、一日で手に入るものではありません。今日からできることを一つずつ続けることが、枝毛の少ない、まとまりのある毛先への近道です。

arm’s hair(アームスヘアー)は、埼玉県所沢市狭山ケ丘、狭山ヶ丘駅 西口から徒歩5分の美容室です。スタッフ全員が美容歴10年以上で、毛先の傷みやパサつきのご相談もお受けしています。メニューと料金は料金メニュー、お悩み別のご案内はお悩み別メニューをご覧ください。

※髪の状態や施術の履歴によって、合うケアは異なります。

ご予約・ご相談はお気軽に

営業 10:00〜18:00(火曜・第3月曜 定休)/狭山ヶ丘駅 西口

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次